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公開番号2023145922
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-10-12
出願番号2022052840
出願日2022-03-29
発明の名称化粧料塗布体
出願人フィグラ株式会社
代理人個人,個人
主分類A46B 7/04 20060101AFI20231004BHJP(ブラシ製品)
要約【課題】多様な液状化粧料を塗布する場所や塗布する方法に対して、簡易且つ正確に液状化粧料を塗布できる化粧料塗布体において、構造の簡略化及び部品の共通化を図ることで、その製造での作業効率の向上を図りつつ、製造コストを減少する。
【解決手段】化粧料塗布体9を構成する固持軸10はブラシ嵌合部11を挟んで、一方に係止フランジ12を、他方には嵌合固定部13を形成し、ブラシ14は柔軟、且つ筒状とし、その表面には外方に向かって突出する複数の突起15を形成し、さらに本体軸16には前記固持軸10の嵌合固定部13に固定する嵌合穴17を形成した上で、前記ブラシ14がブラシ嵌合部11に一体に保持されるように固持軸10の嵌合固定部13を本体軸16の嵌合穴17に固定するので、ブラシ嵌合部の形状に従ってブラシは変形し、多様な液状化粧料を塗布する場所や塗布する方法に応じて簡易且つ正確に液状化粧料を塗布できる。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
樹脂により各々一体に成形される固持軸、ブラシ、及び本体軸とから構成され、
前記固持軸は、ブラシ嵌合部を挟んで一方には外周方向に向かって突出する係止フランジを、他方には嵌合固定部を形成し、
前記ブラシは、柔軟、且つ筒状とし、その表面には外方に向かって突出する複数の突起を形成し、
前記本体軸は、少なくとも一方には固持軸の係合固定部に固定される被嵌合部を形成するものであって、
上記固持軸の他方に形成される嵌合固定部を、筒状に形成されるブラシ内に貫通するとともに、前記固持軸のブラシ嵌合部において前記ブラシが一体に保持されるように、本体軸の一方に形成される被嵌合部に固定する
ことを特徴とする化粧料塗布体。
続きを表示(約 480 文字)【請求項2】
上記固持軸のブラシ嵌合部を、直線形状、全体として湾曲形状、少なくとも一部を折曲して折曲部を形成してなる折曲形状、又は固持軸長手方向に少なくとも1以上の断面径方向に膨張する膨張部を有する形状とする
ことを特徴とする請求項1記載に記載される化粧料塗布体。
【請求項3】
上記固持軸の少なくともブラシ嵌合部の断面を非円形状とする
ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載される化粧料塗布体。
【請求項4】
上記固持軸の少なくともブラシ嵌合部の断面を多角形状とするとともに、前記ブラシ嵌合部に一体に保持されるブラシの貫通孔の断面をブラシ嵌合部の断面と同じ多角形状とする
ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載される化粧料塗布体。
【請求項5】
上記固持軸のブラシ嵌合部において、ブラシを前記ブラシ嵌合部の中心に対して左右いずれかに巻回させながら一体に保持される
ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載される化粧料塗布体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本願発明は、例えば化粧料容器本体とともに化粧料容器を構成する蓋体に固持され、前記化粧料容器本体内に収容されるマスカラ、睫毛美容液、又は部分白髪染め等の液状化粧料を塗布する際に使用する化粧料塗布体に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、上記マスカラ、睫毛美容液、又は部分白髪染め等の液状化粧料(以下、「液状化粧料」という。)を塗布する際に使用する化粧料塗布体には、次のようなものがある。
即ち、二つ折りにした金属芯線に繊維を挟持しつつ前記金属芯線を巻回することで軸芯としつつ、前記軸芯から半径方向へ螺旋状に突出してブラシを形成するスクリューブラシや、エラストマー樹脂や合成ゴム等の軟質素材によって軸芯とともに表面にブラシを有する塗布部を一体的に射出成形する成形ブラシがある。
【0003】
ところで、上記液状化粧料の塗布においては、多様な液状化粧料を塗布する場所や塗布する方法に応じて、様々なブラシの形状が必要となる。
そのため、上記スクリューブラシの場合では、ブラシの表面をトリミングすることでブラシを様々な形状とし、また成形ブラシでは、塗布部を射出成形するにあたり、前記射出成形を行う金型を代えて成形することで塗布部のブラシを様々な形状としている。
【0004】
ところが、上記スクリューブラシにおいて、ブラシの表面をトリミングすることでブラシを様々な形状とすることは、スクリューブラシの製造における作業効率を低下させるとともに、その製造コストは増大させるおそれがある。
また、成形ブラシでは、軸芯とともにブラシは一体的に射出成形されるので、ブラシを様々な形状にしようとすると、塗布部を射出成形する際に使用する金型が多数必要となり、化粧料塗布体の製造における作業効率を低下させるとともに、その製造コストを増大させるおそれがある。
【0005】
そこで、多様な液状化粧料を塗布する場所や塗布する方法に対応して簡易且つ正確に液状化粧料を塗布できるようにする化粧料塗布体において、その構造を簡略化して部品点数を共通化して最小限とし、化粧料塗布体の製造における作業効率を向上させ、しかも製造コストを低減させるため、次のような化粧料塗布体が提案されている。
即ち、前記化粧料塗布体において、塗布具を比較的硬い合成材料からなるものとし、ロッドに連結するロッド延長部と一体に射出成形される本体と半径方向外側に延びる毛状の延長部に射出成形された比較的柔らかい合成材料でできた中空の毛体とからなるものとし、前記毛体をロッド延長部に対して嵌合させてなるもの(特許文献1参照)や、柔軟なプラスチック製の本体の芯と、芯から放射状に伸びている複数のプラスチック製の毛を備えているブラシとからなり、実質的に非弾力性のワイヤーの周りに前記芯が射出成形されるもの(技術文献2参照)がある。
【0006】
そのため、上記前者の場合では、化粧料塗布体における構造の簡略化及び部品の共通化が図られるので、化粧料塗布体の製造における作業効率を向上させることができる。
しかしながら、毛体を嵌合するロッド延長部は直線形状であるので、例えば毛体を曲面に対応できるようにするためには、毛状の延長部も含めて毛体の射出成形する際に使用する金型は複雑になるとともに、多数の金型が必要となるので、化粧料塗布体の製造コストは増大してしまうおそれがある。
【0007】
さらに、上記後者の場合でも、前記芯内に通じるワイヤーを湾曲させることによって芯を様々な形状とすることができるものであり、化粧料塗布体における構造の簡略化及び部品の共通化が図られるので、化粧料塗布体の製造における作業効率を向上させることができる。
しかしながら、多様な液状化粧料を塗布する場所や塗布する方法に対応するためには、芯を複雑に変形させなければならないので、化粧料塗布体の製造における作業効率は低下し、その製造コストが増大してしまうおそれがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特許第4982128号公報
特許第5393007号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
そこで、多様な液状化粧料を塗布する場所や塗布する方法に対応して、液状化粧料を簡易且つ正確に塗布できるようにする化粧料塗布体において、その構造の簡略化及び部材の可能な限りの共通化を図りつつ、化粧料塗布体の製造における作業効率を向上させるとともに、その製造コストの低減を図るものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
第1の特徴として、
樹脂により各々一体に成形される固持軸、ブラシ、及び本体軸とから構成され、
前記固持軸は、ブラシ嵌合部を挟んで一方には外周方向に向かって突出する係止フランジを、他方には嵌合固定部を形成し、
前記ブラシは、柔軟、且つ筒状とし、その表面には外方に向かって突出する複数の突起を形成し、
前記本体軸は、少なくとも一方には固持軸の係合固定部に固定される被嵌合部を形成するものであって、
上記固持軸の他方に形成される嵌合固定部を、筒状に形成されるブラシ内に貫通するとともに、前記固持軸のブラシ嵌合部において前記ブラシが一体に保持されるように、本体軸の一方に形成される被嵌合部に固定するものである。
(【0011】以降は省略されています)

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