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公開番号2023181768
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-12-25
出願番号2022095100
出願日2022-06-13
発明の名称画像形成装置
出願人株式会社リコー
代理人個人
主分類G03G 21/16 20060101AFI20231218BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】画像形成装置本体を大型化することなく、露光装置の周囲に冷却用の十分な空間を設け、露光装置を効果的に冷却することが可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】装置本体2と、装置本体2に着脱自在な露光装置6と、装置本体2に設けられた露光装置6の挿入口4と、挿入口4よりも高い位置に設けられた露光装置6の位置決め位置と、位置決め位置に露光装置6を導く傾斜面14aを有する位置決め部材14と、を備え、露光装置6が位置決め位置に装着されたとき、露光装置6の下部に空間16を有する画像形成装置1。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
装置本体と、
前記装置本体に着脱自在な露光装置と、
前記装置本体に設けられた前記露光装置の挿入口と、
前記挿入口よりも高い位置に設けられた前記露光装置の位置決め位置に前記露光装置を導く傾斜面を有する位置決め部材と、
を備え、
前記露光装置が前記位置決め位置に装着されたとき、前記露光装置の下部に空間を有する画像形成装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
請求項1記載の画像形成装置において、
前記露光装置を冷却する冷却ファンを備え、前記空間は前記冷却ファンの気流が通過する経路となることを特徴とする画像形成装置。
【請求項3】
請求項2記載の画像形成装置において、
前記露光装置は回転多面鏡または光学レンズを備え、前記回転多面鏡または前記光学レンズの少なくとも何れかの配置位置と対応する位置で幅が狭くなる形状を呈し、前記経路中に位置するガイド部材を有することを特徴とする画像形成装置。
【請求項4】
請求項3記載の画像形成装置において、
前記ガイド部材は、前記露光装置が前記位置決め位置に装着されていない状態では前記経路中には位置せず、前記露光装置が前記位置決め位置に装着されている状態で前記経路中に位置することを特徴とする画像形成装置。
【請求項5】
請求項4記載の画像形成装置において、
前記ガイド部材は前記挿入口への前記露光装置の挿入に伴い線形的に前記経路中に位置することを特徴とする画像形成装置。
【請求項6】
請求項4記載の画像形成装置において、
前記ガイド部材は前記挿入口への前記露光装置の挿入に伴い弾性部材の弾性力により前記経路中に位置することを特徴とする画像形成装置。
【請求項7】
請求項1記載の画像形成装置において、
前記空間に配置される吸熱部材を有することを特徴とする画像形成装置。
【請求項8】
請求項7記載の画像形成装置において、
前記露光装置は回転多面鏡または光学レンズを備え、前記吸熱部材は前記回転多面鏡または前記光学レンズの配置位置の近傍に配置されていることを特徴とする画像形成装置。
【請求項9】
請求項7記載の画像形成装置において、
前記吸熱部材は、前記露光装置が前記位置決め位置に装着されていない状態では前記空間には位置せず、前記露光装置が前記位置決め位置に装着されている状態で前記空間に位置することを特徴とする画像形成装置。
【請求項10】
請求項9記載の画像形成装置において、
前記吸熱部材は前記挿入口への前記露光装置の挿入に伴い線形的に前記空間に位置することを特徴とする画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置に関する。
続きを表示(約 4,400 文字)【背景技術】
【0002】
画像形成装置を含む電子機器では、電力の消費に伴い熱が発生する。この熱により雰囲気温度が所定の温度を超えると電子機器本来の機能を満たさなくなるため、雰囲気温度が所定の温度を超えないように冷却を行うことが必要であることが知られている。
画像形成装置では、近年、時間当たりの画像形成枚数増加の要望が高まっている。この要望を満たすためには、露光装置に設けられているポリゴンミラー(回転多面鏡)用のポリゴンモータを高速回転させる必要があり、その分消費電力も増加して温度が上昇してしまう。温度が上昇すると、ポリゴンモータの温度規格を超えるだけではなく、露光装置内の光書き込み装置に用いられるレンズ等の光学部品が膨張して画質が悪化する等の影響が出るため、時間当たりの画像形成枚数を増加させつつ画像品質を維持するためにはポリゴンモータを冷却する必要がある。
【0003】
上述の光書き込み装置はサービス部品であり、不具合が発生した場合に交換可能に構成する必要がある。従って、画像形成装置の装置外部から内部に設けられた露光装置に対してアクセス可能に構成する必要があり、画像形成装置の装置本体に対して露光装置を着脱自在に構成する。
画像形成装置において、PSU(電源供給ユニット)等の基板は装置内に設けられる複数のモジュールに対する電源基板となることから、一般的に集約して一つの大きな基板として構成している。また、装置内部の配置では構成部品における機械的な位置が優先されることから、構成部品との干渉を可否すべく基板は装置外側に近い位置に配置されることが一般的である。
さらに、露光装置内のポリゴンモータは回転するミラー軸の支持部がミラーの下部に設けられており、この支持部が基板と一体化されている構成であることが一般的である。このポリゴンモータは露光装置底部にねじ止め等により固定されており、最も高温となる箇所は露光装置の底面部近傍の箇所となる。
【0004】
上述の構成、すなわちポリゴンモータを冷却可能、画像形成装置本体に対して露光装置を着脱可能、画像形成装置本体の外側近傍に基板等の大型部品が配置されることを前提条件として、以下のような技術が知られている。
先ず、書き込み装置が大型化しても装置を大型化させることなく、書き込みユニットを支持可能であると共に冷却する技術が知られている(例えば「特許文献1」参照)。この技術では、書き込み装置の底面下部の部材両側に、装置内及び書き込み装置を冷却する冷却風の通風流路を形成する隙間を設けている。
次に、簡易な構成で書き込み装置を効率よく冷却可能な冷却装置を備え、書き込み装置を効率的に冷却して画像品質の低下を防止する技術が知られている(例えば「特許文献2」参照)。この技術では、書き込み装置の筐体の二つの外壁部を二つの吸気ファンによりダクトの流路に吹き込んだ外気流によって直接冷却している。
さらに、コンパクトかつシンプルな構成でありながら、プロセスユニットを画像形成装置本体に対して着脱する際に、LEDヘッドとプロセスユニットを構成する部材との接触を確実に回避可能な技術が知られている(例えば「特許文献3」参照)。この技術では、像担持体を支持する第一支持体が、LEDヘッドを支持する第二支持体に支持されかつ第二支持体が露光位置にあるときに、第一支持体の取り出しを規制する規制手段を設けている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし従来の技術では、画像形成装置本体のサイズの制約が優先される場合や、画像形成装置本体の外側近傍に基板等の大型部品が配置されていて露光装置着脱用の開口部を設けることができない場合には、ごく微小な通風経路しか設けることができず、十分な冷却性を得ることができないという問題点があった。
本発明は、上述した問題点を解決し、画像形成装置本体を大型化することなく、露光装置の周囲に冷却用の十分な空間を設け、露光装置を効果的に冷却することが可能な画像形成装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1記載の発明は、装置本体と、前記装置本体に着脱自在な露光装置と、前記装置本体に設けられた前記露光装置の挿入口と、前記挿入口よりも高い位置に設けられた前記露光装置の位置決め位置に前記露光装置を導く傾斜面を有する位置決め部材とを備え、前記露光装置が前記位置決め位置に装着されたとき、前記露光装置の下部に空間を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、傾斜面を有する位置決め部材により露光装置を水平方向に移動させつつ上方に移動させることができ、露光装置の下部に空間を形成できる。これにより、画像形成装置本体を大型化することなく、露光装置の周囲に冷却用の十分な空間を設け、露光装置を効果的に冷却することが可能な画像形成装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置の概略斜視図である。
装置本体から一部の外装部品及び露光装置を取り外した状態の画像形成装置の概略斜視図である。
図2に示した状態から装置本体に露光装置を装着した状態の画像形成装置の概略斜視図である。
画像形成装置の内部構造を示す概略図である。
露光装置が装置本体に装着される前の画像形成装置の状態を示す概略図である。
露光装置が装置本体に装着されている途中の画像形成装置の状態を示す概略図である。
露光装置が装置本体の装着位置に装着された画像形成装置の状態を示す概略図である。
本発明の一実施形態を適用可能な画像形成装置の概略正面図である。
本発明の一実施形態を適用可能な露光装置の入射光学系を示す概略図である。
本発明の一実施形態を適用可能な走査光学系の概略構成図である。
本発明の一実施形態に用いられる偏光器の概略構成図である。
本発明の一実施形態に用いられる露光装置の概略構成図である。
露光装置が装置本体の装着位置に装着された際に露光装置を保持する機構を示す概略図である。
本発明の一実施形態に用いられる第二本体ブラケットの概略構成図である。
本発明の一実施形態における第一本体ブラケットと係合端部とによる露光装置の位置決め構成を説明する概略構成図である。
露光装置による感光体へのレーザ光照射経路を示す概略図である。
本発明の第2の実施形態に係る画像形成装置の概略斜視図である。
本発明の第2の実施形態に係る画像形成装置の概略正面図である。
本発明の第2の実施形態に係る画像形成装置における冷却ファンの気流の流れを示す概略図である。
本発明の第2の実施形態に示す露光装置における偏光器の配置を示す概略図である。
本発明の第3の実施形態に係る露光装置の底面を示す概略図である。
本発明の第3の実施形態に係る画像形成装置の概略正面図である。
本発明の第4の実施形態に係る露光装置の底面を示す概略図である。
本発明の第4の実施形態に係る画像形成装置の概略正面図である。
本発明の第4の実施形態に用いられるヒートシンクの概略図である。
本発明における装置本体への露光装置の着脱時に生じる問題点を説明する画像形成装置の概略正面図である。
本発明における装置本体への露光装置の着脱時に生じる問題点を説明する画像形成装置の概略正面図である。
本発明の第5の実施形態に係る画像形成装置の露光装置装着前の状態を示す概略正面図である。
本発明の第5の実施形態に係る画像形成装置の露光装置装着中の状態を示す概略正面図である。
本発明の第5の実施形態に係る画像形成装置の露光装置装着後の状態を示す概略正面図である。
本発明の第5の実施形態の変形例に係る画像形成装置の露光装置装着前の状態を示す概略正面図である。
本発明の第5の実施形態の変形例に係る画像形成装置の露光装置装着後の状態を示す概略正面図である。
本発明の第6の実施形態に係る画像形成装置の概略正面図である。
本発明の第7の実施形態に係る画像形成装置の露光装置装着前の状態を示す概略正面図である。
本発明の第7の実施形態に係る画像形成装置の露光装置装着後の状態を示す概略正面図である。
本発明の第8の実施形態に係る画像形成装置の露光装置装着前の状態を示す概略正面図である。
本発明の第8の実施形態に係る画像形成装置の露光装置装着後の状態を示す概略正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の実施形態を以下に説明する。本発明は、装置本体のサイズを大きくすることなく、露光装置の周囲に装置冷却用の十分な空間を設ける構成としている。要するに、装置外部からの露光装置の挿入位置と、装置内部における露光装置の装着位置である位置決め位置とが、高さ方向に異なることが特徴である。すなわち、露光装置の画像形成装置本体への着脱に際し、装置本体外側に設けられた挿入口から露光装置を装置本体内部へと水平方向に挿入すると、装置本体内部に設けられた傾斜面を有する位置決め部材により、露光装置が水平方向のみではなく上方向にも変位し、最終的に挿入口よりも高い装着位置で位置決めされる。以下、図面を用いて説明する。
【0010】
図1は、本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置の概略斜視図を、図2は装置本体から一部の外装部品及び露光装置を取り外した状態の画像形成装置の概略斜視図を、図3は図2に示した状態から装置本体に露光装置を装着した状態の画像形成装置の概略斜視図を、図4は画像形成装置の内部構造を示す概略図をそれぞれ示している。
図1、図2、図3に示すように、画像形成装置であるプリンタ1の装置本体2の一側面には、外装板の内部に電源供給基板カバー3、挿入口4、第一本体ブラケット5が設けられている。挿入口4には、図3、図4に示すように露光装置6が装着される。
以下、本実施形態においては図3に示すように、露光装置6の着脱方向を奥行き方向、画像形成装置1の高さ方向を鉛直方向、像担持体7の長手方向を水平方向と定義する。
(【0011】以降は省略されています)

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