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公開番号2024036775
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-18
出願番号2022141235
出願日2022-09-06
発明の名称画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人
主分類G03G 21/16 20060101AFI20240311BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】ユーザビリティを向上させつつ、ユーザによる操作後の画像形成装置の動作を保障すること。
【解決手段】開閉カバー30、係合部51、トグルレバー52、付勢部材53、を備え、係合部51及びトグルレバー52は、1組設けられており、トグルレバー52は、付勢部材53による第1付勢力により付勢される第1領域と、付勢部材53による第2付勢力により付勢される第2領域と、を移動可能であり、第1領域において係合部51と係合し、開閉カバー30の閉状態が維持されるように付勢部材53によって付勢され、開閉カバー30が閉状態から開状態になる動作に連動して第1領域から第2領域に移動し、係合部51との係合が解除される。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
筐体と、前記筐体に設けられた開口と、を備える画像形成装置であって、
前記開口を閉塞する閉状態、又は、前記開口を開放する開状態になることが可能なカバー部材と、
前記閉状態で前記カバー部材における前記開口を閉塞する側の面である第1面に設けられた係合部と、
前記閉状態で前記筐体における前記カバー部材の前記第1面に対向する側の面である第2面に設けられ、前記閉状態で前記係合部と係合する被係合部と、
前記被係合部に力を加える付勢部材と、
を備え、
前記係合部及び前記被係合部は、1組設けられており、
前記被係合部は、
前記付勢部材による第1付勢力により付勢される第1領域と、前記付勢部材による第2付勢力により付勢される第2領域と、を移動可能であり、
前記第1領域において前記係合部と係合し、前記カバー部材の前記閉状態が維持されるように前記付勢部材によって付勢され、
前記カバー部材が前記閉状態から前記開状態になる動作に連動して前記第1領域から前記第2領域に移動し、前記係合部との係合が解除されることを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記被係合部は、回転軸と、前記回転軸から前記回転軸に直交する方向に延びる第1揺動部と、前記第1揺動部とは異なる方向であって前記回転軸から前記回転軸に直交する方向に延びる第2揺動部と、を有し、
前記第1揺動部は、当接面を有し、
前記第2揺動部は、接触面を有し、
前記係合部は、前記カバー部材が前記開状態から前記閉状態へ移動している間に前記接触面と接触する突起部と、前記被係合部と係合している状態で前記当接面に当接する当接部と、を有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記付勢部材は、
前記係合部が前記被係合部と係合している状態で前記第1付勢力により所定の回転方向に前記被係合部を回転させる力を前記被係合部に加え、
前記カバー部材が前記閉状態から前記開状態へ移動している間に前記第2付勢力により前記所定の回転方向とは逆の回転方向に前記被係合部を回転させる力を前記被係合部に加えることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記被係合部は、前記付勢部材による前記力によって、前記所定の回転方向にも前記逆の回転方向にも回転しない姿勢をとることが可能であることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記第2面に設けられ、前記カバー部材が前記閉状態となったことを検知する検知手段を備え、
前記カバー部材は、前記筐体に対して前記閉状態から回動して前記開状態となるように、回動軸の回りに回動可能に取り付けられており、
前記回動軸から上下方向における前記被係合部までの距離は、前記回動軸から前記上下方向における前記検知手段までの距離よりも長いことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記被係合部は、前記回動軸の方向において、前記筐体の前記第2面の中央に設けられていることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記回動軸の方向において、前記被係合部の両側に突き当て部を備えることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記開口を介して前記筐体に着脱可能であり、記録材に画像形成を行うためのカートリッジを備え、
前記カバー部材は、前記第1面に設けられ、前記カートリッジの着脱時に前記カートリッジの移動をガイドするガイド部材であって、前記カートリッジが着脱される着脱方向に延びる前記ガイド部材を有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項9】
複数の前記ガイド部材を有し、
前記係合部は、複数の前記ガイド部材のうちの1つのガイド部材の前記着脱方向に沿って延長した仮想線上に設けられることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記付勢部材は、引張コイルバネであることを特徴とする請求項1から請求項9のうちのいずれか1項に記載の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置に関し、例えば、複写機、プリンタなどの電子写真方式の画像形成装置に関する。
続きを表示(約 3,000 文字)【背景技術】
【0002】
画像形成装置は、電子写真方式により記録材に画像を形成する装置であり、電子写真式複写機、電子写真式プリンタなどがある。また、このような画像形成装置のうち、感光ドラム、及び、感光ドラムに作用するプロセス手段を一体的にカートリッジ化し、画像形成装置本体に着脱可能とするプロセスカートリッジ方式が採用されている。プロセスカートリッジ方式では、装置のメンテナンスをサービスマンによらずユーザ自身で行うこともできるため、ユーザビリティを向上させることができる。そのため、プロセスカートリッジ方式は電子写真方式の画像形成装置において広く用いられている。
【0003】
従来の画像形成装置では、プロセスカートリッジなどのユーザによる交換部品を、カバーを開閉して行う構成が用いられており、カバーのロック機構には、様々な方式が使用されている。例えば、特許文献1には、ユーザがハンドル部を操作してロック爪の位置をロック位置/アンロック位置に切り替える構成が開示されている。また例えば、特許文献2には、ユーザがハンドル操作を行うことなく、カバーの開閉操作に伴って、自動的に引き込み動作とロック/アンロックを行うことが可能なトグル機構も使用されており、複数箇所にトグル機構が配置されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2004-138775号公報
特開2017-156520号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、複数箇所にトグル機構を配置した構成においては、「片締り」の対応が必要となる。「片締り」とは、あるトグル機構のトグルレバーが開閉カバーを引き込むロック側に遷移した状態で、他のトグル機構のトグルレバーが中立点を越えるまで回転できず、アンロック側にある状態のことである。片締りの対応を行うには、同じタイミングで複数箇所に配置したトグル機構のトグルレバーをロック側/アンロック側にそれぞれ遷移させるために、開閉カバーをねじれにくくして姿勢を拘束することが必要となる。そのため、開閉カバーの厚さを増すなどの剛性を上げる対応を取る必要が生じ、容積アップやコストアップに繋がるおそれがある。
【0006】
本発明は、このような状況のもとでなされたもので、ユーザビリティを向上させつつ、ユーザによる操作後の画像形成装置の動作を保障することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決するために、本発明は、以下の構成を備える。
(1)筐体と、前記筐体に設けられた開口と、を備える画像形成装置であって、前記開口を閉塞する閉状態、又は、前記開口を開放する開状態になることが可能なカバー部材と、前記閉状態で前記カバー部材における前記開口を閉塞する側の面である第1面に設けられた係合部と、前記閉状態で前記筐体における前記カバー部材の前記第1面に対向する側の面である第2面に設けられ、前記閉状態で前記係合部と係合する被係合部と、前記被係合部に力を加える付勢部材と、を備え、前記係合部及び前記被係合部は、1組設けられており、前記被係合部は、前記付勢部材による第1付勢力により付勢される第1領域と、前記付勢部材による第2付勢力により付勢される第2領域と、を移動可能であり、前記第1領域において前記係合部と係合し、前記カバー部材の前記閉状態が維持されるように前記付勢部材によって付勢され、前記カバー部材が前記閉状態から前記開状態になる動作に連動して前記第1領域から前記第2領域に移動し、前記係合部との係合が解除されることを特徴とする画像形成装置。
(2)筐体と、前記筐体に設けられた開口と、を備える画像形成装置であって、前記開口を閉塞する閉状態、又は、前記開口を開放する開状態になることが可能なカバー部材と、前記閉状態で前記カバー部材における前記開口を閉塞する側の面である第1面に設けられた係合部と、前記閉状態で前記筐体における前記カバー部材の前記第1面に対向する側の面である第2面に設けられ、前記閉状態で前記係合部と係合する被係合部と、前記被係合部に力を加える付勢部材と、前記開口を介して前記筐体に着脱可能であり、記録材に画像形成を行うためのカートリッジと、を備え、前記係合部及び前記被係合部は、1組設けられており、前記被係合部は、前記付勢部材による第1付勢力により付勢される第1領域と、前記付勢部材による第2付勢力により付勢される第2領域と、を移動可能であり、前記第1領域において前記係合部と係合し、前記カバー部材の前記閉状態が維持されるように前記付勢部材によって付勢され、前記カバー部材が前記閉状態から前記開状態になる動作に連動して前記第1領域から前記第2領域に移動し、前記係合部との係合が解除され、前記カバー部材は、前記第1面に設けられ、前記カートリッジの着脱時に前記カートリッジの移動をガイドするガイド部材であって、前記カートリッジが着脱される着脱方向に延びる前記ガイド部材を有し、前記係合部は、前記ガイド部材の前記着脱方向に沿って延長した仮想線上に設けられることを特徴とする画像形成装置。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、ユーザビリティを向上させつつ、ユーザによる操作後の画像形成装置の動作を保障することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施例の画像形成装置を説明する要部断面図
実施例の開閉カバーが閉位置及び開位置の状態を示す要部斜視図
実施例の開閉カバーが開位置の状態を示す要部斜視図
実施例のトグル機構の係合部及びトグルレバーを示す要部斜視図
実施例のトグル機構の動作を示す要部断面図
【発明を実施するための形態】
【0010】
[ロック機構に用いられるトグル機構]
画像形成装置の開閉カバーの一般的なロック機構としては、ユーザビリティの観点からトグル機構が使用されている。また、複数箇所にトグル機構を配置する構成が広く用いられている。トグル機構は、トグルレバーが回転する軌跡の途中で、付勢力が釣り合う中立点が存在し、トグルレバーが中立点を通過する前後でロック側/アンロック側に切り替わり状態が遷移する。ここで、トグルレバーが回転することが可能な領域において、トグルレバーがロック(施錠)された状態(以下、ロック状態という。)に切り替わっている領域を第1領域という。また、トグルレバーが第1領域内にあるときの姿勢を第1姿勢という。また、トグルレバーが回転することが可能な領域において、トグルレバーがアンロック(施錠解除)された状態(以下、アンロック状態という。)に切り替わっている領域を第2領域という。また、トグルレバーが第2領域内にあるときの姿勢を第2姿勢という。さらに、中立点におけるトグルレバーの姿勢を第3姿勢という。トグル機構であれば、開閉カバーが閉じた状態で、その姿勢を保つように開閉カバーを閉じる側に引き込むような付勢力が作用している。このため、周囲の構成部品に対して所定の相対位置で開閉カバーをロックすることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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