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公開番号2023129757
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-09-19
出願番号2022185347
出願日2022-11-19
発明の名称ボトル飲料小分けシステム
出願人個人
代理人個人
主分類B67D 1/04 20060101AFI20230911BHJP(びん,広口びんまたは類似の容器の開封または密封;液体の取扱い)
要約【課題】ワインバーやネット販売場面で大量注文があった場合に、迅速かつ安価に小分けできること
【解決手段】その一端が、設置されたガスボンベ(900)の出口に取り付けられ、ガスボンベからの加圧ガスの流量及び圧力を、該加圧ガスが供給される飲料ボトル(700)毎に調整可能なガス流量調整手段(833、823)と、一端が該ガス流量調整手段の他端に取り付けられ、前記加圧ガスを前記飲料ボトルへ導く連結チュ-ブ(8011)と、該連結チュ-ブの他端に取り付けられ、ボトル飲料(710)を開栓せずに該飲料ボトルから取り出すことができる可搬飲料抽出システム(1)につながるアダプター(801)とからなり、かつ前記可搬飲料抽出システム及び前記ガスボンベに対し脱着自在であるガスボンベ連結ユニット(800、803)。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項１】
開栓せずボトル飲料（７１０）を飲料ボトル(７００)から取り出すボトル飲料抽出システム（１）であって、
少なくとも、加圧ガスを供給する加圧ガス源（１００’,９００）を取り付けるガス源取り付け部（６００）と、長さ方向に二条の貫通孔を有し、ボトル飲料の抽出時は飲料ボトルの栓（７３０）を垂直に貫通し、一の前記貫通孔を通じて前記ボトル内に導入される前記加圧ガスを案内し、該ボトル内で結果生じた内圧によってボトル飲料を他の一の前記貫通孔を通じてボトル外へ案内するとともに、該飲料の非抽出時は、該栓から引き抜かれるニードル（２００）と、前記加圧ガス源から前記ニードルの前記一の貫通孔の入口に至るガス流路と、前記他の一の貫通孔の出口から前記ボトル飲料抽出システムの外部に至る飲料流路と、前記ガス源と前記ニードルとの間に置かれ、前記飲料ボトル内へ加圧ガスを供給する際は、該加圧ガスを該ニードルへ導く前記ガス流路を形成し、前記ボトル飲料（７１０）をボトル外へ案内する際は、該飲料を前記ニードルからボトル外へ導く前記飲料流路を形成する三方バルブ（３００’）と、
垂直レール（３１）とからなる上下移動可能な本体部と；
少なくとも、前記飲料ボトルの頭部を把持し、該飲料ボトルと一体となる把持部（２）と、前記垂直レール（３１）を収容し、前記本体の上下移動をガイドする垂直チャネル（２２）と、前記栓上に配置され、該栓を垂直に貫通する前記ニードルをガイドするニードルガイド（２０２）とからなる固定部とを有する飲料抽出システムにおいて；
前記ガス源取り付け部に対し、前記本体及び固定部と一体的に持ち運ばれるガスシリンダ（１００’）を直接、又は、少なくとも長尺の連結チュ-ブ（８０１１）とガスの圧力及び流量を飲料ボトル毎に調整できる流量調整手段（８０３）とからなる連結ユニット（８００、８０３）を介して、前記ガスシリンダよりも大容量のガスボンベを選択的に取付け可能な飲料抽出システム。
続きを表示（約 690 文字）【請求項２】
その一端が、設置されたガスボンベ（９００）の出口に取り付けられ、ガスボンベからの加圧ガスの流量及び圧力を、該加圧ガスが供給される飲料ボトル（７００）毎に調整可能なガス流量調整手段（８３３、８２３）と、一端が該ガス流量調整手段の他端に取り付けられ、前記加圧ガスを前記飲料ボトルへ導く連結チュ-ブ（８０１１）と、該連結チュ-ブの他端に取り付けられ、加圧ガスを飲料ボトル（７００）内に導入し、結果生じた内圧によって、ボトル飲料（７１０）を開栓せずに該飲料ボトルから取り出すことができる可搬飲料抽出システム（１）につながるアダプター(８０１)とからなるユニットであって、前記可搬飲料抽出システム及び前記ガスボンベに対し脱着自在であるガスボンベ連結ユニット（８００、８０３）。
【請求項３】
請求項1～２の飲料抽出システム（１）及びガスボンベ連結ユニット（８００、８０３）において、前記流量調整手段（８３３、８２３）は、前記飲料ボトル（７００）が脱栓しない範囲で前記加圧ガスの流量及び圧力を調整可能であり、且つ脱栓しない範囲のガスの流量を示す目盛りを表示する飲料抽出システム及びガスボンベ連結ユニット。
【請求項４】
請求項1～３の飲料抽出システム（１）及びガスボンベ連結ユニット（８００、８０３）において、前記飲料ボトル（７００）はワインボトルであり、前記栓はコルク栓であり、前記流量調整手段（８３３、８２３）は、ガスボンベ出口のガス圧を略1.３MPaに減圧して前記飲料ボトル内に加圧ガスを注入する飲料抽出システム及びガスボンベ連結ユニット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、ボトル飲料の一部を取り出し（以下、小分けともいう）店頭で提供し、又は別ボトルに詰め替えて別途販売する場合において、ボトルに残る飲料が、詰め替える際空気に触れること等によるその品質が劣化することを防止しつつ、家庭等における利用としてのみならず業務用としても、迅速かつ大量にボトル飲料の小分けができるシステムに関するものである。
続きを表示（約 1,200 文字）【背景技術】
【０００２】
近時、家庭等での少数の飲み会において、ボトルワインを開栓せず、栓から針を貫通し、該針を介して加圧ガスをボトル内に充填し、その内圧で、ボトル内のワインを該針を経由して取り出す、ワイン少量取り出しキットが開発され（特許文献１）、市販されている。
【０００３】
かかる加圧ガスとしては、アルゴンなど接触しても飲料の品質に影響を及ぼさないものが提案され、諸外国では実用されており、わが国では、該アルゴンの食品への使用は、最近許可された。
【０００４】
係る周知の加圧ガス源としては、例えば、長さ約３インチ、直径０．７５インチである比較的小さい圧縮ガスシリンダが1～２本使用され、数本のワインボトルの内容物については、完全に抽出できるものが使用されており、少数の飲み会なら、加圧ガス源としては十分である。
【０００５】
他方、ワインバーなどの店舗においては、顧客のグラスワインのオーダにより小分けを要するところ、オーダが多い場合には、上記ワイン少量取り出しキットでは、取り出し速度が遅く、又時間を要するカートリッジ交換も頻繁であり、煩雑で、提供サービスが渋滞する。
又、いわゆる多種類ワインのテースティングのオーダーが増えると、多種ボトルからの小分けを要し、尚更である。
【０００６】
更に、インターネットショッピングサイトでワインを購入できるネット社会にあっては、小分けは、いわゆる家飲みする高級ワインの愛好家や、テースティングしたい愛好家にとって、迅速、簡便且つ低コスト故に極めて魅力的で、利用したいサービスになりうる。
例えば、夕方家飲みをする場合、午前中に、ショッピングサイトにアクセスし、所定量の単品又はテースティング用に多種の小分けワインをオーダし、夕方、店頭等指定の場所で受け取る等のサービスを可能とする。
【０００７】
この場合、受注から、小分け、梱包、配送までの所要時間が必要であること、及び全国的受注への対応を考慮すると、小分けは、品質維持を前提に、大量、迅速である必要があり、これを実現する新システムが望まれる。
【０００８】
本発明は、このような需要を満たすべく、小分けワインなど飲料の、小規模及び多数の利用局面における小分けサービスを同時に可能とするものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００９】
特表２０２1－５０６６８４号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【００１０】
本発明が解決しようとする問題点は、従来の小型ガスシリンダをガス源とするワイン少量取り出しキットのみでは、ワインバーやネット販売場面で、大量注文があった場合に、迅速かつ安価に小分けできない点である。
【課題を解決するための手段】
（【００１１】以降は省略されています）

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