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公開番号2024034702
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-13
出願番号2022139138
出願日2022-09-01
発明の名称調光シート
出願人TOPPANホールディングス株式会社
代理人個人,個人
主分類G02F 1/1345 20060101AFI20240306BHJP(光学)
要約【課題】電圧降下を抑えることができる調光シートを提供する。
【解決手段】調光シート10は、液晶組成物を含む調光層と、調光層を挟む一対の透明電極層である第1透明電極層および第2透明電極層とを備える。調光シート10は、第1透明電極層に電圧を印加するための配線が接続される第1接続領域SAと、第2透明電極層に電圧を印加するための配線が接続される第2接続領域SBとを有する。調光シート10の表面と対向する位置から見て、第1接続領域SAおよび第2接続領域SBは、調光シート10が有する1つの辺に沿って配置される。第1透明電極層および第2透明電極層の各々の表面抵抗は、150Ω/□以下である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
液晶組成物を含む調光層と、
前記調光層を挟む一対の透明電極層である第1透明電極層および第2透明電極層と、を備える調光シートであって、
前記調光シートは、前記第1透明電極層に電圧を印加するための配線が接続される第1接続領域と、前記第2透明電極層に電圧を印加するための配線が接続される第2接続領域とを有し、
前記調光シートの表面と対向する位置から見て、前記第1接続領域および前記第2接続領域は、前記調光シートが有する1つの辺に沿って配置され、
前記第1透明電極層および前記第2透明電極層の各々の表面抵抗は、150Ω/□以下である
調光シート。
続きを表示(約 530 文字)【請求項2】
前記第1透明電極層および前記第2透明電極層の各々の表面における最大山高さRpが、200nm以下である
請求項1に記載の調光シート。
【請求項3】
前記調光層と前記一対の透明電極層との間に位置する一対の絶縁層を備える
請求項1に記載の調光シート。
【請求項4】
前記調光シートは、車載用ドアガラスに適用される形状を有し、
前記第1接続領域および前記第2接続領域は、前記車載用ドアガラスの下辺に対応する辺に沿って、前記車載用ドアガラスの角部に対応する位置に配置されている
請求項1に記載の調光シート。
【請求項5】
前記調光層は、透明機能層をさらに備え、
前記第1透明電極層および前記第2透明電極層の各々における可視領域の吸収帯と、前記透明機能層における可視領域の吸収帯とは互いに異なり、
CIE1976(L





)表色系において、各透明電極層の色度b

は正であり、前記透明機能層の色度b

は負である
請求項1に記載の調光シート。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、光透過率の可変な調光シートに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
調光シートは、液晶組成物を含む調光層と、調光層を挟む一対の透明電極層とを備えており、一対の透明電極層間に駆動電圧が印加される。駆動電圧の印加の有無に応じて液晶分子の配向状態が変わることから、調光層を光が透過する透明状態と、調光層で光が散乱する不透明状態とを切り替えることが可能である(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-45135号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記駆動電圧は、調光シートの端部に接続された配線を通じて調光シートに入力される。配線が接続された領域である接続領域から離れるにつれて、調光シートにかかる電圧は、接続領域への入力電圧よりも降下する。調光シートが大判になるほど、接続領域から最も離れた領域である遠端領域における電圧降下が大きくなるため、遠端領域にて透明状態と不透明状態との切り換えが困難になる問題が生じる。
【0005】
入力電圧を大きくすれば、電圧降下が生じたとしても、遠端領域にかかる電圧を大きくできるため、上記問題の発生を抑えることは可能である。しかしながら、入力電圧を大きくすると、透明電極層や調光層へのダメージが大きくなって調光シートの長期的な信頼性が低下し、さらに、電力消費量が増大するため環境負荷も大きくなる。
【0006】
また、例えば調光シートにおける対向する二辺の各々に沿った箇所に接続領域を配置するように、接続領域を増やして遠端領域までの距離を短くすることで電圧降下を小さくすることも考えられる。しかしながら、接続領域を増やせば、接続領域から配線が引き出される箇所も増えるため、調光シートの意匠性が低下し、また、調光シートの設置場所についての制約も大きくなる。
【0007】
また、調光シートに流れる電流を大きくするために、接続領域に接続される配線基板の数や大きさを増大させることも考えられる。しかしながら、この場合も調光シートの意匠性の低下が避けられない。
したがって、電圧降下を抑えることのできる新たな構成が求められている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するための調光シートの各態様を記載する。
[態様1]液晶組成物を含む調光層と、前記調光層を挟む一対の透明電極層である第1透明電極層および第2透明電極層と、を備える調光シートであって、前記調光シートは、前記第1透明電極層に電圧を印加するための配線が接続される第1接続領域と、前記第2透明電極層に電圧を印加するための配線が接続される第2接続領域とを有し、前記調光シートの表面と対向する位置から見て、前記第1接続領域および前記第2接続領域は、前記調光シートが有する1つの辺に沿って配置され、前記第1透明電極層および前記第2透明電極層の各々の表面抵抗は、150Ω/□以下である調光シート。
【0009】
上記構成によれば、電圧降下が抑えられるため、調光シートの広い範囲で、透明状態と不透明状態との切り替えが良好に可能である。
【0010】
[態様2]前記第1透明電極層および前記第2透明電極層の各々の表面における最大山高さRpが、200nm以下である[態様1]に記載の調光シート。
上記構成によれば、高電圧印加時に透明電極層の表面の隆起部分が変質して黒点が形成されることが抑えられる。そのため、調光シートの外観品質の低下が抑えられる。
(【0011】以降は省略されています)

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