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公開番号2024034604
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-13
出願番号2022138959
出願日2022-09-01
発明の名称ドア開口の浸水抑止具
出願人大和ハウス工業株式会社
代理人個人
主分類E06B 7/16 20060101AFI20240306BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】ドア開口に対する止水効果を出すために扉体が閉められる必要が無く、パテ等で扉体とドア枠の隙間を塞ぐ必要もないドア開口の浸水抑止具を提供する。
【解決手段】ドア開口の浸水抑止具1は、ドア枠83の左右の縦戸当たり83aの下部側およびドア枠83の下部の沓摺83bの各々の屋外側面に対向する縁部を有し、ドア開口81の下部側を封鎖するように配置される止水板11と、止水板11の上記縁部の屋内側面に位置するシール部材12と、ドア枠83の左右の縦戸当たり83aの下部側の屋内側面に対向する縁部を有し、止水板11に対向して配置される少なくとも1本の横棒部材13と、止水板11の屋内側で横棒部材13を支持する横棒支持体14と、横棒支持体14に装着され、横棒部材13を押圧し、止水板11をドア枠83側に引き寄せる移動操作部材15と、を備える。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
ドア開口を開閉する扉体を支持するドア枠に取り付けられるドア開口の浸水抑止具であって、
上記ドア枠の左右の縦部材の下部側および上記ドア枠の下部の横部材の各々の屋外側面に対向する縁部を有し、上記ドア開口の下部側を封鎖するように配置される止水板と、
上記止水板の上記縁部の屋内側面に位置するシール部材と、
上記ドア枠の左右の縦部材の下部側の屋内側面に対向する縁部を有し、上記止水板に対向して配置される少なくとも1本の横棒部材と、
上記止水板の屋内側で上記横棒部材を支持する横棒支持体と、
上記横棒支持体に装着され、上記横棒部材を押圧して上記止水板を上記ドア枠側に引き寄せる移動操作部材と、
を備えることを特徴とするドア開口の浸水抑止具。
続きを表示(約 990 文字)【請求項2】
請求項1に記載のドア開口の浸水抑止具において、上記横棒支持体は、当該横棒支持体の上面部で上記横棒部材を支持することを特徴とするドア開口の浸水抑止具。
【請求項3】
請求項2に記載のドア開口の浸水抑止具において、上記横棒支持体は、上記上面部の屋内端側で立ち上がる立上部を有していることを特徴とするドア開口の浸水抑止具。
【請求項4】
請求項3に記載のドア開口の浸水抑止具において、上記移動操作部材は、上記立上部に螺合された螺合部材からなることを特徴とするドア開口の浸水抑止具。
【請求項5】
請求項1に記載のドア開口の浸水抑止具において、上記止水板の屋内側の上部側の両側の各縁部と、上記各縁部に近接する上記ドア枠の左右の縦部材の屋内側の部位とを連結し、上記止水板の上記各縁部を上記ドア枠側に引き寄せる上部縁側固定具を備えることを特徴とするドア開口の浸水抑止具。
【請求項6】
請求項5に記載のドア開口の浸水抑止具において、上記上部縁側固定具は、上記止水板の屋内側の上部側の両側の各縁部に設けられた第1支持部と、上記各縁部に近接する上記ドア枠の左右の縦部材側の部位に設けられた第2支持部と、上記第1支持部と上記第2支持部とを跨ぐ交差部材と、上記第1支持部に装着され、上記交差部材を押圧し、上記止水板を上記ドア枠側に引き寄せる上部縁部移動操作部材と、を備えることを特徴とするドア開口の浸水抑止具。
【請求項7】
請求項6に記載のドア開口の浸水抑止具において、上記第2支持部に上記交差部材が可動に設けられており、上記止水板の屋内側の上部側の両側の各縁部と当該各縁部に近接する上記ドア枠の左右の縦部材の屋内側の部位との間を跨ぐ第1状態と、跨がない第2状態と、を切り替えることを特徴とするドア開口の浸水抑止具。
【請求項8】
請求項7に記載のドア開口の浸水抑止具において、上記交差部材は、上記止水板に平行な面内の直線動作または回動動作によって上記第1状態と上記第2状態とを切り替えることを特徴とするドア開口の浸水抑止具。
【請求項9】
請求項1に記載のドア開口の浸水抑止具において、上記止水板の底部に底部シール部材を有することを特徴とするドア開口の浸水抑止具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、ドア開口からの外水の浸入を抑止する浸水抑止具に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ドア枠に開き戸式の扉体が開閉可能に取り付けられ、下枠の内側に下部戸当りが凸設され、ドア枠、戸当りおよび扉体に対して着脱可能な板材が戸当りに立て掛けられ、板材の下端部に沿って下部シールが設けられ、板材の側端部に沿って側部シールが設けられ、扉体が閉じた状態において板材の下端部と下部シールとが戸当りと扉体との間に挟持され、板材の側端部と側部シールとが戸当りと扉体との間に挟持される防水ドア構造が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-218794号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記防水ドア構造は、上記扉体が閉じた状態において、上記板材の下端部と上記下部シールとが上記戸当りと上記扉体との間に挟持され、上記板材の側端部と上記側部シールとが上記戸当りと上記扉体との間に挟持される構造であるため、上記ドア開口に対する止水効果を出すためには、扉体が閉められている必要がある。このため、屋内から屋外へ避難する必要が生じた場合に、この屋外への避難が困難になるおそれがある。
【0005】
また、パテ等でドアとドア枠の隙間を塞ぐ対策では、外水が引いた後にパテを撤去する必要があり、この撤去作業に手間がかかる等の欠点がある。
【0006】
この発明は、ドア開口に対する止水効果を出すために扉体が閉められる必要が無く、パテ等で扉体とドア枠の隙間を塞ぐ必要もないドア開口の浸水抑止具を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この発明のドア開口の浸水抑止具は、ドア開口を開閉する扉体を支持するドア枠に取り付けられるドア開口の浸水抑止具であって、
上記ドア枠の左右の縦部材の下部側および上記ドア枠の下部の横部材の各々の屋外側面に対向する縁部を有し、上記ドア開口の下部側を封鎖するように配置される止水板と、
上記止水板の上記縁部の屋内側面に位置するシール部材と、
上記ドア枠の左右の縦部材の下部側の屋内側面に対向する縁部を有し、上記止水板に対向して配置される少なくとも1本の横棒部材と、
上記止水板の屋内側で上記横棒部材を支持する横棒支持体と、
上記横棒支持体に装着され、上記横棒部材を押圧して上記止水板を上記ドア枠側に引き寄せる移動操作部材と、
を備えることを特徴とする。
【0008】
上記の構成であれば、上記移動操作部材によって、上記止水板が上記ドア枠側に引き寄せられるので、上記ドア開口に対する止水効果を出すために扉体が閉められている必要は無く、屋内から屋外へ避難する必要が生じた場合には、上記ドア開口から避難することができる。また、上記シール部材が、上記止水板の上記縁部の屋内側面に位置するので、パテ等で扉体とドア枠の隙間を塞がなくても、外水が上記止水板をすり抜けて屋内に浸水するのを抑止することができる。
【0009】
上記横棒支持体は、当該横棒支持体の上面部で上記横棒部材を支持してもよい。これによれば、上記横棒部材を上記横棒支持体に簡単にセットすることができる。
【0010】
上記横棒支持体は、上記上面部の屋内端側で立ち上がる立上部を有しており、上記移動操作部材は、上記立上部に螺合された螺合部材からなっていてもよい。これによれば、上記横棒部材を上記横棒支持体上に置いて、上記移動操作部材である上記螺合部材の回転操作によって上記止水板が上記ドア枠側に引き寄せられ、簡単に上記ドア開口に対する止水効果を出すことができる。
(【0011】以降は省略されています)

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