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公開番号2023153717
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-10-18
出願番号2022063168
出願日2022-04-05
発明の名称キャッパー
出願人株式会社サイレック
代理人個人
主分類B67B 3/20 20060101AFI20231011BHJP(びん,広口びんまたは類似の容器の開封または密封;液体の取扱い)
要約【課題】ボトルの口部に人手により予めキャップをかみ合わせることなく、単にボトルの口部に人手によりキャップを乗せた状態で供給するだけで、確実にキャップをボトルの口部に締め付けることができる安価なキャッパーを得る。
【解決手段】ボトルの口部に載置したキャップの四隅に対しそれぞれ2個の軸が僅かに傾斜された巻締ローラー10を前後1組としてそれぞれ外側に張架されたエンドレスベルトを介して左右両側から圧接させ、キャップを下方に付勢させつつ締付方向に回動させる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
所定位置に停止、固定されるボトルの口部に載置したキャップに対してその両側から圧接する一対の離間可能なキャップ締付回動体を有し、一対の該キャップ締付回動体を互いに逆方向に回動させることによりこれらに圧接する上記キャップを回転させて上記ボトル口部に締め付けるキャッパーであって、該キャップ締付回動体は複数のローラーとそれらの外側に張架されたエンドレスベルトとを主体として構成されており、左側の該キャップ締付回動体の複数のローラーのうち2個は上記キャップの4隅のうち左側の2隅に上記エンドレスベルトを介して圧接可能な巻締ローラーで構成されており、同様に右側の該キャップ締付回動体の複数のローラーのうち2個は上記キャップの4隅のうち右側の2隅に上記エンドレスベルトを介して圧接可能な巻締ローラーで構成されており、左右の該巻締ローラーのローラー軸はそれぞれ正面から見てハの字となるように、鉛直方向に対して僅かに傾斜していることを特徴とするキャッパー。
続きを表示(約 82 文字)【請求項2】
左右の巻締ローラーのローラー軸は、鉛直方向に対して1~3度の角度で傾斜可能に調整されることを特徴とする請求項1項に記載のキャッパー。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ボトルの口部に載置したキャップに対してその両側から圧接する一対の離間可能なキャップ締付回動体を有し、一対の該キャップ締付回動体を互いに逆方向に回動させることによりこれらに圧接する上記キャップを回転させて上記ボトル口部に締め付けるキャッパーに関するもので、特に、ボトルの口部にキャップを人手により軽くねじ込む作業を要することなく、単にボトルの口部にキャップを乗せた状態であれば、確実にキャップをボトルの口部に締め付けることができるキャッパーに関するものである。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ボトルの口部に載置したキャップに対してその両側から圧接する一対の離間可能な回動ベルトを互いに逆方向に回動させることによりこれらに圧接するキャップを回転させてボトル口部に締め付けるベルト式キャッパーが知られている。このようなキャッパーは特許文献1に示されるとおりであり、一対の回動ベルトは何れも鉛直方向にロ-ラー軸を有する複数個のローラーの外側に張架され、水平に配置されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平8-72987号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来のベルト式キャッパーは、一対の回動ベルトが何れも水平に回動するため、キャップの上下動をコントロールすることは不可能であるとされていた問題があった。そして、一般にベルト式キャッパーにおいては、ネジの入り口を機械で探すことは困難とされているため、キャッパーへの供給に先立って、ボトルの口部にキャップを置きつつネジ山を入れ込む作業は人手により行っている。なお、キャップを下に押し込むためキャップの中心部を押下する機構を附属させたベルト式キャッパーも存在するが、押下する速度やストロークの調整が困難であった。
【0005】
本発明の目的は、上述のような従来のベルト式キャッパーの問題を解決することであり、ボトルの口部にキャップを人手により軽くねじ込む作業を要することなく、単にボトルの口部にキャップを乗せた状態であれば、確実にキャップをボトルの口部に締め付けることができる安価で新規なベルト式のキャッパーを提供することによりこの問題を解決するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記の目的を達成するため、所定位置に停止、固定されるボトルの口部に載置したキャップに対してその両側から圧接する一対の離間可能なキャップ締付回動体を有し、一対の該キャップ締付回動体を互いに逆方向に回動させることによりこれらに圧接する上記キャップを回転させて上記ボトル口部に締め付けるキャッパーであって、キャップ締付回動体は複数のローラーとそれらの外側に張架されたエンドレスベルトとを主体として構成されており、左側のキャップ締付回動体の複数のローラーのうち2個は上記キャップの4隅のうち左側の2隅に上記エンドレスベルトを介して圧接可能な巻締ローラーで構成されており、同様に右側のキャップ締付回動体の複数のローラーのうち2個は上記キャップの4隅のうち右側の2隅に上記エンドレスベルトを介して圧接可能な巻締ローラーで構成されており、左右の巻締ローラーのローラー軸はそれぞれ正面から見てハの字となるように、鉛直方向に対して僅かに傾斜していることを特徴とするキャッパーを提供するものである。
【0007】
また、本発明の好ましい実施態様においては、左右の巻締ローラーのローラー軸は、鉛直方向に対して1~3度の角度で傾斜可能に調整される
【発明の効果】
【0008】
本発明のキャッパーは、上述のように構成されていることで、ボトルの口部に載置したキャップの四隅に対しそれぞれ2個の軸が僅かに傾斜された巻締ローラーを前後1組としてそれぞれ外側に張架されたエンドレスベルトを介して左右両側から圧接させ、キャップを下方に適切に付勢させつつ締付方向に回動させるものであるから、ボトルの口部にキャップを人手により軽くねじ込む作業を要することなく、単にボトルの口部にキャップを乗せた状態であれば、締付最中にボトル口部にキャップが噛み合うこともなく円滑且つ確実にキャップをボトルの口部に締め付けることができるという効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明のキャッパーの一実施例の要部の模式的な正面側図である。
図1の模式的斜視図である。
図1のキャッパーのうちの巻締ローラーの正面図である。
図1の複数のローラーの位置関係を示す模式的な平面図である。
本発明のキャッパーの別の実施例の要部の模式的な正面図である。
本発明のキャッパーの更に別の実施例の要部の模式的な正面図である。
本発明のキャッパーの全体的な概略を示す模式的な斜視図である。
図7の正面図である。
【 実施例】
【0010】
まず、本発明の要部に先立って、実施例のキャッパー全体について概略的説明すると、図7、図8において、2はベルトコンベアで、図面上手前から奥に向かって一定速度で駆動される。コンベア2としては表面が比較的滑りの良い材質、構造のものが使用されている。コンベア2にはその手前側からボトル21が供給される。供給されるボトルには例えば化粧水等が充填され、同じくキャップ22をボトル21の口部に載せた状態でコンベア2上に人手によりボトル21を立てた状態で供給される。このとき従来のようにキャップ22をボトル21に一まわり程ねじ込む必要はない。ただ単にキャップ22をボトル21の口部に被せて載せるだけで充分である。
(【0011】以降は省略されています)

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