TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024039851
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-25
出願番号2022144525
出願日2022-09-12
発明の名称NOx発生量制御装置
出願人いすゞ自動車株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類F02D 45/00 20060101AFI20240315BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】走行状態に適した量のNOxを排出するように制御する。
【解決手段】NOx発生量制御装置60は、所定の時間間隔ごとに、SCR装置の下流側で検出されたNOx濃度とエンジンの排気量とに基づいてNOx排出量を算出する排出量算出部631と、複数のNOx排出量を加算したNOx積算量を算出する積算量算出部632と、エンジンを備える移動体の移動距離又はエンジンの出力値に関連付けられたNOx積算量の目標値を特定する特定部633と、エンジンの回転数と燃料噴射量とに基づいて、NOxの予測積算量を示すNOx予測量を推定する推定部634と、NOx予測量とNOx積算量との合計が目標値を超えるか否かを判定する判定部635と、所定の時間間隔ごとのNOx排出予定量を決定し、EGRバルブ30の開度及びターボチャージャー20の開度の少なくともいずれかを決定する決定部と、を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
所定の時間間隔ごとに、エンジンの排気ガスが流れる排気通路に設けられた浄化装置の下流側で検出されたNOx濃度と、前記エンジンの排気量と、に基づいてNOx排出量を算出する排出量算出部と、
複数の前記NOx排出量を加算したNOx積算量を算出する積算量算出部と、
前記エンジンを備える移動体の移動距離又は前記エンジンの出力値に関連付けられたNOx積算量の目標値を特定する特定部と、
前記エンジンの回転数と燃料噴射量とに基づいて、所定の時間又は所定の前記移動距離におけるNOxの予測積算量を示すNOx予測量を推定する推定部と、
前記NOx予測量と前記NOx積算量との合計が前記目標値を超えるか否かを判定する判定部と、
前記判定部の判定結果と、NOxの排出上限値と、前記目標値と前記NOx積算量との差とに基づいて、前記所定の時間間隔ごとのNOx排出予定量を決定し、当該NOx排出予定量に対応する、前記排気ガスを前記エンジンへ再循環させる通路に設けられたバルブの開度及びターボチャージャーの開度の少なくともいずれかを決定する決定部と、
を有するNOx発生量制御装置。
続きを表示(約 580 文字)【請求項2】
前記決定部は、前記判定部が、前記NOx積算量と前記NOx予測量との合計が前記目標値を超えると判定した場合、NOxの排出下限値に対応する前記NOx排出予定量を決定する、
請求項1に記載のNOx発生量制御装置。
【請求項3】
前記決定部は、前記判定部が、前記NOx積算量と前記NOx予測量との合計が前記目標値を超えないと判定した場合、前記目標値と前記NOx積算量との差よりも小さい値の前記NOx排出予定量であって、前記排出上限値を上限として前記NOx予測量よりも大きい前記NOx排出予定量を決定する、
請求項1に記載のNOx発生量制御装置。
【請求項4】
前記排出量算出部は、前記浄化装置の上流側で検出されたNOx濃度、及び前記浄化装置の下流側で検出されたNOx濃度に基づいて、前記浄化装置によるNOxの浄化率を算出し、
前記推定部は、前記浄化率にさらに基づいて、前記浄化装置の下流側の前記NOx予測量を決定する、
請求項1から3のいずれか一項に記載のNOx発生量制御装置。
【請求項5】
前記決定部は、前記浄化率が閾値未満である場合、前回決定した前記NOx排出予定量以下の前記NOx排出予定量を決定する、
請求項4に記載のNOx発生量制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、NOx発生量制御装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、車両の排出ガス試験測定において運転モードに応じたエンジンの制御パラメータを設定し、NOx排出量の総量の目標値を超えないようにエンジンを動作させる、制御パラメータ設定装置が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-138864号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の制御パラメータ設定装置においては、車両が特定の運転パターンで所定の走行距離を走行する間に排出されたNOxの排出総量が目標値を超えないようにエンジンを動作させることができる。しかしながら、昨今の排出ガス試験測定においては、複数の運転パターンで走行する車両の走行距離ごとにNOxの排出総量の目標値が定められている。その結果、走行状態に適したNOx排出量よりも低いNOx排出量を排出するようにエンジンを制御する場合があるため、燃費が向上しないという問題があった。
【0005】
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、走行状態に適した量のNOxを排出するように制御することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の態様に係るNOx発生量制御装置は、所定の時間間隔ごとに、エンジンの排気ガスが流れる排気通路に設けられた浄化装置の下流側で検出されたNOx濃度と、前記エンジンの排気量と、に基づいてNOx排出量を算出する排出量算出部と、複数の前記NOx排出量を加算したNOx積算量を算出する積算量算出部と、前記エンジンを備える移動体の移動距離又は前記エンジンの出力値に関連付けられたNOx積算量の目標値を特定する特定部と、前記エンジンの回転数と燃料噴射量とに基づいて、所定の時間又は所定の前記移動距離におけるNOxの予測積算量を示すNOx予測量を推定する推定部と、前記NOx予測量と前記NOx積算量との合計が前記目標値を超えるか否かを判定する判定部と、前記判定部の判定結果と、NOxの排出上限値と、前記目標値と前記NOx積算量との差とに基づいて、前記所定の時間間隔ごとのNOx排出予定量を決定し、当該NOx排出予定量に対応する、前記排気ガスを前記エンジンへ再循環させる通路に設けられたバルブの開度及びターボチャージャーの開度の少なくともいずれかを決定する決定部と、を有する。
【0007】
前記決定部は、前記判定部が、前記NOx積算量と前記NOx予測量との合計が前記目標値を超えると判定した場合、NOxの排出下限値に対応する前記NOx排出予定量を決定してもよい。
【0008】
前記決定部は、前記判定部が、前記NOx積算量と前記NOx予測量との合計が前記目標値を超えないと判定した場合、前記目標値と前記NOx積算量との差よりも小さい値の前記NOx排出予定量であって、前記排出上限値を上限として前記NOx予測量よりも大きい前記NOx排出予定量を決定してもよい。
【0009】
前記排出量算出部は、前記浄化装置の上流側で検出されたNOx濃度、及び前記浄化装置の下流側で検出されたNOx濃度に基づいて、前記浄化装置によるNOxの浄化率を算出し、前記推定部は、前記浄化率にさらに基づいて、前記浄化装置の下流側の前記NOx予測量を決定してもよい。
【0010】
前記決定部は、前記浄化率が閾値未満である場合、前回決定した前記NOx排出予定量以下の前記NOx排出予定量を決定してもよい。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社クボタ
エンジン
12日前
個人
水素バーナー発電機及び発電システム
2日前
トヨタ自動車株式会社
車両の制御装置
2日前
トヨタ自動車株式会社
内燃機関
4日前
本田技研工業株式会社
内燃機関
16日前
株式会社アイシン
内燃機関
17日前
トヨタ自動車株式会社
内燃機関の排気装置
3日前
トヨタ自動車株式会社
車両の制御装置
16日前
本田技研工業株式会社
車両
17日前
日本製鉄株式会社
クランク軸
16日前
トヨタ自動車株式会社
車両の制御装置
9日前
トヨタ自動車株式会社
内燃機関制御装置
16日前
トヨタ自動車株式会社
内燃機関の点火時期制御装置
16日前
株式会社ミクニ
バルブ装置
9日前
日立建機株式会社
運搬車両の管理システム
9日前
株式会社ミクニ
バルブ装置
9日前
トヨタ自動車株式会社
内燃機関の停止システム
12日前
本田技研工業株式会社
内燃機関の失火判定装置
16日前
株式会社セイブ・ザ・プラネット
内燃機関の制御方法
4日前
トヨタ自動車株式会社
内燃機関の停止システム
4日前
株式会社筑水キャニコム
斜面除草車両
16日前
愛三工業株式会社
弁システム
9日前
本田技研工業株式会社
燃料供給装置
16日前
本田技研工業株式会社
燃料供給装置
16日前
株式会社SUBARU
エンジン
17日前
株式会社SUBARU
ピストン
17日前
トヨタ自動車株式会社
オイル回収構造
11日前
愛三工業株式会社
弁装置
3日前
本田技研工業株式会社
内燃機関システム
2日前
スズキ株式会社
内燃機関の制御装置
10日前
スズキ株式会社
内燃機関の制御装置
10日前
株式会社オティックス
リフタ構造
9日前
ダイハツ工業株式会社
エンジン点火装置
2日前
株式会社SUBARU
酸素発生装置
10日前
スズキ株式会社
内燃機関のシリンダヘッド
3日前
日産自動車株式会社
内燃機関の制御方法及び内燃機関の制御装置
4日前
続きを見る