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公開番号2023112743
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-08-15
出願番号2022014633
出願日2022-02-02
発明の名称ブラシ及び掃除機
出願人株式会社コーワ
代理人
主分類A46B 7/08 20060101AFI20230807BHJP(ブラシ製品)
要約【課題】 毛材が放射状に広がって毛腰が弱まるのを防ぐと共に、毛材間にバリや塵埃が溜まるのを防ぐことができるブラシを提供する。
【解決手段】 ブラシ10は、ブラシ台1と、植毛孔1bに挿通されて、二つに折り曲げられると共に、両端側を外方に向けて延出させた複数のブラシ束2aと、ブラシ台1の軸孔1aに挿通させた棒状のシャフト3と、シャフト3に連結され、ブラシ台1の両側面側からブラシ束2a、2bを挟持固定させた略円盤形状のフランジ4a、4bとを有している。また、ブラシ束2a、2bは、二つに折り曲げられた折り返し部5の両側を弾性部材6a、6bで結束させた結束部6を有しており、ブラシ10をフランジ4a側から平面視した場合には、ブラシ台1のブラシ束2a、2a又は2a、2bは少なくとも結束部6よりも先端側は、隣り合うブラシ束2a、2a又は2a、2bどうしが接触していない間欠部7を有して放射状に形成されている。
【選択図】図2

特許請求の範囲【請求項1】
略円盤形状であって、中央に設けられた軸孔と、外周に設けられた複数の植毛孔とを有するブラシ台と、
前記植毛孔に挿通されて、二つに折り曲げられると共に、両端側を外方に向けて延出させた複数のブラシ束と、
前記ブラシ台の軸孔に挿通させた棒状のシャフトと、
前記シャフトに連結され、前記ブラシ台の両側面側から前記ブラシ束を挟持固定させた略円盤形状のフランジと、を有するブラシにおいて、
前記ブラシ束は、二つに折り曲げられた折り返し部の両側を弾性部材で結束させた結束部を有しており、
ブラシを前記フランジ側から平面視した場合には、前記ブラシ台において少なくとも前記結束部よりも先端側は、隣り合うブラシ束どうしが接触していない間欠部を有して放射状に形成されていることを特徴とするブラシ
続きを表示(約 660 文字)【請求項2】
ブラシ束は、折り返し部と結束部との間に、平面視した場合に前記結束部の幅方向の長さよりも大きな幅方向の長さを有する膨らみ部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のブラシ
【請求項3】
ブラシは、ブラシ台が複数積層されていると共に、前記ブラシをフランジ側から平面視した場合には、隣り合うブラシ台のブラシ束は、シャフトの軸方向に重ならない位置に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のブラシ
【請求項4】
弾性部材は、ブラシ束の長手方向に対してスライド可能に結束していることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載のブラシ
【請求項5】
ブラシは、一方のフランジ側から略カップ形状のカバー体をブラシ束の一部に当接させており、前記ブラシ束が他方のフランジ側に屈曲して形成されることを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載のブラシ
【請求項6】
ブラシはシャフトを中心に回転又は回動させると共にブラシ束を被清掃面又は被研磨面に当接させて使用するものであって、隣り合うブラシ台のブラシ束は長さが異なると共に、所定の当接箇所に対して、長さの短い一方のブラシ束は先端部が当接し、前記一方のブラシ束よりも長さの長い他方のブラシ束は側面部が当接することを特徴とする請求項5に記載のブラシ
【請求項7】
吸込み口近傍であって、駆動体により回転自在に軸支された請求項1~6のいずれか1項に記載のブラシを備えた掃除機

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、各種回転装置に取り付けてバリ取り研磨等の作業や、清掃機械、洗浄機械に取り付けて清掃作業、洗浄作業を行うために使用するブラシと、このブラシを備えた掃除機に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、ワークの研磨や床磨き等を行うための回転装置に装着されたホイールブラシやカップブラシ等の回転ブラシが知られている(特許文献1)。
【0003】
特許文献1に記載の回転ブラシは、円板の円周部に所定間隔に且つ放射状に列設したU字形の切欠部に、所要の長さを持つ金属線の小束のほぼ中央部が当接するようにそれぞれ配設して一時的に円筒状形体となし、該円筒状形体のいずれか一方側より同形体の平均自由外径とほぼ同じぐらいの内径と適宜の厚さを持つリングを押挿し、該リングの側面部を前記円板の側面部に当接させてリングを内包するように、それぞれの金属線の小束の中央部から放射方向に二つ折りにして円周ブラシ状体となし、この円周ブラシ状体をブラシ支持部材と一体にしたものであった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実開昭59-150334号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記特許文献1に記載の回転ブラシは、ブラシの先端側の毛材が放射状に広がっており、この放射状の広がりは使用によってさらに拡大することになる為、毛腰が弱くなることからブラシの交換頻度が多くなっていた。一方、ブラシの中間部では、毛材が円周状に密集していることから、毛材間にバリや塵埃が溜まりやすくなり、定期的に取り除く為のメンテナンスを必要としていた。
【0006】
本発明は、前記従来の課題を解決するものであり、毛材が放射状に広がって毛腰が弱まるのを防ぐと共に、毛材間にバリや塵埃が溜まるのを防ぐことができるブラシを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記従来の課題を解決するために、請求項1の発明は、略円盤形状であって、中央に設けられた軸孔と、外周に設けられた複数の植毛孔とを有するブラシ台と、前記植毛孔に挿通されて、二つに折り曲げられると共に、両端側を外方に向けて延出させた複数のブラシ束と、前記ブラシ台の軸孔に挿通させた棒状のシャフトと、前記シャフトに連結され、前記ブラシ台の両側面側から前記ブラシ束を挟持固定させた略円盤形状のフランジと、を有するブラシにおいて、前記ブラシ束は、二つに折り曲げられた折り返し部の両側を弾性部材で結束させた結束部を有しており、ブラシを前記フランジ側から平面視した場合には、前記ブラシ台において少なくとも前記結束部よりも先端側は、隣り合うブラシ束どうしが接触していない間欠部を有して放射状に形成されていることを特徴としている。
【0008】
請求項1の発明では、ブラシ束が結束部を有していることによって、先端側の毛材が放射状に広がって毛腰が弱まるのを防ぐことができる。また、中間部の毛材間にバリや塵埃が溜まるのを防ぐことができる。また、隣り合うブラシ束どうしが接触していない間欠部を有していることによって、清掃ブラシとして使用する場合は、塵埃等を掻き集め易くすることができ、研磨・研削ブラシとして使用する場合は、アタック力を高めることができる。
【0009】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、ブラシ束は、折り返し部と結束部との間に、平面視した場合に前記結束部の幅方向の長さよりも大きな幅方向の長さを有する膨らみ部が形成されていることを特徴としている。これにより、使用時に、ブラシを左右のどちら側に回転させた場合でもブラシ束の反発力を強くすることができ、形状維持力を高くすることができる。
【0010】
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、ブラシは、ブラシ台が複数積層されていると共に、前記ブラシをフランジ側から平面視した場合には、隣り合うブラシ台のブラシ束は、シャフトの軸方向に重ならない位置に形成されていることを特徴としている。これにより、間欠部を維持しながら、隣り合うブラシ台のブラシ束で隙間を相互に補完し合うことができる。
(【0011】以降は省略されています)

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