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公開番号2023180865
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-12-21
出願番号2022094516
出願日2022-06-10
発明の名称ブラシ
出願人株式会社コーワ
代理人
主分類A46B 3/14 20060101AFI20231214BHJP(ブラシ製品)
要約【課題】 毛材束の抜け止めを確実に行うことができると共に、製造コストの低減を図ることができるブラシを提供する。
【解決手段】 ブラシ10は、中空形状であると共に、側壁1aに複数の挿通孔1bが形成されたシャフト1と、挿通孔1bに挿入して固定される円筒状の保持体2と、保持体2に挿入して固定される毛材束3とを有しており、保持体2の一端側の外周面は、挿通孔の直径よりも径が大きい径大部2aを有し、毛材束3を保持体2に挿入し、保持体2を挿通孔1bに挿入した状態で、保持体2の他端側を加圧変形させることで、外周面が外径方向に拡大したカシメ部2bが形成されており、毛材束3と保持体2、保持体2とシャフト1は、各々圧着固定されている。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項1】
中空形状であると共に、側壁に複数の挿通孔が形成されたシャフトと、
前記挿通孔に挿入して固定される円筒状の保持体と、
前記保持体に挿入して固定される毛材束と、を有するブラシにおいて、
前記保持体の一端側の外周面は、前記挿通孔の直径よりも径が大きい径大部を有し、
前記毛材束を前記保持体に挿入し、前記保持体を前記挿通孔に挿入した状態で、前記保持体の他端側を加圧変形させることで、外周面が外径方向に拡大したカシメ部が形成されており、
前記毛材束と前記保持体、前記保持体と前記シャフトは、各々圧着固定されていることを特徴とするブラシ
続きを表示(約 180 文字)【請求項2】
カシメ部の最大外径は、挿通孔の直径以上であることを特徴とする請求項1に記載のブラシ
【請求項3】
カシメ部の外周面の一部は、挿通孔の開口縁近傍に当接していることを特徴とする請求項1又は2に記載のブラシ
【請求項4】
保持体は、カシメ部より他端側の開口部が開拡していることを特徴とする請求項1又は2に記載のブラシ

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、金属製品のバリ取り、洗車、道路清掃等の各種清掃、洗浄に使用することができるブラシに関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
各種清掃に使用されるブラシの発明が従来から知られており、その一例として、特許文献1に記載のコンクリート打設面清掃用ブラシがある。
【0003】
特許文献1に記載のブラシは、周方向および軸線方向に多数のスリーブ状の単体ブラシ取付部材が溶接等により固着されたブラシ芯を有し、そのブラシ芯の各単体ブラシ取付部材には所定の長さに切断されたワイヤロープの複数本をスリーブ状のワイヤロープ保持部材でかしめてなる単体ブラシのワイヤロープ保持部材が嵌入され、その単体ブラシのワイヤロープ保持部材とブラシ芯の単体ブラシ取付部材に形成した孔にロッドを挿通することによりブラシ芯に単体ブラシを着脱可能に取付けてなるものであった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実公昭59-34693号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記特許文献1に記載のブラシは、単体ブラシの抜け止めを防ぐことができるものであったが、製造工程が多いことから、さらに製造コストの低減を図るためには、製造工程を見直して簡略化する必要があった。
【0006】
本発明は、前記従来の課題を解決するものであり、毛材束の抜け止めを確実に行うことができると共に、製造コストの低減を図ることができるブラシを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記従来の課題を解決するために、請求項1の発明は、中空形状であると共に、側壁に複数の挿通孔が形成されたシャフトと、前記挿通孔に挿入して固定される円筒状の保持体と、前記保持体に挿入して固定される毛材束と、を有するブラシにおいて、前記保持体の一端側の外周面は、前記挿通孔の直径よりも径が大きい径大部を有し、前記毛材束を前記保持体に挿入し、前記保持体を前記挿通孔に挿入した状態で、前記保持体の他端側を加圧変形させることで、外周面が外径方向に拡大したカシメ部が形成されており、前記毛材束と前記保持体、前記保持体と前記シャフトは、各々圧着固定されていることを特徴としている。
【0008】
請求項1の発明では、保持体の他端側を加圧変形させて形成されたカシメ部によって、毛材束と保持体、保持体とシャフトの各々が圧着固定されているので、毛材束の抜け止めを確実に行うことができると共に、従来と比較して製造工程を簡略化することができるので、製造コストの低減を図ることができる。
【0009】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、カシメ部の最大外径は、挿通孔の直径以上であることを特徴としている。これにより、毛材束と保持体がシャフトから抜けるのを確実に防ぐことができる。
【0010】
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、カシメ部の外周面の一部は、挿通孔の開口縁近傍に当接していることを特徴としている。これにより、保持体がシャフトの挿通孔内でがたつくのを防ぐことができる。
(【0011】以降は省略されています)

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