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公開番号2024038884
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-21
出願番号2022143222
出願日2022-09-08
発明の名称養生材の設置方法
出願人鹿島建設株式会社
代理人個人
主分類E04G 21/32 20060101AFI20240313BHJP(建築物)
要約【課題】柱間の養生を簡易に行うことのできる養生材の設置方法等を提供する。
【解決手段】隣り合う鉄骨柱11のそれぞれに設けられた養生ユニット2の間に線材3が架設され、当該線材3に、隣り合う鉄骨柱11間の外側を覆う養生ネット4が固定された状態から、線材3を弛ませる。その後、一方の鉄骨柱11の養生ユニット2を、上段の鉄骨柱11に向けて上方に移動させ、他方の鉄骨柱11の養生ユニット2を、上段の鉄骨柱11に向けて上方に移動させる。そして、線材3を緊張させることにより、上段の鉄骨柱11の間の外側を覆うように養生ネット4を配置する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
隣り合う柱のそれぞれに設けられた養生ユニットの間に線材が架設され、当該線材に、隣り合う前記柱の間の外側を覆う養生材である面材が固定された状態から、前記線材を弛ませる工程と、
一方の柱の養生ユニットを、当該柱の上段の柱に向けて上方に移動させる工程と、
他方の柱の養生ユニットを、当該柱の上段の柱に向けて上方に移動させる工程と、
前記線材を緊張させることにより、隣り合う前記上段の柱の間の外側を覆うように前記面材を配置する工程と、
を有することを特徴とする養生材の設置方法。
続きを表示(約 180 文字)【請求項2】
隣り合う前記上段の柱の間の外側を覆うように前記面材を配置した後、隣り合う前記上段の柱の間に、梁を架設することを特徴とする請求項1記載の養生材の設置方法。
【請求項3】
前記線材を弛ませる際に、いずれか一方の養生ユニット側から他方の養生ユニット側へと前記線材を繰り出すことを特徴とする請求項1記載の養生材の設置方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、養生材の設置方法等に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
施工中の建物架構からの資機材の落下等を防止するために、架構の外側を面状の垂直養生ネット(以下、単に養生ネットという)で覆うことがある。従来の一般的な柱間の(すなわち鉄骨梁の)養生ネットの設置方法は、鉄骨柱や鉄骨梁の建方完了後に、作業員が最上段の梁に養生ネットの上辺を取り付け、そこから養生ネットを吊り下ろすというものである。
【0003】
また特許文献1、2には、鉄骨柱の柱頭に治具を先行して取り付け、この治具を利用して柱間の養生ネットを取り付けることが記載されている。特許文献3には、鉄骨柱の建方後に、鉄骨柱の養生ユニットをせり上げ、この養生ユニットに、柱間の養生ユニットを取り付けることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第7042649号
特開2016-211234号公報
特開2022-97028号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、前記した従来技術では、鉄骨梁の建方が完了しないと養生ネットを設置できず、鉄骨梁を架設する際の資機材の落下等を防ぐことが難しいという問題があった。
【0006】
また特許文献1、2では、養生ネットの取り付けに特別な治具が必要となるほか、養生ネットの吊り上げにホイストやクレーンを使用しており、コスト面での課題があった。
【0007】
特許文献3でも、柱間の養生ユニットをせり上げる際にタワークレーン等の揚重機が必要であり、上記と同様の課題がある。また中高層建物の鉄骨建方等においては、タワークレーンが工程に重要な影響を与えるため、極力タワークレーンの占有時間を減らすことが重要であり、この点でも改善の余地がある。
【0008】
本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、柱間の養生を簡易に行うことのできる養生材の設置方法等を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前述した課題を解決するための本発明は、隣り合う柱のそれぞれに設けられた養生ユニットの間に線材が架設され、当該線材に、隣り合う前記柱の間の外側を覆う養生材である面材が固定された状態から、前記線材を弛ませる工程と、一方の柱の養生ユニットを、当該柱の上段の柱に向けて上方に移動させる工程と、他方の柱の養生ユニットを、当該柱の上段の柱に向けて上方に移動させる工程と、前記線材を緊張させることにより、隣り合う前記上段の柱の間の外側を覆うように前記面材を配置する工程と、を有することを特徴とする養生材の設置方法である。
【0010】
これにより、本発明では柱間に梁等を架設する前に養生用の面材を設置でき、梁等の架設時に資機材の落下等を防ぎ、安全性の高い状態で施工を行うことができる。また面材は柱の養生ユニットを利用して上昇させるので、特別な治具やクレーン等が必要無く低コストで済み、柱間の養生を簡易な構成で行うことができる。またクレーンを占有して工程に影響を与えることもない。
(【0011】以降は省略されています)

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