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公開番号2025014914
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-30
出願番号2023117861
出願日2023-07-19
発明の名称歯ブラシ
出願人サンスター株式会社
代理人弁理士法人柳野国際特許事務所
主分類A46B 5/00 20060101AFI20250123BHJP(ブラシ製品)
要約【課題】本発明は、歯ブラシが口腔の奥まで挿入した際に起こる口腔の内壁への衝突を軽減し、口腔内での操作性が向上される歯ブラシを提供する。
【解決手段】本発明に係る歯ブラシ1は、植毛面20に対して複数のブラシ毛束3が直角にそれぞれ植設されるヘッド部2と、該ヘッド部2に連設するネック部5と、該ネック部2に連設する把持部7とを備える歯ブラシ1において、ヘッド部2は、ネック部5の先端から長手方向に向かって延びる基端側部分21と、基端側部分21の先端から段差を介して長手方向に向かって延びる先端側部分23と、によって構成され、先端側部分23は、ブラシ毛束3が延びる毛先方向に傾斜している。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
植毛面に対して複数のブラシ毛束が直角にそれぞれ植設されるヘッド部と、該ヘッド部に連設するネック部と、該ネック部に連設する把持部とを備える歯ブラシにおいて、
前記ヘッド部は、前記ネック部の先端から長手方向に向かって延びる基端側部分と、前記基端側部分の先端から段差を介して長手方向に向かって延びる先端側部分と、によって構成され、
前記先端側部分は、前記ブラシ毛束が延びる毛先方向に傾斜している、歯ブラシ。
続きを表示（約 720 文字）【請求項２】
前記植毛面には、前記基端側部分に設けられる基端側植込面と、前記先端側部分に設けられる先端側植込面とが含まれ、
前記植毛面は、前記基端側植込面と前記先端側植込面が平行で、前記基端側植込面と前記先端側植込面とによって階段状に形成されている、請求項１に記載の歯ブラシ。
【請求項３】
植毛面に対して複数のブラシ毛束が直角にそれぞれ植設されるヘッド部と、該ヘッド部に連設するネック部と、該ネック部に連設する把持部とを備える歯ブラシにおいて、
前記ヘッド部は、前記ネック部の先端から長手方向に向かって延びる基端側部分と、前記基端側部分の外縁側から段差を介して周囲に広がる拡張方向に向かって延びる外縁側部分と、によって構成され、
前記外縁側部分は、前記ブラシ毛束が延びる毛先方向に傾斜している、歯ブラシ。
【請求項４】
前記外縁側部分には、前記基端側部分の先端から長手方向に沿って延びる先端部、及び前記基端側部分の側方から長手方向に直交する左右幅方向に沿って延びる左右一対の側方部が含まれる、請求項３に記載の歯ブラシ。
【請求項５】
前記植毛面には、前記基端側部分に設けられる基端側植込面と、前記外縁側部分に設けられる外縁側植込面とが含まれ、
前記植毛面は、前記基端側部分から前記外縁側部分まで連なり、前記基端側植込面と前記外縁側植込面とによって階段状に形成されている、請求項３又は４に記載の歯ブラシ。
【請求項６】
前記外縁側部分は、前記先端部と前記左右一対の側方部とが連なって平面視で略Ｕ字形形状に形成される、請求項５に記載の歯ブラシ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、操作性が高い歯ブラシに関するものである。
続きを表示（約 1,200 文字）【背景技術】
【０００２】
近年、ヘッド部を薄くして口腔内奥に到達し易くし、口腔内での操作性を向上させた歯ブラシが提案されている（例えば、特許文献１等参照）。
【０００３】
しかし、奥歯を清掃する際、奥歯と口腔内壁との隙間が狭く、上記歯ブラシではヘッド部の縁が当該内壁に衝突し、歯ブラシの操作性を阻害するという課題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２０１８－１１４４２３号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
このことを鑑み、本発明は、歯ブラシのヘッド部を口腔内奥まで挿入した際に起こる口腔内壁への衝突を軽減し、口腔内での操作性が向上される歯ブラシを提供する。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明に係る歯ブラシは、植毛面に対して複数のブラシ毛束が直角にそれぞれ植設されるヘッド部と、該ヘッド部に連設するネック部と、該ネック部に連設する把持部とを備える歯ブラシにおいて、前記ヘッド部は、前記ネック部の先端から長手方向に向かって延びる基端側部分と、前記基端側部分の先端から段差を介して長手方向に向かって延びる先端側部分と、によって構成され、前記先端側部分は、前記ブラシ毛束が延びる毛先方向に傾斜している。
【０００７】
また、本発明に係る歯ブラシは、植毛面に対して複数のブラシ毛束が直角にそれぞれ植設されるヘッド部と、該ヘッド部に連設するネック部と、該ネック部に連設する把持部とを備える歯ブラシにおいて、前記ヘッド部は、前記ネック部の先端から長手方向に向かって延びる基端側部分と、前記基端側部分の外縁側から段差を介して周囲に広がる拡張方向に向かって延びる外縁側部分と、によって構成され、前記外縁側部分は、前記ブラシ毛束が延びる毛先方向に傾斜している。
【０００８】
このような歯ブラシによれば、歯ブラシを口腔内奥まで挿入した際に起こる口腔内壁への衝突を軽減し、歯ブラシの操作性が向上される。また、このような歯ブラシによれば、植毛面に対してブラシ毛束が直角に植設されることで、ブラシ毛束を効率よく、ヘッド部に対して確実に植設することができる。
【０００９】
また、前記外縁側部分には、前記基端側部分の先端から長手方向に沿って延びる先端部、及び前記基端側部分の側方から長手方向に直交する左右幅方向に沿って延びる左右一対の側方部が含まれることが好ましい。
【００１０】
このような歯ブラシによれば、口腔内奥部に挿入した際に、歯ブラシのヘッド部が口腔の内壁に衝撃することを軽減するだけでなく、口腔内で上下方向にブラッシングした際にも、ヘッド部が口腔の内壁に衝撃することを軽減することができる。
（【００１１】以降は省略されています）

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