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公開番号2024030197
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-07
出願番号2022132836
出願日2022-08-23
発明の名称毛髪化粧料
出願人日油株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類A61K 8/37 20060101AFI20240229BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】濡れた毛髪に対して塗布した際と、高温条件下で塗布した際に高いコク感を得られ、スタイリングのしやすさとその持続性に優れる毛髪化粧料の提供。
【解決手段】(A)一鎖型カチオン性界面活性剤を0.1質量%~5質量%、(B)二鎖型カチオン性界面活性剤を0.1質量%~5質量%、(C)炭素数14~24の直鎖アルコールを1質量%~15質量%、(D)モノステアリン酸ポリエチレングリコールを0.05質量%~2.5質量%、及び(E)分子量300以下のモノエステル油を0.1質量%~10質量%含有する毛髪化粧料。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
下記(A)~(E)を含有する毛髪化粧料。
(A)一鎖型カチオン性界面活性剤を0.1質量%~5質量%、
(B)二鎖型カチオン性界面活性剤を0.1質量%~5質量%、
(C)炭素数14~24の直鎖アルコールを1質量%~15質量%、
(D)モノステアリン酸ポリエチレングリコールを0.05質量%~2.5質量%、
(E)分子量300以下のモノエステル油を0.1質量%~10質量%。
続きを表示(約 400 文字)【請求項2】
さらに(F)抱水性油剤を0.1質量%~10質量%含有する、請求項1記載の毛髪化粧料。
【請求項3】
さらに(G)下記の式(3)で表されるアルキレンオキシド誘導体を0.1質量%~10質量%含有する、請求項1又は2記載の毛髪化粧料。
TIFF
2024030197000009.tif
10
170
(式(3)中、Glyは、グリセリンから水酸基を除いた残基を示し、POはオキシプロピレン基、EOはオキシエチレン基、BOはオキシブチレン基をそれぞれ示す。m及びnは、それぞれ前記オキシプロピレン基PO及び前記オキシエチレン基EOの平均付加モル数であって、1≦m≦50、1≦n≦50であり、POとEOとの質量比(PO/EO)は、1/5~5/1である。pは、前記オキシブチレン基BOの平均付加モル数であって、0≦p≦5である。)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、毛髪化粧料に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
毛髪は紫外線やドライヤーの熱、洗髪時の摩擦等の様々な要因によって日々ダメージを受けており、パサついたり艶が失われたりする場合がある。そのためヘアコンディショナーやヘアトリートメント等の毛髪化粧料は、毛髪の良好な指通りやまとまり、艶を付与するために使用される。このような機能面だけでなく様々な使用性が要求され、例えば特許文献1では塗布時のコク感(伸び広げる際に感じられる厚み)を向上させるために、モノアルキルトリメチルアンモニウム型界面活性剤、炭素数16~22の高級アルコール、1,3-プロピレングリコール、トリグリセライド及び水を含有する毛髪化粧料が提案されている。しかし特許文献1の毛髪化粧料は十分に濡れた毛髪に対してはその効果は不十分であった。
【0003】
使用者にとって毛髪化粧料使用前に一度水気を絞る動作は手間となるため、シャンプーを洗い流した後そのまま毛髪化粧料を使用できることが好ましい。この課題を解決するために、特許文献2ではカチオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤、直鎖飽和炭化水素基を有する高級アルコール、1分子内に水酸基を3個以上有する多価アルコール及び油性成分からなるヘアコンディショニング組成物が提案されており、濡れた毛髪に対しても十分なコク感を付与することが可能となった。また、特許文献2の組成物は乾燥後の仕上がり時にも毛髪に滑らかさ、柔らかさ、しっとり感を付与できることが特徴であった。しかししっとりとした仕上がり故に、使用後のスタイリングのしやすさは不十分であった。さらに毛髪のスタイリングは毛髪化粧料の使用直後に行われるだけでなく、夜間に毛髪化粧料を使用し翌朝スタイリングを行う場合も想定されるため、スタイリングのしやすさは長時間持続することが求められる。
【0004】
また、毛髪化粧料は様々な環境下での使用・保管が想定されるため、高温での保存安定性が重要である。そこで特許文献3では、高温条件下での保存安定性を向上させるために、アルギニン、両性界面活性剤、多価アルコール、カチオン性界面活性剤及び長鎖脂肪族アルコールを特定比率で含有した毛髪化粧料が提案されている。しかし高温条件下での保存安定性は優れているものの、高温条件下で使用した場合のコク感については不十分であるとともに、十分に濡れた毛髪に対して塗布した際のコク感と、スタイリングのしやすさ及びその持続性は不十分であった。
【0005】
したがって、濡れた毛髪に対して塗布した際も、高温条件下で塗布した際も高いコク感を得られ、スタイリングのしやすさとその持続性に優れる毛髪化粧料の開発が望まれている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2018-168151号公報
特開2009-84172号公報
特開2016-124862号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の目的は、濡れた毛髪に対して塗布した際と、高温条件下で塗布した際に高いコク感を得られ、スタイリングのしやすさとその持続性に優れる毛髪化粧料を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討を行った結果、一鎖型カチオン性界面活性剤、二鎖型カチオン性界面活性剤、炭素数14~24の直鎖アルコール、モノステアリン酸ポリエチレングリコール及び分子量300以下のモノエステル油をそれぞれ特定範囲の含有量で組み合わせて含有させることにより、上記課題を解決し得る毛髪化粧料が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は以下の通りである。
【0009】
[1]下記(A)~(E)を含有する毛髪化粧料。
(A)一鎖型カチオン性界面活性剤を0.1質量%~5質量%、
(B)二鎖型カチオン性界面活性剤を0.1質量%~5質量%、
(C)炭素数14~24の直鎖アルコールを1質量%~15質量%、
(D)モノステアリン酸ポリエチレングリコールを0.05質量%~2.5質量%、
(E)分子量300以下のモノエステル油を0.1質量%~10質量%。
[2]さらに(F)抱水性油剤を0.1質量%~10質量%含有する、[1]記載の毛髪化粧料。
[3]さらに(G)下記の式(3)で表されるアルキレンオキシド誘導体を0.1質量~10質量%含有する、[1]又は[2]記載の毛髪化粧料。
【0010】
TIFF
2024030197000001.tif
10
170
(【0011】以降は省略されています)

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