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公開番号2024039703
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-25
出願番号2022144268
出願日2022-09-12
発明の名称電子回路装置
出願人日立Astemo株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H02J 1/00 20060101AFI20240315BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】コンデンサの実装面積を低減可能な電子回路装置を提供する。
【解決手段】本発明に係る電子回路装置EC1では、瞬断対策用コンデンサCとして単一のコンデンサを用いつつ、バッテリBTと瞬断対策用コンデンサCの間に電流制限抵抗Rxが設けられていて、電流制限抵抗RxによってバッテリBTから瞬断対策用コンデンサCに流れる充電電流Icが抑制されている。これにより、瞬断対策用コンデンサCの数量及び実装面積を低減しつつ、瞬断対策用コンデンサCにショート故障が発生した場合には、電流制限抵抗Rxによって短絡電流の発生が抑制され、直ちに電源が短絡してしまう不具合を抑制することができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
電源の瞬断が発生した際の電流供給に供する瞬断対策用コンデンサと、
前記電源と前記瞬断対策用コンデンサの間に設けられ、前記瞬断対策用コンデンサに流れる充電電流を制限する電流制限抵抗と、
前記電流制限抵抗と前記瞬断対策用コンデンサとの間から分岐して前記瞬断対策用コンデンサから前記電流制限抵抗を迂回するかたちで電子デバイスに接続され、前記電子デバイス側から前記瞬断対策用コンデンサ側に流れる電流を規制する逆流規制手段が設けられた放電回路と、
を備えたことを特徴とする電子回路装置。
続きを表示(約 810 文字)【請求項2】
請求項1に記載の電子回路装置であって、
前記電源から前記電流制限抵抗を迂回するように前記電源から分岐して前記電流制限抵抗と前記瞬断対策用コンデンサとの間に接続され、前記電源から前記瞬断対策用コンデンサに直接電流を供給可能なバイパス回路と、
前記瞬断対策用コンデンサの充電の途中で前記バイパス回路を駆動する駆動回路と、
をさらに備えた、
ことを特徴とする電子回路装置。
【請求項3】
請求項2に記載の電子回路装置であって、
前記バイパス回路及び前記駆動回路は、それぞれバイポーラトランジスタを備えてなる、
ことを特徴とする電子回路装置。
【請求項4】
請求項2に記載の電子回路装置であって、
前記バイパス回路及び前記駆動回路は、それぞれMOSFETを備えてなる、
ことを特徴とする電子回路装置。
【請求項5】
請求項2に記載の電子回路装置であって、
前記バイパス回路は、MOSFETを備えてなり、
前記駆動回路は、バイポーラトランジスタを備えてなる、
ことを特徴とする電子回路装置。
【請求項6】
請求項1に記載の電子回路装置であって、
前記電源から前記電流制限抵抗を迂回するように前記電源から分岐して前記電流制限抵抗と前記瞬断対策用コンデンサとの間に接続され、前記電源から前記瞬断対策用コンデンサに直接電流を供給可能なバイパス回路と、
前記瞬断対策用コンデンサの充電の途中で前記バイパス回路を駆動する駆動回路と、
をさらに備え、
前記放電回路は、前記バイパス回路によって構成され、
前記逆流規制手段は、前記MOSFETに付随するボディダイオードによって構成される、
ことを特徴とする電子回路装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電子回路装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来の電子回路装置としては、例えば、以下の特許文献1に記載されたものが知られている。
【0003】
車載用ECUのような、振動発生下において使用する電子回路装置は、電源回路のコネクタやリレー等が振動によって瞬間的に断線する、いわゆる電源瞬断(以下、「電源瞬断」と略称する。)の発生を想定して、ECUの消費電流に応じた静電容量のコンデンサを設けることが一般的である。
【0004】
その際、特許文献1に記載された電子回路装置は、2つのコンデンサを直列に配置することにより、一方のコンデンサにショート故障が発生しても直ちに電源が短絡しない構成となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2007-228654号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、前記従来の電子回路装置では、前記2つのコンデンサが直列に配置されているため、コンデンサの合成容量は半分(1/2)となってしまう。一方で、1つのコンデンサを配置する場合と同じ容量を維持するには、前記直列に配置された2つのコンデンサをさらに並列に配置する必要がある。この場合、コンデンサが4つ必要となるため、コンデンサの実装面積の大型化、ひいては電子回路装置の製造コストの増大を招来してしまう点で、改善の余地があった。
【0007】
そこで、本発明は、前記従来の電子回路装置の技術的課題に鑑みて案出されたものであり、コンデンサの実装面積を低減可能な電子回路装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、その一態様として、電源と瞬断対策用コンデンサとの間に設けられ、前記瞬断対策用コンデンサに流れる充電電流を制限する電流制限抵抗と、前記電流制限抵抗と前記瞬断対策用コンデンサとの間から分岐して前記瞬断対策用コンデンサから前記電流制限抵抗を迂回するかたちで電子デバイスに接続され、前記電子デバイス側から前記瞬断対策用コンデンサ側に流れる電流を規制する逆流規制手段が設けられた放電回路と、を備えている。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、コンデンサの実装面積を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の第1実施形態に係る電子回路装置の要部を示す回路図である。
(a)は図1に示す電子回路装置の瞬断対策用コンデンサに作用する電圧の変化量を示すグラフであり、(b)は図1に示す電子回路装置の瞬断対策用コンデンサに作用する電流の変化量を示すグラフである。
本発明の第1実施形態の変形例に係る電子回路装置の要部を示す回路図である。
本発明の第2実施形態に係る電子回路装置の要部を示す回路図である。
(a)は図4に示す電子回路装置の瞬断対策用コンデンサに作用する電圧の変化量を示すグラフ、(b)は図4に示す電子回路装置の瞬断対策用コンデンサに作用する電流の変化量を示すグラフである。
本発明の第2実施形態の第1変形例に係る電子回路装置の要部を示す回路図である。
本発明の第2実施形態の第2変形例に係る電子回路装置の要部を示す回路図である。
本発明の第3実施形態に係る電子回路装置の要部を示す回路図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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