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公開番号2024001580
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-01-10
出願番号2022100320
出願日2022-06-22
発明の名称プリント配線板
出願人イビデン株式会社
代理人個人
主分類H05K 1/09 20060101AFI20231227BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】高い品質を有するプリント配線板の提供。
【解決手段】プリント配線板は、第1導体層と、第1面と前記第1面と反対側の第2面と前記第1面から前記第2面に至る開口とを有し、前記第2面が前記第1導体層と対向するように前記第1導体層上に積層されている樹脂絶縁層と、前記樹脂絶縁層の前記第1面上に形成されている第2導体層と、前記開口内に形成されていて、前記第1導体層と前記第2導体層とを接続するビア導体、とを有する。前記第2導体層と前記ビア導体はシード層と前記シード層上に形成される電解めっき層によって形成されている。前記シード層は非晶質金属を5wt%以上80wt%以下含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1導体層と、
第1面と前記第1面と反対側の第2面と前記第1面から前記第2面に至る開口とを有し、前記第2面が前記第1導体層と対向するように前記第1導体層上に積層されている樹脂絶縁層と、
前記樹脂絶縁層の前記第1面上に形成されている第2導体層と、
前記開口内に形成されていて、前記第1導体層と前記第2導体層とを接続するビア導体、とを有するプリント配線板であって、
前記第2導体層と前記ビア導体はシード層と前記シード層上に形成される電解めっき層によって形成されており、
前記シード層は非晶質金属を5wt%以上80wt%以下含む。
続きを表示(約 790 文字)【請求項2】
請求項1のプリント配線板であって、前記シード層はスパッタ膜である。
【請求項3】
請求項1のプリント配線板であって、前記シード層は第1層と前記第1層上に形成される第2層を有しており、前記第2層と前記第1層は異なる材料で形成されている。
【請求項4】
請求項3のプリント配線板であって、前記第1層の厚みは10nm以上500nm以下であり、前記第2層の厚みは10nm以上1000nm以下である。
【請求項5】
請求項1のプリント配線板であって、前記第1面の算術平均粗さ(Ra)は0.02μm以上0.08μm以下である。
【請求項6】
請求項3のプリント配線板であって、前記第1層と前記第2層は異なる材料の銅合金の組み合わせ、あるいは銅合金と銅の組み合わせからなる。
【請求項7】
請求項6のプリント配線板であって、前記銅合金は、銅の含有量が90at%以上である。
【請求項8】
請求項6のプリント配線板であって、前記第1層は、ケイ素、アルミニウム、チタン、ニッケル、クロム、鉄、モリブデン、銀、炭素、酸素、スズ、カルシウム、マグネシウムのうちの少なくとも1つを含む銅合金で形成されており、前記第2層は銅で形成されている。
【請求項9】
請求項3のプリント配線板であって、前記第1層は、アルミニウムとケイ素を含む銅合金で形成されており、前記第2層は銅で形成されている。
【請求項10】
請求項3のプリント配線板であって、前記第1層は、アルミニウム、チタン、ニッケル、クロム、カルシウム、マグネシウム、鉄、モリブデン、銀のうちのいずれか1つの金属で形成されており、前記第2層は銅で形成されている。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書によって開示される技術は、プリント配線板に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、表面が粗化された絶縁層上に導体回路が形成されているプリント配線板を開示する。導体回路は、絶縁層上に形成される無電解めっき膜と、無電解めっき膜上に形成される電解めっき膜で構成される。無電解めっき膜は絶縁層表面の粗化面に追従して形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平11-214828号公報
【発明の概要】
【0004】
[特許文献1の課題]
特許文献1の技術では、無電解めっき膜は絶縁層表面の粗化面に追従して形成される。無電解めっき膜の一部は絶縁層表面よりも絶縁層の内側に入りこんで形成される。製造過程で無電解めっき膜が除去される際のエッチング量が多いと考えられる。電解めっき膜が過度に除去されると考えられる。そのため微細な配線を形成することが難しいと考えられる。さらに、導体回路の表面が粗面化されるため、伝送損失が大きくなると考えられる。この結果、高い品質のプリント配線板が提供されないと考えられる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明のプリント配線板は、第1導体層と、第1面と前記第1面と反対側の第2面と前記第1面から前記第2面に至る開口とを有し、前記第2面が前記第1導体層と対向するように前記第1導体層上に積層されている樹脂絶縁層と、前記樹脂絶縁層の前記第1面上に形成されている第2導体層と、前記開口内に形成されていて、前記第1導体層と前記第2導体層とを接続するビア導体、とを有する。前記第2導体層と前記ビア導体はシード層と前記シード層上に形成される電解めっき層によって形成されている。前記シード層は非晶質金属を5wt%以上80wt%以下含む。
【0006】
本発明の実施形態のプリント配線板では、シード層は非晶質金属を5wt%以上80wt%以下含む。非晶質金属を5wt%以上80wt%以下含むシード層は、非晶質金属を含まないシード層に比べてエッチングによって除去され易い。プリント配線板の製造時にシード層が除去される時、エッチング量を少なくすることができる。電解めっき層が過度に除去されないため、微細な配線を形成することができる。また、第2導体層中の導体回路の表面が粗面化され難いため、伝送損失を小さくすることができる。この結果、高い品質のプリント配線板が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施形態のプリント配線板を模式的に示す断面図。
実施形態のプリント配線板の製造方法を模式的に示す断面図。
実施形態のプリント配線板の製造方法を模式的に示す断面図。
実施形態のプリント配線板の製造方法を模式的に示す断面図。
実施形態のプリント配線板の製造方法を模式的に示す断面図。
実施形態のプリント配線板の製造方法を模式的に示す断面図。
実施形態のプリント配線板の製造方法を模式的に示す断面図。
実施形態のプリント配線板の製造方法を模式的に示す断面図。
実施形態の改変例のプリント配線板を模式的に示す断面図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
[実施形態]
図1は実施形態のプリント配線板2を示す断面図である。図1に示されるように、プリント配線板2は、絶縁層4と第1導体層10と樹脂絶縁層20と第2導体層30とビア導体40とを有する。
【0009】
絶縁層4は樹脂を用いて形成される。絶縁層4はシリカ、アルミナ等の無機粒子を含んでもよい。絶縁層4は、ガラスクロス等の補強材を含んでもよい。絶縁層4は、第3面6(図中の上面)と第3面6と反対側の第4面8(図中の下面)を有する。
【0010】
第1導体層10は絶縁層4の第3面6上に形成されている。第1導体層10は信号配線12とパッド14を含む。図に示されていないが、第1導体層10は信号配線12とパッド14以外の導体回路も含んでいる。第1導体層10は主に銅によって形成される。第1導体層10は、絶縁層4上のシード層10aとシード層10a上の電解めっき層10bで形成されている。シード層10aは第3面6上の第1層11aと第1層11a上の第2層11bで形成されている。第1層11aと第2層11bはともにスパッタで形成されたスパッタ膜である。第1層11aの厚みは10nm以上500nm以下である。第2層11bの厚みは10nm以上1000nm以下である。シード層10aは非晶質金属を5wt%以上80wt%以下含む。すなわち、第1層11aと第2層11bはともに非晶質金属を5wt%以上80wt%以下含む。第1層11aは銅とケイ素とアルミニウムを含む銅合金で形成されている。銅合金中の銅の含有率は90at%以上99at%未満である。銅合金中の銅の含有率は90at%以上98at%以下である。第2層11bは銅で形成されている。第2層11b中の銅の含有率は99at%以上である。電解めっき層10bは銅で形成されている。第1層11aは絶縁層4に接している。
(【0011】以降は省略されています)

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