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公開番号2024002838
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-01-11
出願番号2022102282
出願日2022-06-25
発明の名称溶解炉の燃焼方法と装置
出願人株式会社サンコー,個人
代理人
主分類F27B 3/28 20060101AFI20231228BHJP(炉,キルン,窯;レトルト)
要約【課題】
金属を溶融処理する溶解炉1において、熱源1を断続的にオン・オフさせるようにすることにより、得られる製品の品質を確保しながら、現場の状況に応じた加熱状態を維持し、熱効率を向上させるものである。
【解決手段】
金属を溶融処理する溶解炉1において、熱源1を断続的にオン・オフさせるようにするものであり、熱源1を制御装置Tにより断続的にオン・オフ可能としたことにより、従来のような各所の温度検出に基づく高価な制御系を用いることなく、初期の目的を達成できた。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項1】
金属を溶融処理する溶解炉1において、熱源1を断続的にオン・オフさせるようにすることを特徴とする溶解炉の燃焼方法。
続きを表示(約 220 文字)【請求項2】
熱源1の同じパターンの断続的なオン・オフを複数セット設定することを特徴とする請求項1に記載の溶解炉の燃焼方法。
【請求項3】
熱源1の異なるパターンの断続的なオン・オフを複数セット設定することを特徴とする請求項1に記載の溶解炉の燃焼方法。
【請求項4】
金属を溶融処理する溶解炉1において、熱源1を制御装置Tにより断続的にオン・オフ可能としたことを特徴とする溶解炉の燃焼装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、アルミニウムや鉄鋼等を溶融する溶解炉の燃焼に関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
一般的にアルミニウムや鉄鋼、その他の金属素材は、その材料を溶解炉で高熱処理して溶解し、製品化するものであるが、供給される材料が供給される状況に応じて加熱が最適に行われる必要があり、そのためには一般的に、刻々と変化する適宜ポイントでの温度データ、材料の供給状況データ等を逐一チェックし、その変化に応動してコンピュータ制御により行うようにしている。
【0003】
そして金属溶解現場では、一般的に汎用機をメーカーから購入して設置し、現場に応じた状況を踏まえて種々の設定を施して稼働させるのであるが、個々の現場に整合した条件設定を調えることは困難である。
【0004】
例えば、特許文献1(特開昭61-264127号公報)や特許文献2(特公平3-43553号公報)に記載の発明では、複数のバーナのうち、一部のバーナを必要熱量に応じて定まる時間間隔でオン・オフさせることが開示されている。
【0005】
即ち、供給される材料が断続的に供給される溶解炉では、その材料の供給状況に対応し、現場で状況変化を感知し、例えば材料が少なくなると、複数のバーナの内のいずれかオフにして火力を落とすように火加減を調整するもののであって、オフになっている以外のバーナは燃焼が継続されていた。
【0006】
しかしながら、材料の供給から溶解されて流下する間、所定の箇所の温度変化は刻々と変化する上に、材料の供給状況の測定時点から、一般的に高温の溶解炉は熱源を切っても直ぐには熱が下がらず、かなりのタイムラグあって、炉内が空になっても直ちには冷却されず、かなりの時間高熱が維持されたり、逆に熱源が落ちて長時間後では温度が下がり過ぎてしまい、熱源がオンになっても、必要な高熱に達するまで、かなりのタイムロスが生じる欠点があり、それを防ぐためには炉の各所の温度を的確に精度良く測定し、それに基づいて火力を制御することが必要で、そのためには高価な制御システムが要求されるものであった。
【0007】
また、それらの燃焼方式では、いずれも複数のバーナを設置し、それらの一部を交互に点火したり、消火したりする場合でも、全バーナが一斉に消火することはなく、常にいずれかが燃焼状態を維持するようにしていたため、部分消火による省力化の効果は殆ど期待できない上、その制御が上記のように相当難しく、装置が複雑となり、故障もしやすく、扱い難い欠点があった。
【0008】
特開昭61-264127号公報
特公平3-43553号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、金属を溶融処理する溶解炉において、材料の供給状況が種々に変化しても、トータル的に満足できる燃焼状態を維持し、対応できるようにするものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、金属を溶融処理する溶解炉において、熱源が断続的にオン・オフを繰り返して行われるようにするものであり、その制御には、コンピュータによる制御装置、或いはタイマのような制御装置Tを介在させるものである。
(【0011】以降は省略されています)

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