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公開番号2024034495
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-13
出願番号2022138755
出願日2022-08-31
発明の名称歯ブラシ
出願人ヤマトエスロン株式会社
代理人個人
主分類A46B 5/00 20060101AFI20240306BHJP(ブラシ製品)
要約【課題】
転倒時の外力を緩衝しつつ、使用者の操作が容易であり且つ使用者の歯茎を傷付けにくい歯ブラシを提供する。また、内部に空洞を有するため、合成樹脂などの材料の使用量を減らすことができ、地球環境に対する負荷の低い歯ブラシを提供する。
【解決手段】
刷毛14が植設されるヘッド部12が形成されるヘッド部材120と、ヘッド部材と連結され、ヘッド部を口腔内に誘導するために把持されるハンドル部13を構成し、中空の筒状であり、かつ、弾性材料により形成される中空部材130とを備え、中空部材は、変形しない状態でそれぞれの中心線が筒状の中心軸と一致する笠状であり且つ円環状である笠状部を複数有するとともに、変形して、少なくとも一の笠状部の中心線が前記中心軸に対して傾くように構成されることを特徴とする。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
刷毛が植設されるヘッド部が形成されるヘッド部材と、前記ヘッド部材と連結され、前記ヘッド部を口腔内に誘導するために把持されるハンドル部を構成し、中空の筒状であり、かつ、弾性材料により形成される中空部材とを備え、
前記中空部材は、変形しない状態でそれぞれの中心線が前記筒状の中心軸と一致する笠状であり且つ円環状である笠状部を複数有するとともに、第1の前記笠状部と、前記各中心線方向において前記第1の笠状部と反対向きに傾斜する第2の前記笠状部とが前記各中心線方向において隣り合い、かつ、変形して、少なくとも一の前記笠状部の中心線が前記中心軸に対して傾くように構成される
ことを特徴とする歯ブラシ。
続きを表示(約 660 文字)【請求項2】
前記中空部材は、合成樹脂を成形して形成される
ことを特徴とする請求項1に記載の歯ブラシ。
【請求項3】
前記中空部材は、前記複数の笠状部が蛇腹状に配置される蛇腹構造を有する
ことを特徴とする請求項2に記載の歯ブラシ。
【請求項4】
前記中空部材は、前記中心軸方向の基端側に把持部を有するとともに、前記把持部より先端側に前記蛇腹構造を有する
ことを特徴とする請求項3に記載の歯ブラシ。
【請求項5】
最も前記先端側に位置する前記笠状部と、これと隣り合う前記笠状部とが組み合わさって鍔状の先端側鍔状部を形成し、
前記先端側鍔状部は、前記ヘッド部の、その長手方向と直交する方向の長さよりも大径である
ことを特徴とする請求項1に記載の歯ブラシ。
【請求項6】
前記中空部材は、前記蛇腹構造の少なくとも前記中心軸方向の一部において、肉厚が周方向位置によって異なる部分がある
ことを特徴とする請求項3に記載の歯ブラシ。
【請求項7】
複数本の前記刷毛は、前記各刷毛が前記中心軸方向視において放射状を成すように前記ヘッド部材に植設される
ことを特徴とする請求項1に記載の歯ブラシ。
【請求項8】
前記笠状部は、前記中心軸から離れる向きに突設され且つ前記中心軸方向と平行する方向に延設されるリブを有する
ことを特徴とする請求項1ないし7の何れかに記載の歯ブラシ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は歯ブラシに関する。詳細には刷毛が植設されるヘッド部と、このヘッド部を口腔内に誘導するために把持されるハンドル部とを有する歯ブラシに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ヘッド部及びハンドル部の一部が軟質樹脂で形成される歯ブラシがある(特許文献1)。この従来の歯ブラシは、一部が軟質樹脂で形成されるため、例えば、幼児などの使用者が歯ブラシを口にくわえた状態で転倒するときでも、軟質樹脂が変形することによって床から加わる外力を緩衝し、使用者の口腔の損傷を抑制することができる。
【0003】
また、軟質樹脂で形成される軟質部の内側に、硬質樹脂で形成され、歯ブラシの長手方向に延在する芯状の硬質部を有する。この硬質部は、横断面の長手方向が刷毛の植毛方向と一致する矩形となるように形成されている。そのため、このような硬質部を内側に有する従来の歯ブラシは、歯を磨くための植毛方向の力を硬質部を介して最大限伝えつつ、長手方向と直交し且つ刷毛の植毛方向と直交する方向に曲がりやすいため、歯に対する刷掃能力と転倒時の安全性とを兼ね備えることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2017/051777号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前記従来の歯ブラシは、軟質樹脂及び硬質樹脂によって構成されるため、質量が通常の全体が硬質樹脂で形成される歯ブラシと概ね変わることがない。このような、中身が詰まったいわゆる中実な歯ブラシの場合、軽量化が難しく、幼児、高齢者などのような握力が十分でない使用者にとっては操作が困難なときがある。
【0006】
また、使用者の手指による力が植毛方向に最大限に伝わるため、通常の全体が硬質樹脂で形成される歯ブラシと同様に、力を入れ過ぎるときは、刷毛が使用者の歯茎を傷付けてしまう虞がある。
【0007】
そこで本発明は、転倒時の外力を緩衝しつつ、使用者の操作が容易であり且つ使用者の歯茎を傷付けにくい歯ブラシを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
(1)本発明は刷毛が植設されるヘッド部が形成されるヘッド部材と、前記ヘッド部材と連結され、前記ヘッド部を口腔内に誘導するために把持されるハンドル部を構成し、中空の筒状であり、かつ、弾性材料により形成される中空部材とを備え、前記中空部材は、変形しない状態でそれぞれの中心線が前記筒状の中心軸と一致する笠状であり且つ円環状である笠状部を複数有するとともに、第1の前記笠状部と、前記各中心線方向において前記第1の笠状部と反対向きに傾斜する第2の前記笠状部とが前記各中心線方向において隣り合い、かつ、変形して、少なくとも一の前記笠状部の中心線が前記中心軸に対して傾くように構成されることを特徴とする歯ブラシを提供するものである。
【0009】
すなわち、本発明の歯ブラシは、弾性材料により形成され且つ第1の笠状部と第1の笠状部と反対向きの第2の笠状部とが隣り合う中空部材を有する。そのため、中空部材が変形して、これらの笠状部が歯ブラシの長手方向に伸縮する、または、中心軸に対して屈曲することにより、転倒時に加わる外力を緩衝することができる。
【0010】
また、中空の筒状である中空部材を備えることにより、内側に空洞を有して、歯ブラシ全体の質量が軽い。これにより、幼児、高齢者等のような握力が十分でない使用者にとっても操作が容易である。
(【0011】以降は省略されています)

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