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公開番号2023136999
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-09-29
出願番号2022042963
出願日2022-03-17
発明の名称物品搬送装置
出願人澁谷工業株式会社
代理人個人,個人
主分類B67B 3/06 20060101AFI20230922BHJP(びん,広口びんまたは類似の容器の開封または密封;液体の取扱い)
要約【課題】整列された物品を搬送シュートからピッカに受け渡す物品搬送装置において、搬送シュートにおける物品の搬送を円滑にする。
【解決手段】キャップCを1列で搬送する搬送シュート12の終端部と対向する受取位置にピッカ移動装置により移動されるピッカ14を配置し、キャップCを受け渡し可能とする。搬送シュート12のキャップ列の先頭のキャップCに係合して搬送方向への移動を規制する第1ストッパ52と、キャップ列の先頭から2番目のキャップCに係合して搬送方向への移動を規制する第2ストッパ53を配置する。搬送シュート12における先頭のキャップCと2番目のキャップCの間に挿入可能な排出プッシャ60を設けるとともに、m番目のキャップCとm+1番目のキャップCの間に挿入可能な移送プッシャ68Aを設ける。また、移送プッシャ68Aよりも上流側に、キャップCの移動を規制する第3ストッパ70を配置する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
搬送経路に沿って物品を1列で支持する搬送シュートと、
前記搬送シュートの終端部に設けられ、前記物品列の先頭の物品に係合して搬送方向前方への移動を規制する第1ストッパと、
前記第1ストッパを前記物品に係合可能な係合位置と前記物品から離隔した待機位置とに移動させる第1ストッパ移動手段と、
前記物品列の先頭から2番目の物品に係合して搬送方向前方への移動を規制する第2ストッパと、
前記第2ストッパを前記物品に係合可能な係合位置と前記物品から離隔した待機位置とに移動させる第2ストッパ移動手段と、
前記物品列の先頭からm番目の物品に係合して搬送方向前方に押圧する押圧部を有するとともに、前記物品列の先頭からm+1番目の物品に係合して搬送方向前方への移動を規制する規制部を有する物品移送手段と、
前記物品移送手段の搬送方向上流側に位置する物品に係合して搬送方向前方への移動を規制する第3ストッパと、
前記第3ストッパを前記物品に係合可能な係合位置と前記物品から離隔した待機位置とに移動させる第3ストッパ移動手段と、
前記物品列の先頭の物品を前記搬送シュートから排出する物品排出手段と、
前記第1ないし第3ストッパ移動手段と、物品移送手段と、物品排出手段とを制御する制御手段とを備え、
前記制御手段は、
前記第1ストッパを待機位置に、前記第2および第3ストッパを係止位置に位置させた状態で、前記物品排出手段によって前記物品列の先頭の物品を前記搬送シュートから排出する物品排出動作と、
前記第1および第3ストッパを係合位置に位置させた状態で、前記第2ストッパの前記先頭から2番目の物品との係合を解除した後、前記物品移送手段の押圧部を前記m番目の物品に係合させるとともに、規制部によって物品列の先頭からm+1番目の物品の搬送方向前方への移動を規制しながら、前記先頭から2番目ないしm番目の物品を搬送方向前方に移送する第1移送動作と、
前記物品移送手段の押圧部および規制部を物品から離脱させるとともに、前記物品列の先頭からm+1番目の物品から第3ストッパの搬送方向前方に位置する物品を搬送方向前方に移送する第2移送動作と、
前記第3ストッパを待機位置に移動させる第3移送動作とを順次繰り返す
ことを特徴とする物品搬送装置。
続きを表示(約 200 文字)【請求項2】
前記物品移送手段は、
前記搬送シュートの搬送方向に対して傾斜したテーパ面として構成された前記押圧部と、前記搬送シュートの搬送方向側に設けられた前記規制部とを有したプッシャと、
前記プッシャを、待機位置から移動させて前記物品列の先頭からm番目の物品とm+1番目の物品との間に挿入するプッシャ移動手段と
を備えることを特徴とする請求項1に記載の物品搬送装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、整列された物品を搬送シュートからピッカに受け渡す物品搬送装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
搬送シュート上を一列で搬送されるチューブ付きキャップを、搬送シュート下流端においてシュート搬送方向に垂直に間欠移動する複数のピッカに順次受け渡すキャップ搬送装置が知られている(特許文献1)。特許文献1の搬送シュートでは、傾斜された搬送シュート上に整列されるキャップにエアを吹き付けることにより、キャップの自重と風圧を用いてキャップを搬送している。また、搬送シュートからピッカへのキャップの送り出しを制御するため搬送シュート下流部にキャップの移動を規制する複数のストッパが設けられている。ストッパは、上方から搬送されるキャップの前面に進退可能とされ、ピッカ手前で先頭キャップを待機させることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-15111号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1のように、搬送シュート上のキャップをエアと搬送シュートの傾斜のみで搬送する場合、キャップと搬送シュートの間の摺動抵抗や、キャップから下方に延出するチューブ同士の絡み合いにより搬送に滞りが発生することがある。このような場合、キャップを搬送シュート下流部の適正位置まで送り込めず、搬送シュート下流部においてストッパとキャップが不適切に係合して噛み込みが発生することがある。
【0005】
本発明は、整列された物品を搬送シュートからピッカに受け渡す物品搬送装置において、搬送シュートにおける物品の搬送を円滑にすることを課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1の発明である物品搬送装置は、搬送経路に沿って物品を1列で支持する搬送シュートと、前記搬送シュートの終端部に設けられ、前記物品列の先頭の物品に係合して搬送方向前方への移動を規制する第1ストッパと、前記第1ストッパを前記物品に係合可能な係合位置と前記物品から離隔した待機位置とに移動させる第1ストッパ移動手段と、前記物品列の先頭から2番目の物品に係合して搬送方向前方への移動を規制する第2ストッパと、前記第2ストッパを前記物品に係合可能な係合位置と前記物品から離隔した待機位置とに移動させる第2ストッパ移動手段と、前記物品列の先頭からm番目の物品に係合して搬送方向前方に押圧する押圧部を有するとともに、前記物品列の先頭からm+1番目の物品に係合して搬送方向前方への移動を規制する規制部を有する物品移送手段と、前記物品移送手段の搬送方向上流側に位置する物品に係合して搬送方向前方への移動を規制する第3ストッパと、前記第3ストッパを前記物品に係合可能な係合位置と前記物品から離隔した待機位置とに移動させる第3ストッパ移動手段と、前記物品列の先頭の物品を前記搬送シュートから排出する物品排出手段と、前記第1ないし第3ストッパ移動手段と、物品移送手段と、物品排出手段とを制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記第1ストッパを待機位置に、前記第2および第3ストッパを係止位置に位置させた状態で、前記物品排出手段によって前記物品列の先頭の物品を前記搬送シュートから排出する物品排出動作と、前記第1および第3ストッパを係合位置に位置させた状態で、前記第2ストッパの前記先頭から2番目の物品との係合を解除した後、前記物品移送手段の押圧部を前記m番目の物品に係合させるとともに、規制部によって物品列の先頭からm+1番目の物品の搬送方向前方への移動を規制しながら、前記先頭から2番目ないしm番目の物品を搬送方向前方に移送する第1移送動作と、前記物品移送手段の押圧部および規制部を物品から離脱させるとともに、前記物品列の先頭からm+1番目の物品から第3ストッパの搬送方向前方に位置する物品を搬送方向前方に移送する第2移送動作と、前記第3ストッパを待機位置に移動させる第3移送動作とを順次繰り返すことを特徴としている。
【0007】
本発明の第2の発明である物品搬送装置は、第1の発明において、前記物品移送手段が、前記搬送シュートの搬送方向に対して傾斜したテーパ面として構成された前記押圧部と、前記搬送シュートの搬送方向側に設けられた前記規制部とを有したプッシャと、前記プッシャを、待機位置から移動させて前記物品列の先頭からm番目の物品とm+1番目の物品との間に挿入するプッシャ移動手段とを備えることを特徴としている。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、整列された物品を搬送シュートからピッカに受け渡す物品搬送装置において、搬送シュートにおける物品の搬送を円滑にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の一実施形態であるキャップ搬送装置の配置を示す平面図である。
図1のキャップ搬送装置10のA-A断面矢視図である。
ピッカの拡大平面図である。
受取位置P1近傍におけるキャップ搬送装置の拡大平面図である。
キャップを保持するピッカを下流側から見た図4のB方向矢視図である。
搬送シュートにおけるキャップの送り出し動作の前半部(初期状態~物品排出動作2)を時系列に示す平面図である。
搬送シュートにおけるキャップの送り出し動作の後半部(第1移送動作~第3移送動作)を時系列に示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態である物品搬送装置の配置を示す平面図である。
(【0011】以降は省略されています)

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