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公開番号2024032317
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-12
出願番号2022135909
出願日2022-08-29
発明の名称配線基板
出願人イビデン株式会社
代理人弁理士法人朝日奈特許事務所
主分類H05K 3/46 20060101AFI20240305BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】配線基板における配線の配置自由度の向上及び電気的特性の向上。
【解決手段】実施形態の配線基板1は、積層されている複数の絶縁層111、112と、複数の導体層12、121とを含んでいて、これらの積層方向と交差する第1面FAを有している。配線基板1は、さらに、絶縁層111、112及び導体層12、121の一部によってそれぞれ構成されている第1領域A及び第2領域Bを有し、複数の導体層12、121は、第1領域A及び第2領域Bに渡って形成されている第1導体層12と、第2領域B内だけに形成されている第2導体層121と、を含み、複数の絶縁層111、112は、上面112aで第1導体層12と接する第1絶縁層112と、上面111aで第2導体層121と接する第2絶縁層111と、を含み、第1絶縁層112と第2絶縁層111とは、上面111a、112aの面粗度が互いに異なっている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
積層されている複数の絶縁層と、
前記複数の絶縁層のいずれかを介して積層されている複数の導体層と、
を含んでいて、
前記複数の絶縁層の積層方向と交差する外表面として第1面を有する配線基板であって、
前記配線基板は、さらに、前記複数の絶縁層及び前記複数の導体層の一部によってそれぞれ構成されていて互いに隣接する第1領域及び第2領域を有し、
前記複数の導体層は、
前記第1領域及び前記第2領域に渡って形成されている第1導体層と、
前記第2領域内だけに形成されていて、前記第2領域において前記複数の絶縁層のいずれかを挟んで前記第1導体層と交互に積層されている第2導体層と、を含み、
前記複数の絶縁層は、前記第1面を向く上面で前記第1導体層と接する第1絶縁層と、前記第1面を向く上面で前記第2導体層と接する第2絶縁層と、を含み、
前記第1絶縁層と前記第2絶縁層とは、前記第1面を向く上面の面粗度が互いに異なっている。
続きを表示(約 980 文字)【請求項2】
請求項1記載の配線基板であって、
前記第2絶縁層は、絶縁性樹脂と、前記絶縁性樹脂に添加されている粒状の無機フィラーとを含んでおり、
前記無機フィラーの最大の粒径は、前記第1絶縁層内の無機フィラーの最大の粒径よりも小さい。
【請求項3】
請求項1記載の配線基板であって、前記第2絶縁層の前記上面の面粗度は、前記第1絶縁層の前記上面の面粗度よりも低い。
【請求項4】
請求項1記載の配線基板であって、
前記第2絶縁層の比誘電率は、前記第1絶縁層の比誘電率よりも低く、
前記第2絶縁層の誘電正接は、前記第1絶縁層の誘電正接よりも小さい。
【請求項5】
請求項1記載の配線基板であって、
前記第2導体層は複数の配線パターンを含み、
前記複数の配線パターンの最小の配線幅は、前記第1導体層に含まれる配線パターンの最小の配線幅よりも小さく、
前記複数の配線パターンの各配線パターン同士の最小の間隔は、前記第1導体層に含まれる配線パターン同士の最小の間隔よりも小さい。
【請求項6】
請求項5記載の配線基板であって、
前記複数の配線パターンの最小の配線幅は5μm以下であり、
前記複数の配線パターンの各配線パターン同士の最小の間隔は7μm以下である。
【請求項7】
請求項5記載の配線基板であって、前記複数の配線パターンそれぞれのアスペクト比は2.0以上、4.0以下である。
【請求項8】
請求項1記載の配線基板であって、前記第2導体層における前記第1面を向く表面は研磨面である。
【請求項9】
請求項1記載の配線基板であって、
前記第1導体層及び前記第2導体層は、それぞれ、前記第1絶縁層の前記上面又は前記第2絶縁層の前記上面の上に直接形成されている下層と、前記下層上に形成されていてめっき膜からなる上層と、によって構成されており、
前記第2導体層を構成する前記下層はスパッタ膜からなる。
【請求項10】
請求項9記載の配線基板であって、前記第1導体層を構成する前記下層は無電解めっき膜からなる。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は配線基板に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、コア層の各面に積層された絶縁層及び配線層からなる第1の配線部材、及び、第1の配線部材よりも薄い層間厚及び高い配線密度を有していて第1の配線部材の外側に積層された第2の配線部材を含む配線基板が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-225631号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示の配線基板では、高密度での配置が望まれる配線と高密度配置を要しない配線それぞれについて、配置位置の自由度が低いことがある。例えば、高密度での配置が望まれる配線と、それら以外の配線とを、共に表裏いずれかの外表面の近傍、又はコア基板の近傍に設け得ないことがある。また、例えば所望の電気的特性の実現のために隣接配線層との間の望ましい距離が互いに異なる配線同士を、同一の配線層に設け難いことがある。さらに、求められる配線密度や電気的特性について互いに異なる配線が、それぞれに対して好ましい形態や特性を有する絶縁層上に設けられていないことがある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の配線基板は、積層されている複数の絶縁層と、前記複数の絶縁層のいずれかを介して積層されている複数の導体層と、を含んでいて、前記複数の絶縁層の積層方向と交差する外表面として第1面を有している。そして前記配線基板は、さらに、前記複数の絶縁層及び前記複数の導体層の一部によってそれぞれ構成されていて互いに隣接する第1領域及び第2領域を有し、前記複数の導体層は、前記第1領域及び前記第2領域に渡って形成されている第1導体層と、前記第2領域内だけに形成されていて、前記第2領域において前記複数の絶縁層のいずれかを挟んで前記第1導体層と交互に積層されている第2導体層と、を含み、前記複数の絶縁層は、前記第1面を向く上面で前記第1導体層と接する第1絶縁層と、前記第1面を向く上面で前記第2導体層と接する第2絶縁層と、を含み、前記第1絶縁層と前記第2絶縁層とは、前記第1面を向く上面の面粗度が互いに異なっている。
【0006】
本発明の実施形態によれば、配置密度や電気的特性について求められる要件が異なる配線それぞれにおいて配線位置の自由度が高まることがある。また、そのように求められる要件が異なる配線が、各配線に適した絶縁層の上に形成され、その結果、良好な電気的特性が得られることがある。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の一実施形態の配線基板の一例を示す断面図。
図1の配線基板の平面視での一例を示す平面図。
図1のIII部の拡大図。
図3のIV部の一例の拡大図。
一実施形態の配線基板の製造工程の一例を示す断面図。
一実施形態の配線基板の製造工程の一例を示す断面図。
一実施形態の配線基板の製造工程の一例を示す断面図。
一実施形態の配線基板の製造工程の一例を示す断面図。
一実施形態の配線基板の製造工程の一例を示す断面図。
一実施形態の配線基板の製造工程の一例を示す断面図。
一実施形態の配線基板の製造工程の一例を示す断面図。
一実施形態の配線基板の製造工程の一例を示す断面図。
一実施形態の配線基板の製造工程の一例を示す断面図。
一実施形態の配線基板の製造工程の一例を示す断面図。
一実施形態の配線基板の製造工程の一例を示す断面図。
一実施形態の配線基板の製造工程の一例を示す断面図。
一実施形態の配線基板の製造工程の一例を示す断面図。
一実施形態の配線基板の製造工程の一例を示す断面図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明の一実施形態の配線基板が図面を参照しながら説明される。図1には、本実施形態の配線基板の一例である配線基板1の断面図が示されている。図2には、配線基板1の第1面FA側からの平面視での一例が示されている。図1は図2のI-I線での断面図である。なお「平面視」は、配線基板1の厚さ方向に沿う視線で対象物を見ることを意味している。さらに、図3には、図1のIII部の拡大図が示されている。なお、配線基板1は実施形態の配線基板の一例に過ぎない。例えば、実施形態の配線基板に含まれる導体層及び絶縁層それぞれの数は、図1の配線基板1に含まれる導体層及び絶縁層それぞれの数に限定されない。また、以下の説明で参照される各図面では、開示される実施形態が理解され易いように特定の部分が拡大して描かれていることがあり、大きさや長さに関して、各構成要素が互いの間の正確な比率で描かれていない場合がある。
【0009】
図1に示される配線基板1は、配線基板1の厚さ方向と略直交する2つの主面(第1主面F1及び第2主面F2)を有するコア基板100を含んでいる。コア基板100は、絶縁層101と絶縁層101の両面それぞれに形成されている導体層102と、2つの導体層102同士を接続するスルーホール導体103と、を含んでいる。第1主面F1及び第2主面F2は、絶縁層101における配線基板1の厚さ方向と略直交する2つの表面それぞれの露出部分によって構成されている。スルーホール導体103の内部は、エポキシ樹脂などを含む樹脂体103iで充填されている。
【0010】
配線基板1は、さらに、コア基板100の各主面にコア基板100側から逐次形成されて積層されている複数の絶縁層及び複数の導体層の一部によってそれぞれ構成される第1ビルドアップ部10及び第2ビルドアップ部20を含んでいる。配線基板1は、配線基板1の厚さ方向に積層されている複数の絶縁層の積層方向と交差する外表面(最外の表面)として第1面FAを有すると共に、第1面FAの反対側の外表面である第2面FBを有している。図1の例において第1面FA及び第2面FBは、配線基板1の厚さ方向、すなわち、複数の絶縁層の積層方向と略直交している。
(【0011】以降は省略されています)

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