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公開番号2023178709
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-12-18
出願番号2022091541
出願日2022-06-06
発明の名称飲料供給装置
出願人ホシザキ株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B67D 1/08 20060101AFI20231211BHJP(びん,広口びんまたは類似の容器の開封または密封;液体の取扱い)
要約【課題】ファンを回転させたときの振動により箱形排気ダクトの内部で共鳴して発生する音を低減させる。
【解決手段】飲料供給装置10は、飲料を生成する過程の空気を排出する排気構造60を備え、排気構造60は、飲料を生成する過程の空気を通過させる排気通路63bが内部に形成された箱形排気ダクト63と、飲料を生成する過程の空気を箱形排気ダクト63内の排気通路63bに吸引するファン66と、箱形排気ダクト63の一側面部側に設けられてファン66を固定した取付板67と、箱形排気ダクト63の一側面部と取付板67との間に設けられてファン66による振動が箱形排気ダクト63に伝達するのを抑制する柔軟弾性材よりなる振動抑制部材68とを備え、取付板67にはファン66から離間する方向に延びるアーム部67aを設け、このアーム部67aを箱形排気ダクト63に固定した。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
飲料を生成する過程の空気を排出する排気構造を備えた飲料供給装置であって、
前記排気構造は、飲料を生成する過程の空気を通過させる排気通路が内部に形成された箱形排気ダクトと、飲料を生成する過程の空気を前記箱形排気ダクト内の排気通路に吸引するファンと、前記箱形排気ダクトの一側面部側に設けられて前記ファンが固定された取付板と、前記箱形排気ダクトの一側面部と前記取付板との間に設けられて前記ファンによる振動が前記箱形排気ダクトに伝達するのを抑制する柔軟弾性材よりなる振動抑制部材とを備え、
前記取付板には前記ファンから離間する方向に延びるアーム部を設け、このアーム部を前記箱形排気ダクトに固定したことを特徴とする飲料供給装置。
続きを表示(約 510 文字)【請求項2】
請求項1に記載の飲料供給装置において、
前記アーム部を少なくとも前記箱形排気ダクトの一側面部と隣接する隣接面部まで延出させたことを特徴とする飲料供給装置。
【請求項3】
請求項1に記載の飲料供給装置において、
前記振動抑制部材が前記取付板によって前記箱形排気ダクトの一側面部に押圧された状態で前記アーム部が前記箱形排気ダクトに固定されたことを特徴とする飲料供給装置。
【請求項4】
請求項1に記載の飲料供給装置において、
前記箱形排気ダクトには外側に延びるフランジ部が設けられており、
前記アーム部を前記フランジ部に固定したことを特徴とする飲料供給装置。
【請求項5】
請求項1に記載の飲料供給装置において、
前記アーム部は前記取付板の延出方向の一方の端部に設けられ、
前記取付板の延出方向の他方の端部には、前記取付板と前記箱形排気ダクトの前記一側面部と対向する対向面部とを挟み込むようにして前記取付板の前記他方の端部を前記箱形排気ダクトに固定する固定具を設けたことを特徴とする飲料供給装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、飲料の粉末原料と原料水とを混合して生成した飲料や、茶葉に湯を注いで生成した茶等の飲料を供給する飲料供給装置に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には飲料供給装置の湯気排出構造の発明が開示されている。この湯気排出構造が用いられている飲料供給装置は、飲料の原料となる粉原料を収納するための粉原料貯蔵部と、貯蔵されている粉原料を供給する粉原料供給部と、粉原料供給部により供給される粉原料と湯水を撹拌して混合するミキシングボール部とを備えている。飲料供給装置の湯気排出構造は、ミキシングボールから湯気を吸引して排気する湯気吸引部を有しており、湯気吸引部は、ミキシングボールから湯気を取り込む複数の開口部が設けられた上部筐体と、ミキシングボールから上部筐体に湯気を誘導する湯気誘導部と、ミキシングボールの装着側と反対の方向に着脱可能に装着される蓋部と、上部筐体の内部に着脱可能に設けられて複数の挿通孔が形成されたパネル部と、上部筐体の下側に分割可能に設けられて内部に湯気排出ダクトが形成された下部筐体(箱形排気ダクト)と、ファンを回転させて湯気の吸引を行うブロアを有している。
【0003】
この飲料供給装置にて飲料を生成するときには、ミキシングボールから湯気排出構造によって湯気を排出させており、湯気排出構造のブロアのファンを回転させると、上部筐体及び下部筐体内で負圧が生じ、ミキシングボール内の湯気を含む空気が開口部から上部筐体内に吸引され、上部筐体内に吸引された湯気を含む空気はパネル部の複数の挿通孔を通って下部筐体内に送られ、下部筐体内に送られた湯気を含む空気は湯気排出ダクトを通って湯気排出口から排出される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平11-283115号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
この飲料供給装置においては、湯気排出構造のブロアは下部筐体の側面に固定されており、ブロアのファンを回転させたときには、ブロアのファンの回転による振動が下部筐体に伝達され、下部筐体に伝達された振動が内部で共鳴して異音が発生することがある。この種の飲料供給装置はオフィス等の静かな環境に設置されることがあり、下部筐体内の内部で共鳴して発生した音がオフィス等の静かな環境下でユーザに不快な音として認識されるおそれがある。本発明は、ファンを回転させたときの振動により箱形排気ダクトの内部で共鳴して発生する音を低減させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は上記課題を解決するため、飲料を生成する過程の空気を排出する排気構造を備えた飲料供給装置であって、排気構造は、飲料を生成する過程の空気を通過させる排気通路が内部に形成された箱形排気ダクトと、飲料を生成する過程の空気を箱形排気ダクト内の排気通路に吸引するファンと、箱形排気ダクトの一側面部側に設けられてファンが固定された取付板と、箱形排気ダクトの一側面部と取付板との間に設けられてファンによる振動が箱形排気ダクトに伝達するのを抑制する柔軟弾性材よりなる振動抑制部材とを備え、取付板にはファンから離間する方向に延びるアーム部を設け、このアーム部を箱形排気ダクトに固定したことを特徴とする飲料供給装置を提供するものである。
【0007】
上記のように構成した飲料供給装置においては、排気構造は、飲料を生成する過程の空気を通過させる排気通路が内部に形成された箱形排気ダクトと、飲料を生成する過程の空気を箱形排気ダクト内の排気通路に吸引するファンと、箱形排気ダクトの一側面部側に設けられてファンが固定された取付板と、箱形排気ダクトの一側面部と取付板との間に設けられてファンによる振動が箱形排気ダクトに伝達するのを抑制する柔軟弾性材よりなる振動抑制部材とを備え、取付板にはファンから離間する方向に延びるアーム部を設け、このアーム部を箱形排気ダクトに固定している。ファンを作動させたときの振動はファンを固定した取付板に伝達されるが、取付板に伝達された振動は、振動抑制部材によって箱形排気ダクトに伝達されにくくなるとともに、取付板を箱形排気ダクトに固定するためのアーム部を伝わるときに減衰された状態で箱形排気ダクトに伝達されるので、箱形排気ダクトの内部で共鳴する音の発生を抑制することができる。この場合において、アーム部を少なくとも箱形排気ダクトの一側面部と隣接する隣接面部まで延出させるのが好ましい。
【0008】
上記のように構成した飲料供給装置においては、振動抑制部材が取付板によって箱形排気ダクトの一側面部に押圧された状態でアーム部が箱形排気ダクトに固定されるのが好ましい。このようにしたときには、箱形排気ダクトの一側面部と取付板との間に振動抑制部材によって隙間が生じにくくなり、ファンによる吸引性能を高く維持することができる。
【0009】
上記のように構成した飲料供給装置においては、箱形排気ダクトには外側に延びるフランジ部が設けられており、アーム部をフランジ部に固定するのが好ましい。このようにしたときには、アーム部をフランジ部に固定するためにねじ部材等の係合部材を用いたとしても、ねじ部材等の係合部材が箱形排気ダクトの排気通路内に挿通されないようになり、取付板からアーム部に伝達された振動が箱形排気ダクト内に直接伝達されるのを防ぐことができる。
【0010】
上記のように構成した飲料供給装置においては、アーム部は取付板の延出方向の一方の端部に設けられ、取付板の延出方向の他方の端部には、取付板と箱形排気ダクトの一側面部と対向する対向面部とを挟み込むようにして取付板の他方の端部を箱形排気ダクトに固定する固定具を設けるのが好ましい。取付板は延出方向の一方の端部がアーム部によって箱形排気ダクトに固定されるとともに他方の端部が固定具によって箱形排気ダクトに固定されるので、取付板は延出方向の両端部で箱形排気ダクトに固定されるようになり、取付板は延出方向にて安定して箱形排気ダクトに固定されるようになる。さらに、取付板の延出方向の他方の端部を箱形排気ダクトに固定する固定具は、取付板と箱形排気ダクトの対向面部とを挟み込むようにしたものであるので、箱形排気ダクトの内部にねじ部材等の係合部材が挿通されないため、取付板から固定具に伝達された振動が箱形排気ダクト内に直接伝達されるのを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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