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公開番号2023180869
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-12-21
出願番号2022094522
出願日2022-06-10
発明の名称熱交換器、及び復水器
出願人日新電機株式会社
代理人個人,個人
主分類F28D 1/053 20060101AFI20231214BHJP(熱交換一般)
要約【課題】凝縮液の排出を促進することを可能にした熱交換器、及び復水器を提供する。
【解決手段】熱交換器12は、冷媒流路を有する熱交換部材を備え、蒸気Vを凝縮させる用途に用いられる。熱交換部材は、第1の熱交換部材21と、第1の熱交換部材21と隣り合って配置される第2の熱交換部材22とを含む。熱交換器12は、第1の熱交換部材21と第2の熱交換部材22との間で上下に開口する空間部23を備える。第1の熱交換部材21は、第2の熱交換部材22の下端よりも下方に突出する突出部21aを有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
冷媒流路を有するとともに上下に延びる形状を有する熱交換部材を備え、蒸気を凝縮させる用途に用いられる熱交換器であって、
前記熱交換部材は、第1の熱交換部材と、
前記第1の熱交換部材と隣り合って配置される第2の熱交換部材とを含み、
前記熱交換器は、前記第1の熱交換部材と前記第2の熱交換部材との間で上下に開口する空間部を備え、
前記第1の熱交換部材は、前記第2の熱交換部材の下端よりも下方に突出する突出部を有する、熱交換器。
続きを表示(約 710 文字)【請求項2】
前記第1の熱交換部材及び前記第2の熱交換部材は、長径方向が上下に延びる扁平管を有する、請求項1に記載の熱交換器。
【請求項3】
前記第1の熱交換部材の前記突出部は、前記扁平管の下端部により構成される、請求項2に記載の熱交換器。
【請求項4】
前記第1の熱交換部材と前記第2の熱交換部材との間隔寸法は、5mm以下である、請求項1又は請求項2に記載の熱交換器。
【請求項5】
前記第2の熱交換部材の下端から前記第1の熱交換部材の前記突出部の下端までの寸法である前記突出部の突出長さは、1mm以上である、請求項1又は請求項2に記載の熱交換器。
【請求項6】
前記第1の熱交換部材と前記第2の熱交換部材との間にフィンが配置されないフィンレス構造を有する、請求項1又は請求項2に記載の熱交換器。
【請求項7】
水蒸気を凝縮させる熱交換器と、前記熱交換器を収容するとともに外部から水蒸気を導入する導入口を有する容器と、前記熱交換器との熱交換により凝縮した凝縮水を貯留する貯留部と、を備える復水器であって、
前記熱交換器は、冷媒流路を有するとともに上下に延びる形状を有する熱交換部材を備え、
前記熱交換部材は、第1の熱交換部材と、前記第1の熱交換部材と隣り合って配置される第2の熱交換部材とを含み、
前記熱交換器は、前記第1の熱交換部材と前記第2の熱交換部材との間で上下方向に延びる空間部を備え、
前記第1の熱交換部材は、前記第2の熱交換部材の下端よりも下方に突出する突出部を有する、復水器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、熱交換器、及び復水器に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載されるように、例えば、扁平管等の熱交換部材を備える熱交換器が知られている。このような熱交換器は、熱交換部材の有する流路に冷却媒体を流通することで、例えば、水蒸気中の水分を凝縮させる凝縮器に利用することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-145010号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
熱交換器は、隣り合う熱交換部材の間に凝縮液が残留すると、この凝縮液により蒸気と熱交換部材との熱交換が妨げられる。このため、隣り合う熱交換部材の間において凝縮された凝縮液の排出を促進することは、熱交換器の熱交換効率を高めるという観点で重要である。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決する熱交換器、及び復水器の各態様について説明する。
態様1の熱交換器は、冷媒流路を有するとともに上下に延びる形状を有する熱交換部材を備え、蒸気を凝縮させる用途に用いられる熱交換器であって、前記熱交換部材は、第1の熱交換部材と、前記第1の熱交換部材と隣り合って配置される第2の熱交換部材とを含み、前記熱交換器は、前記第1の熱交換部材と前記第2の熱交換部材との間で上下に開口する空間部を備え、前記第1の熱交換部材は、前記第2の熱交換部材の下端よりも下方に突出する突出部を有する。この構成によれば、第1の熱交換部材と第2の熱交換部材との間における凝縮液は、第1の熱交換部材の突出部に沿って下方に移動し易くなる。
【0006】
態様2の熱交換器では、態様1において、前記第1の熱交換部材及び前記第2の熱交換部材は、長径方向が上下に延びる扁平管を有してもよい。
態様3の熱交換器では、態様2において、前記第1の熱交換部材の前記突出部は、前記扁平管の下端部により構成されてもよい。
【0007】
態様4の熱交換器では、態様1から態様3のいずれか一つの態様において、前記第1の熱交換部材と前記第2の熱交換部材との間隔寸法は、5mm以下であってもよい。
態様5の熱交換器では、態様1から態様4のいずれか一つの態様において、前記第2の熱交換部材の下端から前記第1の熱交換部材の前記突出部の下端までの寸法である前記突出部の突出長さは、1mm以上であってもよい。
【0008】
態様6の熱交換器は、態様1から態様4のいずれか一つの態様において、前記第1の熱交換部材と前記第2の熱交換部材との間にフィンが配置されないフィンレス構造を有してもよい。
【0009】
態様7の復水器は、水蒸気を凝縮させる熱交換器と、前記熱交換器を収容するとともに外部から水蒸気を導入する導入口を有する容器と、前記熱交換器との熱交換により凝縮した凝縮水を貯留する貯留部と、を備える復水器であって、前記熱交換器は、冷媒流路を有するとともに上下に延びる形状を有する熱交換部材を備え、前記熱交換部材は、第1の熱交換部材と、前記第1の熱交換部材と隣り合って配置される第2の熱交換部材とを含み、前記熱交換器は、前記第1の熱交換部材と前記第2の熱交換部材との間で上下方向に延びる空間部を備え、前記第1の熱交換部材は、前記第2の熱交換部材の下端よりも下方に突出する突出部を有する。
【発明の効果】
【0010】
本発明は、熱交換効率を高めることが可能となるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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