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公開番号2024001582
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-01-10
出願番号2022100322
出願日2022-06-22
発明の名称プリント配線板
出願人イビデン株式会社
代理人個人
主分類H05K 1/02 20060101AFI20231227BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】高い品質を有するプリント配線板の提供。
【解決手段】プリント配線板は、第1導体層と、第1導体層上に形成され、第1導体層を露出するビア導体用の開口と第1面と第1面と反対側の第2面とを有する第1樹脂絶縁層と、第1樹脂絶縁層の第1面上に形成されている第2導体層と、開口内に形成されていて、第1導体層と第2導体層とを接続するビア導体、とを有する。第2導体層とビア導体は、シード層とシード層上に形成される電解めっき層とによって形成されている。第2導体層のうち第1面と対向する面は、第1面の表面形状に沿って形成されている。第2導体層は導体回路を有している。シード層は、第1層と第1層上に形成される第2層とを有している。導体回路は、第1樹脂絶縁層に近い方から順に第1層、第2層、電解めっき層で構成されており、導体回路の断面において、第2層の幅は第1層の幅より大きく、電解めっき層の幅は第2層の幅より大きい。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
第1導体層と、
前記第1導体層上に形成されていて、前記第1導体層を露出するビア導体用の開口と第1面と前記第1面と反対側の第2面とを有する第1樹脂絶縁層と、
前記第1樹脂絶縁層の前記第1面上に形成されている第2導体層と、
前記開口内に形成されていて、前記第1導体層と前記第2導体層とを接続するビア導体、とを有するプリント配線板であって、
前記第2導体層と前記ビア導体は、シード層と前記シード層上に形成される電解めっき層とによって形成されており、
前記第2導体層のうち前記第1面と対向する面は、前記第1面の表面形状に沿って形成されており、
前記第2導体層は導体回路を有しており、
前記シード層は、第1層と前記第1層上に形成される第2層とを有しており、前記導体回路は、前記第1樹脂絶縁層に近い方から順に前記第1層、前記第2層、前記電解めっき層で構成されており、前記導体回路の断面において、前記第2層の幅は前記第1層の幅より大きく、前記電解めっき層の幅は前記第2層の幅より大きい。
続きを表示(約 880 文字)【請求項2】
請求項1のプリント配線板であって、前記電解めっき層の幅と前記第1層の幅の差は1μm以上6μm以下である。
【請求項3】
請求項1のプリント配線板であって、
前記第2導体層と前記第1面上に形成されている第2樹脂絶縁層をさらに有し、
前記第2樹脂絶縁層は樹脂と無機粒子によって形成されており、
前記第2樹脂絶縁層のうち、前記導体回路の前記シード層の側方であって前記導体回路の前記電解めっき層と前記第1面の間に配置される部分に含まれる前記無機粒子の径は1.0μm以下である。
【請求項4】
請求項1のプリント配線板であって、前記第1樹脂絶縁層の前記第1面の算術平均粗さ(Ra)は、0.02μm以上0.08μm以下である。
【請求項5】
請求項1のプリント配線板であって、前記シード層はスパッタで形成される。
【請求項6】
請求項1のプリント配線板であって、前記第1層と前記第2層は異なる材料の銅合金の組み合わせ、あるいは前記銅合金と銅の組み合わせからなる。
【請求項7】
請求項6のプリント配線板であって、前記銅合金は、銅の含有量(原子量%)が90at%以上である。
【請求項8】
請求項1のプリント配線板であって、前記第1層は、ケイ素、アルミニウム、チタン、ニッケル、クロム、鉄、モリブデン、銀、炭素、酸素、スズ、カルシウム、マグネシウムのうちの少なくとも1つを含む銅合金で形成されており、前記第2層は銅で形成されている。
【請求項9】
請求項1のプリント配線板であって、前記第1層は、アルミニウムとケイ素を含む銅合金である。
【請求項10】
請求項1のプリント配線板であって、前記第1層は、アルミニウム、チタン、ニッケル、クロム、カルシウム、マグネシウム、鉄、モリブデン、銀のうちのいずれか1つの金属で形成されており、前記第2層は銅で形成されている。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書によって開示される技術は、プリント配線板に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、表面が粗化された絶縁層上に導体回路が形成されているプリント配線板を開示する。導体回路は、絶縁層上に形成される無電解めっき膜と、無電解めっき膜上に形成される電解めっき膜で構成される。無電解めっき膜は絶縁層表面の粗化面に追従して形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平11-214828号公報
【発明の概要】
【0004】
[特許文献1の課題]
特許文献1の技術では、導体回路の断面において、導体回路の幅は無電解めっき膜と電解めっき膜の境界部分において最も小さいと考えられる。すなわち、無電解めっき膜のうち、絶縁層と密着する部分の幅は、電解めっき膜との境界部分の幅よりも大きいと考えられる。そのため、導体回路から露出する絶縁層の面積が小さいと考えられる。絶縁層と、絶縁層と導体回路上に形成される他の絶縁層とが密着する面積が小さいと考えられる。その結果、絶縁層同士の密着性が不十分となり、高い品質のプリント配線板が提供されないと考えられる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明のプリント配線板は、第1導体層と、前記第1導体層上に形成されていて、前記第1導体層を露出するビア導体用の開口と第1面と前記第1面と反対側の第2面とを有する第1樹脂絶縁層と、前記第1樹脂絶縁層の前記第1面上に形成されている第2導体層と、前記開口内に形成されていて、前記第1導体層と前記第2導体層とを接続するビア導体、とを有する。前記第2導体層と前記ビア導体は、シード層と前記シード層上に形成される電解めっき層とによって形成されている。前記第2導体層のうち前記第1面と対向する面は、前記第1面の表面形状に沿って形成されている。前記第2導体層は導体回路を有している。前記シード層は、第1層と前記第1層上に形成される第2層とを有している。前記導体回路は、前記第1樹脂絶縁層に近い方から順に前記第1層、前記第2層、前記電解めっき層で構成されており、前記導体回路の断面において、前記第2層の幅は前記第1層の幅より大きく、前記電解めっき層の幅は前記第2層の幅より大きい。
【0006】
本発明の実施形態のプリント配線板では、導体回路を構成する第1層と第2層と電解めっき層のうち、第1樹脂絶縁層に最も近い第1層の幅が最も小さい。そのため、第2導体層の導体回路から露出する第1樹脂絶縁層の面積が広くなる。第1樹脂絶縁層と、第1樹脂絶縁層および第2導体層上に形成される他の樹脂絶縁層とが密着する面積が大きくなる。樹脂絶縁層同士の密着性が高い。高い品質のプリント配線板が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施形態のプリント配線板を模式的に示す断面図。
実施形態のプリント配線板の一部を模式的に示す拡大断面図。
実施形態のプリント配線板の製造方法を模式的に示す断面図。
実施形態のプリント配線板の製造方法を模式的に示す断面図。
実施形態のプリント配線板の製造方法を模式的に示す断面図。
実施形態のプリント配線板の製造方法を模式的に示す拡大断面図。
実施形態のプリント配線板の製造方法を模式的に示す断面図。
実施形態のプリント配線板の製造方法を模式的に示す断面図。
実施形態のプリント配線板の製造方法を模式的に示す断面図。
実施形態のプリント配線板の製造方法を模式的に示す断面図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
[実施形態]
図1は実施形態のプリント配線板2を示す断面図である。図2は実施形態のプリント配線板2の一部を示す拡大断面図である。図1に示されるように、プリント配線板2は、絶縁層4と第1導体層10と第1樹脂絶縁層20と第2導体層30と第1ビア導体40と第2樹脂絶縁層120と第3導体層130と第2ビア導体140を有する。
【0009】
絶縁層4は樹脂を用いて形成される。絶縁層4はシリカ等の無機粒子を含んでもよい。絶縁層4は、ガラスクロス等の補強材を含んでもよい。絶縁層4は、第3面6(図中の上面)と第3面6と反対側の第4面8(図中の下面)を有する。
【0010】
第1導体層10は絶縁層4の第3面6上に形成されている。第1導体層10は信号配線12とパッド14を含む。図に示されていないが、第1導体層10は信号配線12とパッド14以外の導体回路も含んでいる。第1導体層10は主に銅によって形成される。第1導体層10は、絶縁層4上のシード層10aとシード層10a上の電解めっき層10bで形成されている。シード層10aは第3面6上の第1層11aと第1層11a上の第2層11bで形成されている。第1層11aは銅とケイ素とアルミニウムを含む銅合金で形成されている。第2層11bは銅で形成されている。電解めっき層10bは銅で形成されている。第1層11aは絶縁層4に接している。
(【0011】以降は省略されています)

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