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公開番号2023097733
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-07-10
出願番号2021213982
出願日2021-12-28
発明の名称歯ブラシ
出願人ライオン株式会社
代理人IBC一番町弁理士法人
主分類A46B 5/00 20060101AFI20230703BHJP(ブラシ製品)
要約【課題】良好なグリップ性を維持しつつ、使用者が手を通じてブラッシング圧の低減を実感することが可能な歯ブラシを提供する。
【解決手段】歯ブラシ10は、長手方向の先端側に植毛面を有するヘッド部100と、ヘッド部100の後端側に配置されたハンドル部200と、を有し、ハンドル部は、正面視において、厚み方向に延びる扁平な硬質樹脂の壁230、240で囲まれた単位領域230A、240Aを有し、単位領域は壁を共有しながら規則性をもってハンドル部の長手方向に所定の長さに亘って連続して形成されており、ハンドル部の正面視において、連続した単位領域の最外周を繋ぐ面積(A)に対して単位領域の面積の総和(B)の割合が40%以上90%以下である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
長手方向の先端側に植毛面を有するヘッド部と、
前記ヘッド部の後端側に配置されたハンドル部と、を有し、
前記ハンドル部は、正面視において、厚み方向に延びる扁平な硬質樹脂の壁で囲まれた単位領域を有し、
前記単位領域は前記壁を共有しながら規則性をもって前記ハンドル部の長手方向に所定の長さに亘って連続して形成されており、
前記ハンドル部の正面視において、連続した前記単位領域の最外周を繋ぐ面積(A)に対して前記単位領域の面積の総和(B)の割合が40%以上90%以下である、歯ブラシ。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記単位領域は、前記ハンドル部の表面側及び裏面側の両位置において硬質樹脂で覆われていない、請求項1に記載の歯ブラシ。
【請求項3】
前記単位領域は、前記ハンドル部の表面と前記ハンドル部の裏面で、同じ硬質樹脂の壁を共有して貫通している、請求項1又は請求項2に記載の歯ブラシ。
【請求項4】
前記ハンドル部の正面視において前記単位領域の面積は5mm

以上30mm

であり、
前記ハンドル部に配置された前記単位領域の総数は30個以上60個以下である、請求項1~3のいずれか1項に記載の歯ブラシ。
【請求項5】
前記壁の厚みは0.3mm以上1.5mm以下である、請求項1~4のいずれか1項に記載の歯ブラシ。
【請求項6】
前記ハンドル部の正面視において、前記ハンドル部全体の面積(C)に対して前記面積(A)の割合が25%以上90%以下である、請求項1~5のいずれか1項に記載の歯ブラシ。
【請求項7】
前記ハンドル部の正面視において前記単位領域は略六角形であり、
前記単位領域の対向する任意の2点間の距離が3mm以上7mm以下である、請求項1~6のいずれか1項に記載の歯ブラシ。
【請求項8】
前記ハンドル部の最大幅は10mm以上16mm以下であり、
前記ハンドル部の最大厚みは4mm以上16mm以下である、請求項1~7のいずれか1項に記載の歯ブラシ。
【請求項9】
前記ハンドル部の先端から前記ハンドル部の後端側へ向かうハンドル部全長の1/2の距離の位置を(α)とし、
前記(α)の位置から前記ハンドル部の先端側へ40mmずれた位置を(β)とし、
前記(α)の位置から前記ハンドル部の後端側へ40mmずれた位置を(γ)とした場合に、
前記(β)の位置及び前記(γ)の位置を支持点として、前記(α)の位置に対して前記ハンドル部の厚さ方向に100Nの荷重を付与して3点曲げ試験を実施したときの撓み量が3mm以上7mm以下である、請求項1~8のいずれか1項に記載の歯ブラシ。
【請求項10】
前記単位領域の内側には軟質樹脂が充填されている、請求項1~9のいずれか1項に記載の歯ブラシ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、歯ブラシに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
現在、ブラッシング圧を低減させる制御を目的とした歯ブラシが多数存在している。一般的に、ブラッシング圧は、「荷重(g)/植毛面積(cm

)」で定義される。
【0003】
ブラッシング圧を低減させる方法として、例えば、(1)植毛面積の増大と、(2)ブラッシング荷重の低減の二つが考えられる。上記(1)に関しては、ヘッド幅が広い仕様(一般的なワイドヘッド歯ブラシ)を採用することが考えられる。ただし、ヘッド幅が広い仕様を採用した場合、ブラッシング圧の低減効果を使用者が十分に認識することは困難である。一方で、上記(2)に関しては、下記(A)、(B)、(C)等の方法が考えられる。
【0004】
(A)ネック部を細径化した仕様(一般的なスリムネック歯ブラシ)の採用
(B)ネック部に軟質樹脂を被覆することで、弾力性を付与した仕様の採用
(C)ハンドル部の材質を柔らかくすることで弾力性を付与した仕様の採用。
【0005】
上記(A)に関しては、ブラッシング時に歯ブラシがヘッド部(作用点)により近いネック部(支点)で撓むため、毛先への応力集中が発生し、使用性に悪影響を与えることが考えられる。また、上記(B)に関しては、ネック部が撓みすぎることで、使用性が大きく損なわれてしまうことが考えられる。
【0006】
上記(C)に関しては、下記特許文献1に記載の歯ブラシが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2018-94008号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
特許文献1に記載の歯ブラシは、ネック部からハンドル部の後端部まで繋がっている硬質樹脂からなる複数の把持片を含む。複数の把持片の内側には軟質樹脂が充填されている。特許文献1に記載の歯ブラシは、硬質樹脂からなる複数の把持片を有するため、使用者がハンドル部を把持した際、グリップ性が非常に良好なものとなる。しかしながら、ハンドル部の大部分が軟質樹脂から構成されているため、使用者が手を通じて実感するブラッシング圧の低減効果が十分なものではなかった。
【0009】
本発明は、上記課題を鑑みて発明されたものであり、良好なグリップ性を維持しつつ、使用者が手を通じてブラッシング圧の低減を実感することが可能な歯ブラシを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するための本発明の歯ブラシは、長手方向の先端側に植毛面を有するヘッド部と、前記ヘッド部の後端側に配置されたハンドル部と、を有し、前記ハンドル部は、正面視において、厚み方向に延びる扁平な硬質樹脂の壁で囲まれた単位領域を有し、前記単位領域は前記壁を共有しながら規則性をもって前記ハンドル部の長手方向に所定の長さに亘って連続して形成されており、前記ハンドル部の正面視において、連続した前記単位領域の最外周を繋ぐ面積(A)に対して前記単位領域の面積の総和(B)の割合が40%以上90%以下である。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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