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公開番号2024117546
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-29
出願番号2023023690
出願日2023-02-17
発明の名称歯間ブラシ
出願人サンスター株式会社
代理人弁理士法人柳野国際特許事務所
主分類A46B 5/00 20060101AFI20240822BHJP(ブラシ製品)
要約【課題】使用の際にネック部が歯列に対して傾いた場合でも挿入時の安定性が高く、耐久性に優れた歯間ブラシを提供せんとする。
【解決手段】ハンドル部を固定してネック部の先端位置にハンドル部の軸に直角な方向に所定の大きさの力を作用させたときに、該ネック部の撓み量が最も大きくなる方向をA方向、最も小さくなる方向をB方向としたとき、A方向に力を作用させたときの該ネック部のA方向への撓み量(Da)と、B方向に力を作用させたときの該ネック部のB方向への撓み量(Db)との比(Da/Db)が、1.5~2.2である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ハンドル部と、ハンドル部の先端から該ハンドル部の軸方向に沿って延びる、ハンドル部よりも細く構成されたネック部と、ネック部の先端から該ネック部の軸方向に沿って延びる芯部の周囲に、複数の清掃体が放射状に突設されてなるブラシ部とを備え、
前記ハンドル部を固定して前記ネック部の先端位置にハンドル部の軸に直角な方向に所定の大きさの力を作用させたときに、該ネック部の撓み量が最も大きくなる方向をA方向、最も小さくなる方向をB方向としたとき、A方向に力を作用させたときの該ネック部のA方向への撓み量(Da)と、B方向に力を作用させたときの該ネック部のB方向への撓み量(Db)との比(Da/Db)が、1.5~2.2であることを特徴とする歯間ブラシ。
続きを表示(約 400 文字)【請求項2】
前記A方向に100gfの力を作用させたときの前記ネック部のA方向への撓み量(Da)が1.5mm以上であり、且つB方向に100gfの力を作用させたときの該ネック部のB方向への撓み量(Db)が0.7mm以上である、請求項1記載の歯間ブラシ。
【請求項3】
前記A方向とB方向とが、互いに直交する方向であり、前記ネック部の先端位置に軸に直角な方向に所定の大きさの力を作用させたときの前記ネック部の撓み量の前記A方向の成分(da)と前記B方向の成分(db)とが等しくなる前記方向が、軸方向からみてB方向からA方向に向かって25~35度回転した方向となる、請求項1又は2記載の歯間ブラシ。
【請求項4】
前記ネック部が、断面視扁平な横長断面構造を有し、前記A方向が前後方向、前記B方向が該A方向に直交する左右横方向である、請求項1記載の歯間ブラシ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ハンドル部と、ハンドル部の先端から該ハンドル部の軸方向に沿って延びるネック部と、ネック部の先端から該ネック部の軸方向に沿って延びる芯部の周囲に、複数の清掃体が放射状に突設されてなるブラシ部とを備えた歯間ブラシに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
この種の歯間ブラシは、従来、ネック部の形状をストレート部と凹状テーパー部とを組み合わせることによって耐久性を向上させる歯間ブラシが提案されている(特許文献1)。また、ネック部に軟質樹脂、ハンドル部に硬質樹脂を用いることでワイヤーを抜けにくくしつつ、耐久性を向上させる歯間ブラシも提案されている(特許文献2)。しかしこれら歯間ブラシは、ネック部の断面が真円であり、撓みの方向に指向性がなく、歯間への挿入の際にブラシ部がぶれやすくなり、口腔内での操作性や歯間部への挿入性が低下するという課題があった。
【0003】
この課題を解決するため、ネック部に断面視扁平な横長断面構造を設けることで、撓みの方向に指向性を出し、当該撓みやすい方向に手でネック部を繰り返し折り曲げできるようにすることで、臼歯部の歯間に対してブラシ部を軸方向に真っ直ぐ挿入することを可能とする歯間ブラシも提案されている(特許文献3、4)。これらの歯間ブラシはネック部を手で曲げるため、歯列に対して歯間ブラシが平行になることを前提として寸法が設定されている。
【0004】
しかし、実際に使用される際には、ネック部を手で曲げることなくそのまま使用されるケースも多く、ネック部が歯列に対して傾いた状態で挿入されることも多い。このようにネック部が歯列に対して傾いた状態でブラシ部を歯間に挿入しようとすると、ブラシ部(芯部)の変形に対してネック部が追従(撓み変形)しないため、特に臼歯部の歯間に対する挿入性が悪化し、また芯部の根元に応力が集中し、折れやすくなるという課題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
WO2012/011574
特開2017-144104号公報
特開2016-155022号公報
特開2018-068512号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、使用の際にネック部が歯列に対して傾いた場合でも挿入時の安定性が高く、耐久性に優れた歯間ブラシを提供する点にある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、以下の発明を包含する。
(1) 外周面のうち少なくとも前後の面に把持面を有するハンドル部と、ハンドル部の先端から該ハンドル部の軸方向に沿って延びるネック部と、ネック部の先端から該ネック部の軸方向に沿って延びる芯部の周囲に、複数の清掃体が放射状に突設されてなるブラシ部とを備え、前記ハンドル部を固定して前記ネック部の先端位置に軸に直角な方向に所定の大きさの力を作用させたときに、該ネック部の撓み量が最も大きくなる方向をA方向、最も小さくなる方向をB方向としたとき、A方向に力を作用させたときの該ネック部のA方向への撓み量(Da)と、B方向に力を作用させたときの該ネック部のB方向への撓み量(Db)との比(Da/Db)が、1.5~2.2であることを特徴とする歯間ブラシ。
【0008】
(2) 前記A方向に100gfの力を作用させたときの前記ネック部のA方向への撓み量(Da)が1.5mm以上であり、且つB方向に100gfの力を作用させたときの該ネック部のB方向への撓み量(Db)が0.7mm以上である、(1)記載の歯間ブラシ。
【0009】
(3) 前記A方向とB方向とが、互いに直交する方向であり、前記ネック部の先端位置に軸に直角な方向に所定の大きさの力を作用させたときの前記ネック部の撓み量の前記A方向の成分(da)と前記B方向の成分(db)とが等しくなる前記方向が、軸方向からみてB方向からA方向に向かって25~35度回転した方向となる、(1)又は(2)記載の歯間ブラシ。
【0010】
(4) 前記ネック部が、断面視扁平な横長断面構造を有し、前記A方向が前後方向、前記B方向が該A方向に直交する左右横方向である、(1)~(3)の何れかに記載の歯間ブラシ。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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