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公開番号2024003619
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-01-15
出願番号2022102880
出願日2022-06-27
発明の名称基板接続構造
出願人キヤノン株式会社
代理人個人
主分類H05K 1/14 20060101AFI20240105BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】小型化と部品点数の低減とを図ることができる基板接続構造を提供することを目的とする。
【解決手段】基板接続構造1000は、LCD制御基板1と、第1半田ランド部2aに実装された第1コネクタ2と、第2半田ランド部3aに実装された第2コネクタ3とを備える。第1コネクタ2は、第1コネクタハウジング21に可撓性接続基板5が挿入されることにより、可撓性接続基板5と電気的に接続される。第1コネクタ2は、第2コネクタ3によりも挿入方向A前方に配置され、かつ、第2コネクタ3に対して挿入方向Aと直交する方向に配置される。挿入方向Aから見たとき、第1半田ランド部2aと第2半田ランド部3aとは、少なくとも一部が重なる。LCD制御基板1の平面視で、第2半田ランド部3aは、可撓性接続基板5から離間している。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
回路基板と、該回路基板上の第1実装領域に実装された第1コネクタと、前記回路基板上の前記第1実装領域と異なる第2実装領域に実装された第2コネクタと、を備える基板接続構造であって、
前記第1コネクタは、第1コネクタハウジングを有し、該第1コネクタハウジングに第1接続体が挿入されることにより、該第1接続体と電気的に接続され、
前記第2コネクタは、第2コネクタハウジングを有し、該第2コネクタハウジングに第2接続体が前記第1接続体と同じ挿入方向から挿入されることにより、前記第2接続体と電気的に接続され、
前記第1コネクタは、前記第2コネクタによりも前記挿入方向前方に配置され、かつ、前記第2コネクタに対して前記挿入方向と直交する方向に配置され、
前記挿入方向から見たとき、前記第1コネクタハウジングと前記第2コネクタハウジングとは、少なくとも一部が重なるか、または、前記第1実装領域と前記第2実装領域とは、少なくとも一部が重なり、
前記回路基板の平面視で、前記第2実装領域または前記第2コネクタハウジングは、前記第1接続体から離間していることを特徴とする基板接続構造。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記挿入方向に沿った前記第1コネクタと前記第2コネクタとの離間距離は、前記第1コネクタハウジングに対する前記第1接続体の最大挿入量以上であることを特徴とする請求項1に記載の基板接続構造。
【請求項3】
前記挿入方向から見たときの前記第1コネクタハウジングと前記第2コネクタハウジングとの重なり量は、前記挿入方向と直交する方向に沿った前記第1コネクタハウジング幅と前記第1接続体幅の差分の1/2以下であるか、または、前記第1実装領域と前記第2実装領域との重なり量は、前記挿入方向と直交する方向に沿った前記第1実装領域幅と前記第1接続体幅の差分の1/2以下であることを特徴とする請求項1に記載の基板接続構造。
【請求項4】
前記平面視での前記第2実装領域と前記第1接続体との離間距離、または、前記平面視での前記第2コネクタハウジングと前記第1接続体との離間距離は、前記挿入方向と直交する方向に沿った前記第1実装領域幅と第1接続体幅の差分の1/2以下であることを特徴とする請求項1に記載の基板接続構造。
【請求項5】
前記第1実装領域は、前記挿入方向と直交する方向の幅が前記第1コネクタよりも大きく、
前記第2実装領域は、前記挿入方向と直交する方向の幅が前記第2コネクタよりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の基板接続構造。
【請求項6】
前記第1コネクタは、半田付けによって前記第1実装領域に実装され、
前記第2コネクタは、半田付けによって前記第2実装領域に実装されることを特徴とする請求項1に記載の基板接続構造。
【請求項7】
前記第1接続体は、可撓性を有し、帯状をなす第1帯状部を備え、
前記第2接続体は、可撓性を有し、帯状をなす第2帯状部を備え、該第2帯状部の一部に幅が拡がった拡幅部が設けられており、
前記平面視で、前記拡幅部は、前記第1帯状部の上側に重なることを特徴とする請求項1に記載の基板接続構造。
【請求項8】
前記回路基板は、LCD(Liquid Crystal Display)を制御する制御基板であり、
前記第1コネクタは、前記第1接続体を介して、前記LCDを操作する操作スイッチ基板と接続されるコネクタであり、
前記第2コネクタは、前記第2接続体を介して、前記LCDのバックライトと接続されるコネクタであることを特徴とする請求項1に記載の基板接続構造。
【請求項9】
前記回路基板上の前記第1コネクタおよび前記第2コネクタと異なる位置に実装された第3コネクタを備え、
前記第3コネクタは、前記LCDと接続されるコネクタであることを特徴とする請求項8に記載の基板接続構造。
【請求項10】
前記挿入方向から見たとき、前記第3コネクタは、前記第2コネクタに対して前記第1コネクタと反対側に配置されることを特徴とする請求項9に記載の基板接続構造。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、基板接続構造に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
近年、ビデオカメラ等のカメラが有するLCD(Liquid Crystal Display)は、横縦比が16:9となる横長の長方形をなす。また、カメラには、LCDを制御する制御基板が内蔵されている。この制御基板としては、3つのコネクタが実装された基板がある(例えば特許文献1参照)。特許文献1に記載の制御基板では、3つのコネクタは、制御基板の1つの辺に沿って1列に配置されている。また、他の基板としては、2つのコネクタが実装された基板がある(例えば特許文献2参照)。特許文献2に記載の基板では、2つのコネクタは、各コネクタに対する挿入基板の挿入方向の前後に配置されている。また、特許文献2に記載の基板では、当該基板のコネクタ側を変形させることにより、2つのコネクタは、基板の厚さ方向にズレて配置された状態となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-3702号公報
特開2001-203432号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の制御基板は、3つのコネクタが1列に配置されているため、各コネクタの大きさによっては大型化する傾向にある。特許文献2に記載の基板は、2つのコネクタのうち、挿入方向前方に位置するコネクタに挿入基板が挿入された状態では、当該挿入基板が挿入方向後方に位置するコネクタに接触して(干渉して)、損傷を受けるおそれがある。そのため、特許文献2に記載の基板では、挿入基板の損傷を防止するための保護部材を設ける必要があり、その分、製造コストが増大する。
【0005】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものである。本発明は、小型化と部品点数の低減とを図ることができる基板接続構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明の基板接続構造は、回路基板と、該回路基板上の第1実装領域に実装された第1コネクタと、前記回路基板上の前記第1実装領域と異なる第2実装領域に実装された第2コネクタと、を備える基板接続構造であって、前記第1コネクタは、第1コネクタハウジングを有し、該第1コネクタハウジングに第1接続体が挿入されることにより、該第1接続体と電気的に接続され、前記第2コネクタは、第2コネクタハウジングを有し、該第2コネクタハウジングに第2接続体が前記第1接続体と同じ挿入方向から挿入されることにより、前記第2接続体と電気的に接続され、前記第1コネクタは、前記第2コネクタによりも前記挿入方向前方に配置され、かつ、前記第2コネクタに対して前記挿入方向と直交する方向に配置され、前記挿入方向から見たとき、前記第1コネクタハウジングと前記第2コネクタハウジングとは、少なくとも一部が重なるか、または、前記第1実装領域と前記第2実装領域とは、少なくとも一部が重なり、前記回路基板の平面視で、前記第2実装領域または前記第2コネクタハウジングは、前記第1接続体から離間していることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、小型化と部品点数の低減とを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
基板接続構造の実施形態を示す図((a)は斜視図、(b)は正面図)である。
図1(b)中の一点鎖線で囲まれた領域[A]の拡大図である。
図3は、図1に示す基板接続構造の分解斜視図である。
図1に示す基板接続構造がLCDとして内蔵されたビデオカメラの斜視図である。
図4に示すビデオカメラの分解斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。しかしながら、以下の実施形態に記載されている構成はあくまで例示に過ぎず、本発明の範囲は実施形態に記載されている構成によって限定されることはない。例えば、本発明を構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。図1は、基板接続構造の実施形態を示す図((a)は斜視図、(b)は正面図)である。図2は、図1(b)中の一点鎖線で囲まれた領域[A]の拡大図である。図3は、図1に示す基板接続構造の分解斜視図である。図4は、図1に示す基板接続構造がLCDとして内蔵されたビデオカメラの斜視図である。図5は、図4に示すビデオカメラの分解斜視図である。また、各図中、互いに直交するX軸、Y軸、Z軸を設定する。X軸は、基板接続構造の全長方向と平行な軸である。Y軸は、基板接続構造の幅方向と平行な軸である。Z軸は、基板接続構造の厚さ方向と平行な軸である。また、各軸の矢印が向く方向を「正」、その反対方向を「負」とする。
【0010】
図1(a)、(b)に示すように、基板接続構造1000は、制御回路としての回路パターン(不図示)が形成されたLCD制御基板(回路基板)1と、LCD制御基板1上に実装された第1コネクタ2、第2コネクタ3および第3コネクタ4とを有する。LCD制御基板1は、X軸方向に沿った横長形状のLCD(Liquid Crystal Display)パネル8を制御する基板である。なお、LCDパネル8は、本実施形態ではLCD制御基板1のZ軸方向負側に、LCD制御基板1と平行に配置されているが、LCDパネル8の配置位置および配置姿勢については、特に限定されない。本実施形態では、基板接続構造1000は、LCDパネル8とともにビデオカメラ2000のLCD表示部100(図4、図5参照)として搭載される。
(【0011】以降は省略されています)

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