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公開番号2024092558
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-08
出願番号2022208589
出願日2022-12-26
発明の名称シールドコネクタ
出願人矢崎総業株式会社
代理人弁理士法人栄光事務所
主分類H01R 13/6581 20110101AFI20240701BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】シールド性能の低下を抑制し、ひいてはシールド性能の向上を図れるシールドコネクタを提供すること。
【解決手段】シールドコネクタ1は、シールド電線の端末に接続される第1コネクタ2と、第1コネクタに嵌合される第2コネクタ3と、を備える。第1コネクタ2が有する第1アウタ端子30の収容部31の外面には、第1コネクタ2が有する第1アウタハウジング40に係止される突起部35が設けられる。突起部35は、収容部31をL字状に切起こして径方向に重ね合わせた第1切起こし片36及び第2切起こし片37を有する。第1切起こし片36は、フード部の外周面と第2切起こし片37との径方向の隙間を埋めるように配置される。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
導体芯線及び絶縁被覆からなる電線の外周を覆うシールド体を有するシールド電線の端末に接続される第1コネクタと、前記第1コネクタと嵌合される第2コネクタと、を備えたシールドコネクタであって、
前記第1コネクタは、
前記導体芯線と接続される第1インナ端子と、
前記第1インナ端子を収容し保持する第1インナハウジングと、
前記シールド体と接続される圧着部、及び、前記第1インナハウジングを収容し保持する筒状の収容部が一体に構成される第1アウタ端子と、
前記第1アウタ端子を収容し保持する第1アウタハウジングと、を有し、
前記第2コネクタは、
前記第1インナ端子と接続される第2インナ端子と、
前記第2インナ端子を収容し保持する第2インナハウジングと、
前記収容部の一部が挿入され且つ前記第2インナハウジングを収容し保持するフード部を有する、第2アウタ端子と、
前記第1アウタハウジングと嵌合され、前記第2アウタ端子を収容し保持する第2アウタハウジングと、を有し、
前記収容部の外面には、前記フード部に挿入される箇所とは異なる箇所に前記第1アウタハウジングに係止される突起部が設けられ、
前記突起部は、
前記収容部をL字状に切起こした一対の切起こし片の一部が、前記収容部の径方向において互いに重ね合わされることで形成され、
前記一対の切起こし片のうち径方向内側に位置する第1切起こし片の前記一部は、
前記フード部と、前記一対の切起こし片のうち径方向外側に位置する第2切起こし片と、の径方向の隙間を埋めるように配置される、
シールドコネクタ。
続きを表示(約 110 文字)【請求項2】
請求項1に記載のシールドコネクタにおいて、
前記第1アウタハウジングには、
前記第1切起こし片及び前記第2切起こし片が係止される係止ランスが設けられる、
シールドコネクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シールドコネクタに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、シールド電線の端末に接続される第1コネクタと、第1コネクタに嵌合される第2コネクタと、を備えたシールドコネクタが提案されている(例えば、特許文献1を参照)。第1コネクタ及び第2コネクタは、それぞれ、インナ端子と、インナ端子を収容・保持するインナハウジングと、インナハウジングを収容・保持するアウタ端子と、アウタ端子を収容・保持するアウタハウジングと、により構成される。そして、第1コネクタ及び第2コネクタが嵌合されると、互いのインナ端子が接続されるとともに、互いのアウタ端子が接続される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2000-173725号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、第1コネクタのアウタ端子はシールド電線のシールド体と接続されるため、第1コネクタ及び第2コネクタのアウタ端子同士の接続は、シールドコネクタのシールド性能に大きく影響するものである。例えば、アウタ端子同士の接続箇所(即ち、端子間)の一部に隙間が生じてしまうと、シールドコネクタのシールド性能が低下するおそれがある。
【0005】
本発明は、上述した状況を鑑みてなされたものであり、その目的は、シールド性能の低下を抑制し、ひいてはシールド性能の向上を図れるシールドコネクタを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前述した目的を達成するために、本発明に係るシールドコネクタは、下記を特徴としている。
【0007】
導体芯線及び絶縁被覆からなる電線の外周を覆うシールド体を有するシールド電線の端末に接続される第1コネクタと、前記第1コネクタと嵌合される第2コネクタと、を備えたシールドコネクタであって、
前記第1コネクタは、
前記導体芯線と接続される第1インナ端子と、
前記第1インナ端子を収容し保持する第1インナハウジングと、
前記シールド体と接続される圧着部、及び、前記第1インナハウジングを収容し保持する筒状の収容部が一体に構成される第1アウタ端子と、
前記第1アウタ端子を収容し保持する第1アウタハウジングと、を有し、
前記第2コネクタは、
前記第1インナ端子と接続される第2インナ端子と、
前記第2インナ端子を収容し保持する第2インナハウジングと、
前記収容部の一部が挿入され且つ前記第2インナハウジングを収容し保持するフード部を有する、第2アウタ端子と、
前記第1アウタハウジングと嵌合され、前記第2アウタ端子を収容し保持する第2アウタハウジングと、を有し、
前記収容部の外面には、前記フード部に挿入される箇所とは異なる箇所に前記第1アウタハウジングに係止される突起部が設けられ、
前記突起部は、
前記収容部をL字状に切起こした一対の切起こし片の一部が、前記収容部の径方向において互いに重ね合わされることで形成され、
前記一対の切起こし片のうち径方向内側に位置する第1切起こし片の前記一部は、
前記フード部と、前記一対の切起こし片のうち径方向外側に位置する第2切起こし片と、の径方向の隙間を埋めるように配置される、
シールドコネクタであること。
【発明の効果】
【0008】
上記構成のシールドコネクタによれば、第1切起こし片が、フード部と第2切起こし片との間に生じる径方向の隙間を埋めるように配置される。例えば、突起部が第1切起こし片を有しない(即ち、第2切起こし片のみの単一の切起こし片で構成される)場合、突起部とフード部との間には隙間が生じるため、これにより、シールドコネクタのシールド性能が低下するおそれがある。しかしながら、この隙間を第1切起こし片によって埋めることで、シールドコネクタは、シールド性能の低下を抑制し、ひいてはシールド性能の向上を図れる。
【0009】
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本発明の一実施形態に係るシールドコネクタの斜視図である。
図2は、図1の要部分解斜視図である。
図3は、図1のA-A断面図である(なお、シールド電線の図示を簡易化している)。
図4は、図3のB部拡大図である。
図5は、図2に示すメスコネクタの要部分解斜視図である。
図6は、図5に示すシールドモジュールの要部分解斜視図である(ただし、インナ端子の圧着部及びアウタ端子の圧着部が加締められた状態である)。
図7は、図6に示すアウタ端子の前面図である。
図8は、図5のC-C断面図である。
図9は、図2のD-D断面図である(なお、シールド電線の図示を簡易化している)。
図10は、図2に示すオスコネクタの要部分解斜視図である。
図11は、図2のE-E断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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