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公開番号2023090153
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-29
出願番号2021204958
出願日2021-12-17
発明の名称鼻腔清掃具
出願人個人
代理人個人
主分類A46B 5/00 20060101AFI20230622BHJP(ブラシ製品)
要約【課題】ブラシ片に対するブラシ保持部の空転を抑制する。
【解決手段】鼻腔清掃具は、鼻腔に挿入されて鼻腔を清掃するための器具である。鼻腔清掃具は、使用者により把持される把持部と、把持部から延在する軸状のブラシ保持部と、互いに積層されてブラシ保持部により保持される複数のブラシ片30と、を備えている。複数のブラシ片30のそれぞれは、環状に形成された環状部31と、環状部31の外周面に設けられた複数のブラシ毛と、を有している。また、複数のブラシ片30のそれぞれは、環状部31にブラシ保持部の軸部21が挿通されることによりブラシ保持部により保持される。ブラシ保持部は、保持しているブラシ片30の環状部31の内周面31bに対して係止されることによりブラシ片30の回転を抑制する係止部26を有している。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
鼻腔に挿入されて前記鼻腔を清掃するための鼻腔清掃具であって、
使用者により把持される把持部と、
前記把持部から延在する軸状のブラシ保持部と、
互いに積層されて前記ブラシ保持部により保持される複数のブラシ片と、を備え、
複数の前記ブラシ片のそれぞれは、
環状に形成された環状部と、
前記環状部の外周面に設けられた複数のブラシ毛と、を有し、
前記環状部に前記ブラシ保持部が挿通されることにより前記ブラシ保持部により保持され、
前記ブラシ保持部は、保持している前記ブラシ片の前記環状部の内周面に対して係止されることにより中心軸線回りの前記ブラシ片の回転を抑制する係止部を有する、鼻腔清掃具。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
複数の前記ブラシ毛は、前記環状部の外周面の全周にわたって、前記環状部の外周面から径方向外側に向かって放射状に設けられている、請求項1に記載の鼻腔清掃具。
【請求項3】
前記環状部は、円環状に形成され、
前記ブラシ保持部は、
円柱状の基体部と、
前記基体部の外周面に当該ブラシ保持部の前記中心軸線に沿って延在し、当該ブラシ保持部の前記中心軸線から頂部までの外径が前記環状部の内径よりも大きいリブ状の前記係止部と、を有し、
前記環状部に圧入によって挿通されることにより、前記係止部を前記環状部の内周面に対して係止させる、請求項1又は2に記載の鼻腔清掃具。
【請求項4】
前記係止部は、前記ブラシ保持部の前記中心軸線に垂直な断面において、前記中心軸線に垂直な少なくとも一方向に見て、当該係止部の前記頂部が当該係止部と前記基体部との2箇所の境界部の間に位置している、請求項3に記載の鼻腔清掃具。
【請求項5】
複数の前記ブラシ片のそれぞれは、前記環状部に前記ブラシ保持部が挿通された状態において、前記係止部によって前記環状部の内周面が押し広げられている、請求項3又は4に記載の鼻腔清掃具。
【請求項6】
前記ブラシ保持部は、前記環状部に挿通された状態において、前記環状部の内周面によって前記係止部を押しつぶされている、請求項3~5のいずれか一項に記載の鼻腔清掃具。
【請求項7】
前記環状部は、少なくとも内周面が多角形状を呈する多角形環状に形成され、
前記ブラシ保持部は、前記環状部に嵌合する多角形柱状に形成され、
前記係止部は、前記ブラシ保持部の前記中心軸線に垂直な断面における角部分である、請求項1又は2に記載の鼻腔清掃具。
【請求項8】
前記ブラシ保持部は、前記環状部に遊嵌する、請求項7に記載の鼻腔清掃具。
【請求項9】
複数の前記ブラシ片のそれぞれは、互いに積層された状態において隣接する他の前記ブラシ片と、互いの前記環状部の側面どうしが接触する、請求項1~8のいずれか一項に記載の鼻腔清掃具。
【請求項10】
複数の前記ブラシ片のそれぞれは、前記環状部の前記側面に凸部が形成されている、請求項9に記載の鼻腔清掃具。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、鼻腔清掃具に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
鼻腔内には当該鼻腔からの分泌物又は外部からの侵入物といった異物が蓄積される場合があり、これらの異物は除去されることが望まれる。例えば、鼻腔から鼻汁が分泌された場合には、当該鼻汁を除去することにより不快感が緩和される。また、本開示に係る発明者による鋭意研究の結果によれば、アレルギー反応を引き起こし得るアレルゲン(アレルギー原因物質)が鼻腔に侵入した場合には、当該アレルゲンを十分に除去することによりアレルギー反応の緩和が期待される。
【0003】
このように鼻腔内の異物を除去するための器具として、例えば特許文献1に開示されるような鼻腔清掃具が知られている。この鼻腔清掃具は、放射状に配置された複数のブラシ毛を有する複数のブラシ片を積層して保持した、いわゆる360度型ブラシである。これら複数のブラシ片のそれぞれは、中央部に円形の開口を有し、当該開口と略同径に形成された円柱軸状のブラシ保持部に嵌装されることにより、鼻腔に挿入されるブラシ部を構成している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実用新案登録第3232109号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述した鼻腔清掃具は、ブラシ部が鼻腔に挿入された状態においてブラシ保持部の中心軸線回りに回動され、鼻腔内の異物をブラシ毛により除去する。しかし、このような鼻腔清掃具が鼻腔内で中心軸線回りに回動されると、鼻腔内壁とブラシ毛との摩擦によってブラシ保持部がブラシ片を保持しきれなくなり、ブラシ片に対してブラシ保持部が空転するおそれがある。その結果、把持部及びブラシ保持部を回動させても、鼻腔内でブラシ部が回動せずに静止してしまい、鼻腔を効果的に清掃することができなくなる場合がある。
【0006】
そこで、本開示に係る鼻腔清掃具は、ブラシ片に対するブラシ保持部の空転を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様に係る鼻腔清掃具は、鼻腔に挿入されて鼻腔を清掃するための鼻腔清掃具であって、使用者により把持される把持部と、把持部から延在する軸状のブラシ保持部と、互いに積層されてブラシ保持部により保持される複数のブラシ片と、を備え、複数のブラシ片のそれぞれは、環状に形成された環状部と、環状部の外周面に設けられた複数のブラシ毛と、を有し、環状部にブラシ保持部が挿通されることによりブラシ保持部により保持され、ブラシ保持部は、保持しているブラシ片の環状部の内周面に対して係止されることにより中心軸線回りのブラシ片の回転を抑制する係止部を有する。
【0008】
この鼻腔清掃具によれば、互いに積層された複数のブラシ片の環状部に軸状のブラシ保持部が挿通されることにより、鼻腔に挿入されるブラシ部が構成される。ここで、ブラシ保持部には、ブラシ片の環状部に対して係止される係止部が設けられている。このため、鼻腔清掃具が鼻腔内で中心軸線回りに回動された場合に、鼻腔内壁とブラシ毛との摩擦によってブラシ保持部がブラシ片を保持しきれなくなることが抑制され、ブラシ片をブラシ保持部と一体的に回動させることができる。よって、ブラシ片に対するブラシ保持部の空転を抑制することが可能となる。
【0009】
本開示の一態様に係る鼻腔清掃具では、複数のブラシ毛は、環状部の外周面の全周にわたって、環状部の外周面から径方向外側に向かって放射状に設けられていてもよい。これによれば、ブラシ部が鼻腔に挿入された状態で鼻腔清掃具が中心軸線回りに回動されることにより、鼻腔内の異物を効果的に除去することが可能となる。
【0010】
本開示の一態様に係る鼻腔清掃具では、環状部は、円環状に形成され、ブラシ保持部は、円柱状の基体部と、基体部の外周面に当該ブラシ保持部の中心軸線に沿って延在し、当該ブラシ保持部の中心軸線から頂部までの外径が環状部の内径よりも大きいリブ状の係止部と、を有し、環状部に圧入によって挿通されることにより、係止部を環状部の内周面に対して係止させてもよい。これによれば、ブラシ保持部に対してブラシ片をより強固に係止することができるため、ブラシ片に対するブラシ保持部の空転をより確実に抑制することが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)

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