TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024094708
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-10
出願番号2022211427
出願日2022-12-28
発明の名称運転者監視システム
出願人矢崎総業株式会社
代理人弁理士法人虎ノ門知的財産事務所
主分類G06T 7/00 20170101AFI20240703BHJP(計算;計数)
要約【課題】運転者が異常状態か否かの判定精度を向上させることができる運転者監視システムを提供する。
【解決手段】運転者監視システム1は、カメラ2により取得された監視画像Iに基づいて運転者の状態を判定する運転者状態判定部10を備える。運転者状態判定部10は、監視画像Iにおける運転者の顔向きの変化に基づいて、予備動作を行った状態であるか否かを判定する処理を行う。また、運転者状態判定部10は、監視画像Iにおける運転者の顔位置の変化量に基づいて、運転者が報知対象状態であるか否かを判定する処理を行う。そして、運転者状態判定部10は、運転者が予備動作を行った状態であるか否かの判定結果、及び、運転者が報知対象状態であるか否かの判定結果に基づいて、運転者が異常状態にあるか否かを判定する処理を行う。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両の運転者の顔の画像を含む監視画像に基づいて前記運転者の状態を判定する運転者状態判定部と、
前記運転者状態判定部による判定結果に応じて、前記運転者に対して報知を行う報知部と、を備え、
前記運転者状態判定部は、
前記監視画像における前記運転者の顔向きの変化に基づいて、前記運転者が予め定められた動作を行う前の予備動作を行った状態であるか否かを判定する処理、
前記監視画像における前記運転者の顔位置の変化量に基づいて、前記運転者が正常な状態と異なる報知対象状態であるか否かを判定する処理、及び、
前記運転者が前記予備動作を行った状態であるか否かの判定結果、及び、前記運転者が前記報知対象状態であるか否かの判定結果に基づいて、前記運転者が異常状態にあるか否かを判定する処理を実行可能である
ことを特徴とする運転者監視システム。
続きを表示(約 420 文字)【請求項2】
前記運転者状態判定部は、
前記運転者が前記予備動作を行った状態でないと判定し、かつ前記運転者が前記報知対象状態であると判定した場合、前記運転者が異常状態にあると判定し、
前記報知部は、
前記運転者状態判定部によって前記運転者が異常状態にあると判定された場合、前記報知として、前記運転者に対して状態確認を行う
請求項1に記載の運転者監視システム。
【請求項3】
前記運転者状態判定部は、
前記運転者が前記予備動作を行った状態であると判定し、かつ前記運転者が前記報知対象状態であると判定した場合、前記運転者が異常状態とは異なる動作状態にあると判定し、
前記報知部は、
前記運転者状態判定部によって前記運転者が異常状態とは異なる動作状態にあると判定された場合、前記報知として、前記運転者に対して注意または警告を行う
請求項1に記載の運転者監視システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、運転者監視システムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、運転者監視システムとして、例えば、特許文献1には、運転者の状態と、車両の運転状況を判定し、危険レベルと判定された場合、運転者に注意喚起を行う車両警報システムが開示されている。
【0003】
また、国交省により提示された「ドライバー異常自動検知システム基本設計書」において、運転者の正常な状態を基準として、当該運転者の顔位置の変化で運転者の状態を判定することが記載されている。このような技術では、運転者に「横倒れ」「横もたれ」等の状態変化があると判定した場合、当該運転者に異常(例えば運転者の急病等)が発生したと判断している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-2182号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、上記従来の運転者監視システムでは、運転者が急病等でなく正常な状態であっても、例えば運転者が助手席に載置された荷物に視線を向けた場合、当該運転者監視システムが運転者に異常が発生したと判断し、当該運転者に対して注意や警告を行うことがあることから、運転者の異常判定精度の観点で改善の余地がある。
【0006】
本発明は、上記課題に対してなされたものであり、運転者が異常状態か否かの判定精度を向上させることができる運転者監視システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明に係る運転者監視システムは、車両の運転者の顔の画像を含む監視画像に基づいて前記運転者の状態を判定する運転者状態判定部と、前記運転者状態判定部による判定結果に応じて、前記運転者に対して報知を行う報知部と、を備え、前記運転者状態判定部は、前記監視画像における前記運転者の顔向きの変化に基づいて、前記運転者が予め定められた動作を行う前の予備動作を行った状態であるか否かを判定する処理、前記監視画像における前記運転者の顔位置の変化量に基づいて、前記運転者が正常な状態と異なる報知対象状態であるか否かを判定する処理、及び、前記運転者が前記予備動作を行った状態であるか否かの判定結果、及び、前記運転者が前記報知対象状態であるか否かの判定結果に基づいて、前記運転者が異常状態にあるか否かを判定する処理を実行可能であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明に係る運転者監視システムによれば、運転者が異常状態か否かの判定精度を向上させることができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施形態に係る運転者監視システムの概略構成を示すブロック図である。
図2は、実施形態に係る運転者監視システムにおける制御の一例を表すフローチャート図である。
図3は、図2のステップS1における予備動作状態判定の一例を表すフローチャート図である。
図4は、図2のステップS2における報知対象状態判定の一例を表すフローチャート図である。
図5は、図2のステップS3における異常状態判定の一例を表すフローチャート図である。
図6は、実施形態における運転者の状態変化の一例を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本発明に係る実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、下記実施形態により本発明が限定されるものではない。すなわち、下記実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、あるいは実質的に同一のものが含まれ、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
情報検索装置
25日前
個人
ノートPC寝台
27日前
個人
ドットパターン
24日前
個人
家計支援システム2
6日前
個人
電子文書の閲覧用電子機器
1か月前
コクヨ株式会社
収納ケース
4日前
個人
モノ造りプロトコルレイヤー
16日前
キヤノン電子株式会社
携帯情報端末
26日前
個人
施術スタッフ育成システム
1か月前
個人
施解錠制御システム
2日前
大和製衡株式会社
組合せ計数装置
27日前
株式会社アジラ
行動推定システム
4日前
ブラザー工業株式会社
印刷制御装置
27日前
株式会社COLORS
表示制御装置
12日前
有限会社カツミ工業
管理装置
27日前
株式会社ゼロワン
ケア支援システム
26日前
株式会社ゼロワン
ケア支援システム
26日前
株式会社SUBARU
画像処理装置
1か月前
株式会社広島銀行
本人確認システム
26日前
トヨタ自動車株式会社
画像処理装置
3日前
個人
人流データ取得システム
3日前
トヨタ自動車株式会社
図面表示装置
9日前
三菱電機株式会社
情報検索装置
17日前
geeva株式会社
ギフト贈呈システム
11日前
トヨタ車体株式会社
管理システム
25日前
geeva株式会社
ギフト贈呈システム
11日前
株式会社日立国際電気
生産管理システム
11日前
geeva株式会社
ギフト贈呈システム
11日前
株式会社京南
洗車システム
1か月前
geeva株式会社
ギフト贈呈システム
11日前
株式会社デンソー
表示装置
1か月前
日本テクノ株式会社
充放電制御システム
3日前
株式会社京南
洗車システム
1か月前
株式会社ビズベース
検査システム
26日前
株式会社セラク
営農支援システム及び方法
16日前
新日本建工株式会社
建築用システム
10日前
続きを見る