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公開番号2024001381
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-01-10
出願番号2022099966
出願日2022-06-22
発明の名称歯ブラシ
出願人ヤマトエスロン株式会社
代理人個人
主分類A46B 9/04 20060101AFI20231227BHJP(ブラシ製品)
要約【課題】
先細形状の毛が植毛されていながらも、毛が倒れてしまうことがなく、歯間及び歯面をそれぞれ効果的に清掃することができる歯ブラシを提供する。
【解決手段】
複数本の毛11,13が束ねられてヘッド部2の植毛面4から立設する毛束5が1本の円柱状を成し、巨視的には毛束5の先端部6が毛束5の中心軸と直交する略平面状に形成されるとともに、微視的には半数本の毛が先細形状に形成される先細毛11であり、残りの半数本の毛がその高さにかかわらず同一形状且つ同大の横断面を有する柱体形状に形成される柱体毛13であることを特徴とする。
【選択図】図7


特許請求の範囲【請求項1】
複数本の毛が束ねられてヘッド部の植毛面から立設する毛束が1本の円柱状を成し、巨視的には前記毛束の先端部が前記毛束の中心軸と直交する略平面状に形成されるとともに、微視的には半数本の前記毛が先細形状に形成される先細毛であり、残りの半数本の前記毛がその高さにかかわらず同一形状且つ同大の横断面を有する柱体形状に形成される柱体毛である
ことを特徴とする歯ブラシ。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
一の前記先細毛は一本の用毛の一端側部分を構成し、
一の前記柱体毛は前記一本の用毛の他端側部分を構成し、
前記用毛は、複数本が共にその長さ方向の途中を2つ折りされるとともに、前記2つ折りの折り目が前記植毛面に穿設される植毛穴内に挿入されて前記ヘッド部に固定される状態で前記毛束を形成する
ことを特徴とする請求項1に記載の歯ブラシ。
【請求項3】
前記毛束は、前記円柱状のうち、一方の略半円柱部分において前記先細毛を有するとともに、他方の略半円柱部分において前記柱体毛を有する
ことを特徴とする請求項2に記載の歯ブラシ。
【請求項4】
前記先細毛は、その長さ方向の中心線を有するとともに最先端に上面を有する錐台状に形成される錐台状部と、前記長さ方向の中心線を有するとともに前記錐台状の底面と連続する柱体状に形成される柱体状部とを有する
ことを特徴とする請求項3に記載の歯ブラシ。
【請求項5】
前記錘台状部は円錐台状に形成され、
前記柱体状部及び前記柱体毛はそれぞれ円柱体状に形成される
ことを特徴とする請求項4に記載の歯ブラシ。
【請求項6】
前記各用毛は、前記一端側部分の前記柱体状部から前記他端側部分に至るまで同径に形成される
ことを特徴とする請求項5に記載の歯ブラシ。
【請求項7】
前記先細毛は、その長さ方向の中心線を有するとともに最先端に上面を有する円錐台状に形成される円錐台状部と、前記長さ方向の中心線を有するとともに前記円錐台状部の底面から連続する略角錐台状に形成される角錘台状部と、前記長さ方向の中心線を有するとともに前記角錐台状の底面と連続する角柱体状に形成される角柱体状部とを有し、
前記柱体毛は、前記角柱体状部と同一形状且つ同大の横断面を有する角柱体状に形成される
ことを特徴とする請求項3に記載の歯ブラシ。
【請求項8】
前記柱体毛の先端における周縁にはR面取りが施される
ことを特徴とする請求項1に記載の歯ブラシ。
【請求項9】
複数本の前記毛束が前記植毛面に対して垂直に立設し、前記複数の毛束のうちの一の前記毛束における前記植毛面から前記先端部までの高さと、同じく他の前記毛束における前記植毛面から前記先端部までの高さとが常に略同一となるように揃えられる
ことを特徴とする請求項1ないし8の何れかに記載の歯ブラシ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は歯ブラシに関し、詳細には複数本の毛が束ねられてヘッド部の植毛面から立設する毛束を備える歯ブラシに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、複数本の毛が束ねられてヘッド部の植毛面から立設する毛束を備える歯ブラシがある。詳しくは、この歯ブラシの用毛がその長さ方向の途中を2つ折りされて、前記の毛束が、2つ折りの折り目が前記植毛面に穿設される植毛穴内に挿入されてヘッド部に固定される状態の毛束を形成する歯ブラシがある(特許文献1)。
【0003】
このような従来の歯ブラシは、図23に示されるように2つ折りされた用毛の間に平線が挟み込まれ、この平線が用毛を押し込むように前記植毛穴に打ち込まれることによって前記毛が前記植毛面に植設されている。図23において平線には符号40が付されている。このように、2つ折り前の用毛を用意して、前記平線と共に打ち込むことによって用毛の2つ折りと植毛とを同時に行うことになり、製造者は複数本の前記毛を一度に植設するため効率よく歯ブラシを量産することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2015-139518号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来の歯ブラシは、1本の毛束のうち、図23に示されるように符号31が付されている第1毛束部の高さと、符号32が付されている第2毛束部の高さとを異なるものとして段差を設けている。これにより、第1毛束部31と第2毛束部32とが口腔内の様々な箇所を有効的に清掃することを狙っている。
【0006】
これに対して、発明者は、1本の毛束のうち一部の毛の高さが残りの毛の高さよりも大きいとき、歯ブラシの使用を繰り返すうちにその高い方の毛が倒れるように変形してしまい、当該歯ブラシの寿命を短くしていることを見出した。以下において、高い方の毛を高位段側毛とよび、残りの毛を低位段側毛とよぶ。特に、高位段側毛のうち、低位段側毛よりも上向きに突出する部分は低位段側毛による横側からの支えを得られないことにより、前記突出する部分の最も低い位置から屈曲してしまいがちである。
【0007】
また、このように高位段側毛が倒れてしまうことにより、高位段側毛は、本来なら歯間に挿入して歯間の汚れを清掃するところが、必ずしもその先端が前記歯間を向かないため的確に前記歯間に挿入して清掃することができない。さらに、高位段側毛は、歯間に挿入しない上にその最先端が歯面に対して垂直に当接することも難しいため、歯面の汚れを清掃することができない。
【0008】
本発明はこのような課題の下、毛が倒れてしまうことがなく、歯間及び歯面をそれぞれ効果的に清掃することができる歯ブラシを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
(1)本発明は複数本の毛が束ねられてヘッド部の植毛面から立設する毛束が1本の円柱状を成し、巨視的には前記毛束の先端部が前記毛束の中心軸と直交する略平面状に形成されるとともに、微視的には半数本の前記毛が先細形状に形成される先細毛であり、残りの半数本の前記毛がその高さにかかわらず同一形状且つ同大の横断面を有する柱体形状に形成される柱体毛であることを特徴とする歯ブラシを提供するものである。
【0010】
すなわち、本発明の歯ブラシの毛束は、その先端部が略平面状に形成されることによって一部の毛とその残りの毛とが高さ方向の段差を有していない。よって、1本の毛束に含まれる毛同士は、前記の従来の歯ブラシにおける高位段側毛と低位段側毛との間にあるような高低差がない。そして、一部の毛が上向きに突出することがない。そのため、それぞれの毛は、隣接する毛との間において互いに支えられることにより、倒れずに歯を効率的に清掃することができる。さらに、それぞれの毛は、歯ブラシの使用を繰り返しても倒れて変形することが小さい。
(【0011】以降は省略されています)

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