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公開番号2024033765
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-13
出願番号2022137570
出願日2022-08-31
発明の名称充電システム
出願人株式会社ダイヘン
代理人個人,個人
主分類H02J 7/02 20160101AFI20240306BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】各充電装置が自律的に出力電力を調整できる充電システムを提供する。
【解決手段】電気移動体2の蓄電池21を充電する充電装置1a,1bを備えている充電システムA1であって、充電装置1a,1bはそれぞれ、直流電力を出力する直流電源部11と、電気移動体2に接続されて、直流電源部11が出力する直流電力を当該電気移動体2に供給する充電ケーブル19と、電気移動体2および他の充電装置1と通信を行う通信部12と、直流電源部11および通信部12を制御する制御部13と、を備えている。充電装置1aは、充電装置1bが充電中であるときに、充電ケーブル19が電気移動体2に接続され、電気移動体2から要求電力値を受信した場合、充電装置1bに当該要求電力値を送信する。充電装置1bは、充電装置1aから要求電力値を受信した場合、当該要求電力値を受け入れるか否かを判断し、判断結果を充電装置1aに送信する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
蓄電池の電力で電動機を駆動して移動する電気移動体の前記蓄電池を充電する第1充電装置および第2充電装置を備えている充電システムであって、
前記第1充電装置および前記第2充電装置はそれぞれ、
直流電力を出力する直流電源部と、
前記電気移動体に接続されて、前記直流電源部が出力する直流電力を当該電気移動体に供給する充電ケーブルと、
前記電気移動体および他の充電装置と通信を行う通信部と、
前記直流電源部および前記通信部を制御する制御部と、
を備え、
前記第1充電装置は、前記第2充電装置が充電中であるときに、前記充電ケーブルが前記電気移動体に接続され、前記電気移動体から要求電力値を受信した場合、前記第2充電装置に当該要求電力値を送信し、
前記第2充電装置は、前記第1充電装置から前記要求電力値を受信した場合、当該要求電力値を受け入れるか否かを判断し、判断結果を前記第1充電装置に送信する、
充電システム。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記第2充電装置は、自身の充電ケーブルに接続された電気移動体の充電率に基づいて、受け入れるか否かを判断する、
請求項1に記載の充電システム。
【請求項3】
前記第1充電装置は、自身の充電ケーブルに接続された電気移動体に関する関連情報を、前記第2充電装置に送信し、
前記第2充電装置は、前記関連情報に基づいて、受け入れるか否かを判断する、
請求項1に記載の充電システム。
【請求項4】
前記第2充電装置は、受け入れると判断した場合、前記第1充電装置が前記要求電力値の電力を出力しても、前記充電システム全体の出力電力が許容電力値を超えないように、自身の出力電力を変更し、
前記第1充電装置は、受け入れる旨の判断結果を受信した場合、前記要求電力値での充電を開始する、
請求項1に記載の充電システム。
【請求項5】
前記第2充電装置は、受け入れないと判断した場合、自身の出力電力を変更せず、
前記第1充電装置は、受け入れない旨の判断結果を受信した場合、前記充電システム全体の出力電力が許容電力値を超えないように、充電を開始する、
請求項1ないし4のいずれかに記載の充電システム。
【請求項6】
前記第1充電装置は、前記第2充電装置の出力電力が減少した場合、前記充電システムの出力電力が前記許容電力値を超えない範囲で、自身の出力電力を増加させる、
請求項5に記載の充電システム。
【請求項7】
前記第1充電装置および前記第2充電装置と同じ構成を有する第3充電装置をさらに備え、
前記第1充電装置は、前記第2充電装置および前記第3充電装置が充電中であるときに、前記充電ケーブルが前記電気移動体に接続され、前記電気移動体から前記要求電力値を受信した場合、前記第3充電装置にも当該要求電力値を送信し、
前記第2充電装置は、前記第1充電装置から前記要求電力値を受信した場合、当該要求電力値を受け入れるか否かを判断し、判断結果を前記第3充電装置にも送信し、
前記第3充電装置は、前記第1充電装置から前記要求電力値を受信した場合、当該要求電力値を受け入れるか否かを判断し、判断結果を前記第1充電装置および前記第2充電装置に送信する、
請求項1に記載の充電システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電気自動車などを充電する充電システムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
近年、電気自動車の普及に伴い、電気自動車の蓄電池に充電をするための充電システムの整備が進んでいる。特許文献1には、充電システムの一例が開示されている。当該充電システムは、複数台の急速充電器と、各急速充電器と通信を行って充電動作を制御するシステムコントローラとを備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-211891号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記充電システムにおいては、システムコントローラが各急速充電器から各種情報を収集して、各急速充電器の充電時における最大電力値を決定して送信し、各急速充電器が受信した最大電力値の範囲内で充電電力を出力する。したがって、システムコントローラの負担が大きい。また、システムコントローラが故障した場合、充電システムの出力電力を適正に制御できなくなる。また、システムコントローラが各急速充電器の充電電力の指令値を設定する場合も、各急速充電器から各種情報を収集して各指令値を算出するので、同様に、システムコントローラの負担が大きい。また、システムコントローラが故障した場合、充電システムは充電を継続することができない。また、各急速充電器の出力電力の変更に時間がかかる。
【0005】
本発明は上記した事情のもとで考え出されたものであって、各充電装置が自律的に出力電力を調整できる充電システムを提供することをその目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を講じている。
【0007】
本発明の第1の側面によって提供される充電システムは、蓄電池の電力で電動機を駆動して移動する電気移動体の前記蓄電池を充電する第1充電装置および第2充電装置を備えている充電システムであって、前記第1充電装置および前記第2充電装置はそれぞれ、直流電力を出力する直流電源部と、前記電気移動体に接続されて、前記直流電源部が出力する直流電力を当該電気移動体に供給する充電ケーブルと、前記電気移動体および他の充電装置と通信を行う通信部と、前記直流電源部および前記通信部を制御する制御部と、を備え、前記第1充電装置は、前記第2充電装置が充電中であるときに、前記充電ケーブルが前記電気移動体に接続され、前記電気移動体から要求電力値を受信した場合、前記第2充電装置に当該要求電力値を送信し、前記第2充電装置は、前記第1充電装置から前記要求電力値を受信した場合、当該要求電力値を受け入れるか否かを判断し、判断結果を前記第1充電装置に送信する。
【0008】
なお、「電気移動体」は、蓄電池の電力で電動機を駆動して移動する移動体であって、いわゆる電気自動車だけでなく、ハイブリッド車なども含まれる。また、「電気移動体」は、いわゆる自動車だけでなく、二輪車、船舶、飛行機などの他の乗り物、または、無人搬送車、ドローンなどの無人移動体も含まれる。
【0009】
本発明の好ましい実施の形態においては、前記第2充電装置は、自身の充電ケーブルに接続された電気移動体の充電率に基づいて、受け入れるか否かを判断する。
【0010】
本発明の好ましい実施の形態においては、前記第1充電装置は、自身の充電ケーブルに接続された電気移動体に関する関連情報を、前記第2充電装置に送信し、前記第2充電装置は、前記関連情報に基づいて、受け入れるか否かを判断する。
(【0011】以降は省略されています)

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