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公開番号2024013965
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-01
出願番号2022116455
出願日2022-07-21
発明の名称建具
出願人株式会社LIXIL
代理人個人,個人,個人
主分類E06B 7/02 20060101AFI20240125BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】突合せ框を有する内障子において等圧構造を実現し、とくに高風圧時においても屋内への雨水の浸入を防止できる建具を提供する。
【解決手段】建物の開口部に設けられ四方を枠組みした枠体に支持されガラスパネル40を保持するガラス保持溝45を有する障子を備え、障子のうち少なくとも2枚の内障子3Aが突合せ框37を有して互いに突き合せられ、突合せ框37は、ガラス保持溝45に隣接してもう一方の突合せ框側に位置するホロー37Aを有し、内障子3Aは、下框に設けられ屋外に連通する外気導入孔と、外気導入孔に連通し、ホロー37Aにおけるガラス保持溝45に隣接する内側面に設けられた空気導入孔38と、を備え、ガラス保持溝45内のガラス保持空間S1とホロー37A内のホロー空間S2とが等圧空間となる構成とした。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
建物の開口部に設けられ四方を枠組みした枠体と、
前記枠体に支持されガラスパネルを保持するガラス保持溝を有する障子と、を備え、
前記障子のうち少なくとも2枚の内障子が突合せ框を有して互いに突き合せられ、
前記突合せ框は、前記ガラス保持溝に隣接してもう一方の突合せ框側にホローを有し、
前記内障子は、
下框及び上框のうち少なくとも一方に設けられ屋外に連通する外気導入孔と、
前記外気導入孔に連通し、前記ホローにおける前記ガラス保持溝に隣接する内側面に設けられた空気導入孔と、を備え、
前記ガラス保持溝内のガラス保持空間と前記ホロー内のホロー空間とが等圧空間となる建具。
続きを表示(約 350 文字)【請求項2】
前記空気導入孔は、前記ホローの前記内側面の下部に設けられている、
請求項1に記載の建具。
【請求項3】
前記空気導入孔は、前記ホローの前記内側面の上部に設けられている、
請求項1に記載の建具。
【請求項4】
前記空気導入孔の開口面積は、15.7mm

以上である、
請求項1に記載の建具。
【請求項5】
中央2枚の前記障子が前記突合せ框を有する前記内障子を有する4枚建ての引き違いサッシである、
請求項1乃至4のいずれか1項に記載の建具。
【請求項6】
前記突合せ框を有する前記内障子を備えた引き分けサッシである、
請求項1乃至4のいずれか1項に記載の建具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、建具に関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ビル用のサッシでは、例えば特許文献1に示されるように、サッシの框内空間を外気圧と等気圧とし、屋外の雨水を屋内に引き込ませないように水密性をもたせた等圧構造とすることが行われている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-122367号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
例えば4枚建ての引き違いサッシ等では、枠体内において、外障子は縦枠と縦框との間に屋外と通じる部分(外気と触れる部分)があるのに対して、外障子同士の間に配置される2枚の内障子は、外気や雨風を直接的に受ける突合せ框の屋外側の外面のみとなる。この外面に空気導入孔を設けて等圧空間を形成することが難しく、4枚建ての内障子に関しては充分な量の外気を導入することが困難になっていた。そのため、4枚建ての引き違いサッシの場合には、内障子の空間内に送り込まれる外気量が不十分となることから、等圧空間を維持できないという問題があった。等圧空間を維持できないことによって、雨水が屋内側に浸入する場合があることから、その点で改善の余地があった。
【0005】
本開示は、突合せ框を有する内障子において等圧構造を実現し、特に高風圧時においても屋内への雨水の浸入を防止できる建具を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様の建具は、建物の開口部に設けられ四方を枠組みした枠体と、前記枠体に支持されガラスパネルを保持するガラス保持溝を有する障子と、を備え、前記障子のうち少なくとも2枚の内障子が突合せ框を有して互いに突き合せられ、前記突合せ框は、前記ガラス保持溝に隣接してもう一方の突合せ框側に位置するホローを有し、前記内障子には、下框及び上框のうち少なくとも一方に設けられ屋外に連通する外気導入孔と、前記外気導入孔に連通し、前記ホローにおける前記ガラス保持溝に隣接する内側面に設けられた空気導入孔と、前記ガラス保持溝内のガラス保持空間と前記ホロー内のホロー空間とが等圧空間となる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本開示の第1実施形態による引き違いサッシを屋内側から見た正面図である。
図1に示す引き違いサッシの縦断面図である。
図1に示す引き違いサッシの水平断面図である。
突合せ框の水平断面図である。
図4に示すI-I線矢視図であって、突合せ框を屋外から見た側面図である。
図4に示すII-II線矢視図であって、突合せ框をガラスパネル側から見た側面図である。
内障子における外気の導入状態を示す要部縦断面図である。
内障子における外気の導入状態を示す要部水平断面図である。
第2実施形態による引き分けサッシを屋内側から見た正面図である。
図9に示す引き分けサッシの縦断面図である。
図9に示す引き分けサッシの水平断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
(第1実施形態)
図1に示すように、第1実施形態では、建物の開口部に設けられる4枚建ての引き違いサッシ100を建具の一例として説明する。
【0009】
引き違いサッシ100は、建物の開口部に設けられ四方を枠組みした枠体2と、枠体2に支持されスライド可能な4枚の障子3と、を備えている。引き違いサッシ100は、4枚の障子3のうち左右中央2枚の障子3が突合せ框37を有し屋内側に位置する内障子3Aである。中央の2枚の内障子3Aの左右両側の屋外側に位置する外障子は、符号3Bで示す。
【0010】
以下の説明では、屋外側(図2等に示す+Z側)と屋内側(図2等に示す-Z側)とを結び水平方向に沿う方向を、屋内外方向(図の矢印Zの方向)と称する。屋内外方向Zと直交し水平方向に沿う方向を、左右方向(図の矢印Xの方向)と称する。屋内外方向Z及び左右方向Xと直交する方向を、上下方向(図の矢印Yの方向)と称する。各構成部材において、屋内外方向Z及び左右方向Xで中心から離れる側を外側と称し、中心に向かう側を内側という場合がある。引き違いサッシ100を構成する部位において、屋内外方向Zを見込み方向と称し、見込み方向に直交する面方向を見付け方向と称する場合がある。
(【0011】以降は省略されています)

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