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公開番号2023173139
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-12-07
出願番号2022085178
出願日2022-05-25
発明の名称二酸化塩素発生剤
出願人有限会社クリーンケア
代理人個人,個人
主分類C01B 11/02 20060101AFI20231130BHJP(無機化学)
要約【課題】使用開始直後から長期間にわたり安定した二酸化塩素ガスの発生量が得られ、空間中の二酸化塩素濃度を概略一定の範囲に維持させ得る二酸化塩素発生剤を提供する。
【解決手段】無機多孔質体に亜塩素酸塩を担持させた亜塩素酸塩担持無機多孔質体(A)、2-オキソグルタル酸及び/又は無水コハク酸(B)、潮解性無機塩(C)及び、乾燥剤(D)を含有する二酸化塩素発生剤。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
無機多孔質体に亜塩素酸塩を担持させた亜塩素酸塩担持無機多孔質体(A)、2-オキソグルタル酸及び/又は無水コハク酸(B)、潮解性無機塩(C)及び、乾燥剤(D)を含有する二酸化塩素発生剤。
続きを表示(約 59 文字)【請求項2】
前記成分(D)として無水硫酸マグネシウムを含有する、請求項1に記載の二酸化塩素発生剤。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、二酸化塩素ガスを発生させる二酸化塩素発生剤に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
二酸化塩素ガスは強力な酸化剤であり、その酸化力を利用して殺菌剤や漂白剤のほか、悪臭成分を分解する消臭剤として使用されている。二酸化塩素ガスを利用した殺菌、除菌を行う方法は、塩素、次亜塩素酸塩、過酸化水素などを用いる方法に比べて、毒性が少なく安全に実施することができ、塩素のような強い刺激臭がなく不快感を伴わないといった利点がある。また、二酸化塩素ガスは単位当たりの酸化力が高く、胞子、かび、バクテリア、ウィルス等に優れた殺菌、除菌効果を示す一方で、発がん物質を生成しないという利点もある。
一方、二酸化塩素ガスは不安定であり、長期間にわたって一定濃度で保管することが困難である。二酸化塩素を発生させる方法としては、亜塩素酸塩と酸を混合し反応させる方法が従来の主流であったが、最初は二酸化塩素が多く発生するものの、次第にその発生量が少なくなり、長期間持続的に二酸化塩素を放出するのが難しいことや、水溶液状態の亜塩素酸塩は保存安定性が低く、経時的に分解が進んでしまうことが知られている。
【0003】
二酸化塩素を長期間持続的に発生させる方法として、リン酸二水素ナトリウムなどのpH調整剤を用いる方法、二酸化塩素水溶液を寒天、ゼラチン、高吸水性樹脂等のゲル化剤でゲル化させる方法等が提案されている。これらの提案に基づき、据え置きボトル型製剤として空間の殺菌、除菌効果を得る製品や、首から名札のようにぶら下げるタイプやポケットに挿すペンタイプの身体装着型製剤として、使用者の顔面付近の殺菌、除菌効果を得る製品が市販されている。
これらの市販製品、特に身体装着型製剤の製品は、10cmしか離れていない場所で検出限界程度となるような量でしか二酸化塩素を発生させないことが、下記非特許文献1に報告されている。
すなわち、二酸化塩素発生剤には、依然として、二酸化塩素ガスの発生量が極めて少なく、殺菌、除菌効果を十分に発揮しないという問題がある。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
環境感染誌、第32巻、第4号、第222~226頁、2017年
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、使用開始直後から長期間にわたり安定した二酸化塩素ガスの発生量が得られ、空間中の二酸化塩素濃度を概略一定の範囲に維持させ得る二酸化塩素発生剤の提供を目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者は、上記課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、亜塩素酸塩担持無機多孔質体と、2-オキソグルタル酸及び/又は無水コハク酸の組み合わせを採用することにより、二酸化塩素の初期発生濃度を抑制しつつ、長期間にわたり安定した二酸化塩素ガスの発生が得られることを見出し、本発明を完成するに至ったものである。
【0007】
本発明は、詳しくは以下の事項を要旨とする。
1.無機多孔質体に亜塩素酸塩を担持させた亜塩素酸塩担持無機多孔質体(A)、2-オキソグルタル酸及び/又は無水コハク酸(B)、潮解性無機塩(C)及び、乾燥剤(D)を含有する二酸化塩素発生剤。
2.前記成分(D)として無水硫酸マグネシウムを含有する、1.に記載の二酸化塩素発生剤。
【発明の効果】
【0008】
本発明の二酸化塩素発生剤は、亜塩素酸塩担持無機多孔質体と2-オキソグルタル酸及び/又は無水コハク酸の組み合わせにより、使用直後から安定した二酸化塩素の発生量を得ることができ、安全性において優れている。
また、本発明の二酸化塩素発生剤は、二酸化塩素発生量を長期間にわたり概略一定の範囲に維持させることが出来るため、非常に有用である。
【図面の簡単な説明】
【0009】
「オンマスク」の試験終了後の、コントロール、実施例2、市販製品A1袋、市販製品A2袋、市販製品Bの菌数確認におけるSCDLP寒天培地の写真を示す写真である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明について詳細に説明する。
<成分(A)>
本発明の二酸化塩素発生剤は、成分(A)として無機多孔質体に亜塩素酸塩を担持させた亜塩素酸塩担持無機多孔質体を有するものである。
亜塩素酸ナトリウムなどの亜塩素酸塩類は、その性質上衝撃などにより発火するなどの危険性が知られており、国際的にも酸化性物質として登録されている。本発明における無機多孔質体は、亜塩素酸塩から二酸化塩素ガスを生成させる反応には関係しないが、無機多孔質体に亜塩素酸塩を担持させることにより、発火などの危険性が低減し、酸化性固体として扱う必要がなくなり、物質としての取扱が容易となる。
(【0011】以降は省略されています)

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