TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2023175365
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-12-12
出願番号2022087777
出願日2022-05-30
発明の名称液体吸引装置
出願人OMC株式会社
代理人個人
主分類B67C 9/00 20060101AFI20231205BHJP(びん,広口びんまたは類似の容器の開封または密封;液体の取扱い)
要約【課題】容器内に収容された液体を無駄なく吸引することができる液体吸引装置を提供することを目的とする。
【解決手段】液体吸引装置100は、液体が流通する筒状の吸引部材1と、吸引部材1の基部側の外周側に設けられた筒状の第二液流通部材2と、第二液流通部材2の先端と離間して、吸引部材1の外周面に取り付けられたリング状の方向変更部3とを有し、吸引部材1の先端を容器900の底部に当接するまで、吸引部材1を容器900に挿入した後に、容器900に収容された液体を吸引部材1を介して吸引し、第二液流通部材2に第二液を供給して、第二液流通部材2と方向変更部3との間の噴射口10aから第二液を容器900の内周面に噴射し、第二液と混ざった液体を吸引部材1を介して吸引する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
容器に収容された液体を吸引する液体吸引装置であって、
前記液体が流通する筒状の吸引部材(1)と、
前記吸引部材の長手方向の途中部分の外周側に設けられた筒状の第二液流通部材(2)を有し、
前記第二液流通部材の先端には、前記第二液流通部材の径方向に開口する噴射口(10a)が形成され、
前記吸引部材の先端を前記容器の底部に当接するまで、前記吸引部材を前記容器に挿入した後に、前記容器に収容された前記液体を前記吸引部材を介して吸引し、前記第二液流通部材に第二液を供給して、前記噴射口(10a)から前記第二液を前記容器の内周面に噴射し、前記第二液と混ざった前記液体を前記吸引部材を介して吸引することを特徴とする液体吸引装置。
続きを表示(約 890 文字)【請求項2】
前記第二液流通部材の先端と離間した位置の前記吸引部材の外周面には、リング状の方向変更部(3)が設けられ、
前記噴射口は、前記第二液流通部材の先端と前記方向変更部との間の隙間であることを特徴とする請求項1に記載の液体吸引装置。
【請求項3】
前記方向変更部は、前記吸引部材と別体であり、前記吸引部材に取り付けられていることを特徴とする請求項2に記載の液体吸引装置。
【請求項4】
前記方向変更部の前記第二液流通部材の先端と対向する方向変更面(3a)は、前記方向変更部の径方向の外側に位置するに従って、前記第二液流通部材の先端側に位置していることを特徴とする請求項2に記載の液体吸引装置。
【請求項5】
前記方向変更面は、半球面であることを特徴とする請求項4に記載の液体吸引装置。
【請求項6】
前記方向変更部は、前記吸引部材の軸線方向に移動可能に固定されていることを特徴とする請求項3に記載の液体吸引装置。
【請求項7】
前記方向変更部の先端側と当接し、前記吸引部材の外周面に設けられたリング状の固定部材(4)と、
前記固定部材に螺着して、前記固定部材を前記吸引部材に固定するネジ部材(5)とを更に有することを特徴とする請求項6に記載の液体吸引装置。
【請求項8】
前記固定部材の内周面と前記吸引部材の外周面との間には、円筒形状のカラー部材(7)が配置され、
前記ネジ部材の先端は前記カラー部材の外周面を押圧していることを特徴とする請求項7に記載の液体吸引装置。
【請求項9】
前記方向変更部と前記固定部材とは、嵌合していることを特徴とする請求項8に記載の液体吸引装置。
【請求項10】
前記ネジ部材は前記固定部材の内周面側から前記固定部材に螺着して、前記ネジ部材が前記固定部材から脱落しないように構成されていることを特徴とする請求項7に記載の液体吸引装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、液体吸引装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、特許文献1に示されるように、容器に収容されている液体の原材料を吸引する液体吸引装置が有る。しかしながら、このような液体吸引装置では、容器の内周面に付着している原材料を吸引することができず、この原材料が無駄になり、歩留まりが悪いという問題があった。
【0003】
そこで、特許文献2に示されるように、吸引管の下部に形成された噴射孔から加水液を斜め下方向に噴射し、容器内の内周面に付着した原材料を洗い流し、加水液ごと原材料を吸引する液体吸引装置が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平6-1398号公報
特許第6935934号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献2に示される液体吸引装置では、噴射孔が吸引管の下部に形成されており、また、加水液が斜め下方向に噴射されるために、容器の内周面の上部に付着した原材料を洗い流すことができず、容器の内周面の上部に付着した原材料が無駄になってしまうという問題があった。
【0006】
本発明は、容器内に収容された液体を無駄なく吸引することができる液体吸引装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するためになされた、請求項1に記載の発明である液体吸引装置は、
容器に収容された液体を吸引する液体吸引装置であって、
前記液体が流通する筒状の吸引部材(1)と、
前記吸引部材の長手方向の途中部分の外周側に設けられた筒状の第二液流通部材(2)を有し、
前記第二液流通部材の先端には、前記第二液流通部材の径方向に開口する噴射口(10a)が形成され、
前記吸引部材の先端を前記容器の底部に当接するまで、前記吸引部材を前記容器に挿入した後に、前記容器に収容された前記液体を前記吸引部材を介して吸引し、前記第二液流通部材に第二液を供給して、前記噴射口(10a)から前記第二液を前記容器の内周面に噴射し、前記第二液と混ざった前記液体を前記吸引部材を介して吸引することを特徴とする液体吸引装置。
【0008】
これによれば、噴射口から径方向に第二液が噴射されるので、容器の内周面に付着した液体を第二液で洗い流すことができる。また、吸引部材を容器の挿入した状態の噴射口の位置を容器の内周面の上部に位置するように設定すれば、容器の内周面の上部まで第二液を噴射させることができる。このため、容器の内周面の上部に付着した液体を第二液で洗い流すことができる。この結果、容器内に収容された液体を無駄なく吸引することができる。
【0009】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、
前記第二液流通部材の先端と離間した位置の前記吸引部材の外周面には、リング状の方向変更部(3)が設けられ、
前記噴射口は、前記第二液流通部材の先端と前記方向変更部との間の隙間であることを特徴とする。
【0010】
これによれば、噴射口は第二液流通部材の径方向に全周にわたって開口しているので、全周にわたって開口した噴射口から第二液が容器の内周面の全周にわたって供給される。このため、容器の内周面に付着している原料を全周にわたって第二液で洗い流すことができる。この結果、容器内に収容された液体をより無駄なく吸引することができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

合同会社律歩
漏斗
2か月前
靜甲株式会社
キャッパ
2か月前
株式会社タツノ
給油装置
8か月前
株式会社タツノ
給油装置
8か月前
株式会社タツノ
給油ノズル
8か月前
個人
ボトルキャップ開けホルダー
11か月前
OMC株式会社
液体吸引装置
11か月前
株式会社トキトモ産業
真空ブレーカー
7か月前
澁谷工業株式会社
キャッパ
10か月前
澁谷工業株式会社
充填装置
3か月前
株式会社タツノ
給油認証システム
5か月前
KLASS株式会社
汁用ディスペンサー
7か月前
株式会社サイレック
キャッパー装置
4か月前
個人
ボトルキャップ用開栓具
10日前
個人
ボトルキャップ、缶タブ開けホルダー
10か月前
株式会社サイレック
キャッパー装置
1か月前
有限会社ユウアイ
キャップ載置装置
2か月前
ホシザキ株式会社
ディスペンサ
8か月前
株式会社青木製作所
タンクローリの配管装置
17日前
富士電機株式会社
液体供給装置
1か月前
ホシザキ株式会社
給茶機
6か月前
ネクサン
流体輸送装置
3か月前
澁谷工業株式会社
充填装置
9か月前
澁谷工業株式会社
キャッパ
5か月前
個人
ボトルキャップ、爪付きキャプ開けホルダー
11か月前
澁谷工業株式会社
キャップ脱着装置
9か月前
澁谷工業株式会社
キャッピング装置
8か月前
澁谷工業株式会社
キャッピング装置
8か月前
ホシザキ株式会社
飲料供給装置
6か月前
ホシザキ株式会社
飲料供給装置
2か月前
日清食品株式会社
カップ状容器の自動蓋部開封装置
2か月前
ホシザキ株式会社
飲料供給装置
10か月前
ホシザキ株式会社
飲料供給装置
11か月前
澁谷工業株式会社
キャッピングヘッド
1か月前
ホシザキ株式会社
飲料供給装置
6か月前
株式会社野村総合研究所
セルフ給油システム
4か月前
続きを見る