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公開番号2023097896
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-07-10
出願番号2021214269
出願日2021-12-28
発明の名称歯ブラシ
出願人ライオン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類A46B 9/04 20060101AFI20230703BHJP(ブラシ製品)
要約【課題】刷毛部が柔軟性および復元性を有する歯ブラシを提供する。
【解決手段】ヘッド部と、ヘッド部の厚さ方向の正面側に位置する支持面から正面側に突出する複数の刷毛部と、を有する。刷毛部の断面中心を通る中心線のうち、刷毛部の基端側における中心線は、支持面から正面側に向かうにつれて、曲率をもって湾曲する湾曲部を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ヘッド部と、
前記ヘッド部の厚さ方向の正面側に位置する支持面から前記正面側に突出する複数の刷毛部と、
を有し、
前記刷毛部の断面中心を通る中心線のうち、前記刷毛部の基端側における前記中心線は、前記支持面から前記正面側に向かうにつれて、曲率をもって湾曲する湾曲部を有する歯ブラシ。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記刷毛部における前記基端側は、前記中心線が前記支持面と交差して延びる交差線を中心または中心付近として周回して螺旋状に延びる螺旋部を有する、
請求項1に記載の歯ブラシ。
【請求項3】
前記中心線は、
前記螺旋部における線径をd(mm)とし、
前記螺旋部において前記支持面の法線方向で隣り合う前記刷毛部間の最小隙間寸法をS1(mm)とすると、


×S1で表される値は、0.000025mm

以上、50mm

以下である、
請求項2に記載の歯ブラシ。
【請求項4】
前記螺旋部における線径をd(mm)とし、
前記螺旋部において前記支持面と平行な方向の最大隙間寸法をS2(mm)とすると、


×(1/S2)

で表される値は、0.000064mm

以上、500mm

以下である、
請求項2または3に記載の歯ブラシ。
【請求項5】
前記刷毛部は、前記螺旋部よりも先端側に前記支持面の法線方向に延びる第1直線部を有する、
請求項2から4のいずれか一項に記載の歯ブラシ。
【請求項6】
前記刷毛部は、前記螺旋部の先端と連結される連結部を有し、
前記連結部は、前記支持面と平行な板状であり、
前記連結部から前記正面側に前記支持面の法線方向に直線状に延びる複数の第2刷毛部を有する、
請求項2から5のいずれか一項に記載の歯ブラシ。
【請求項7】
前記刷毛部における前記基端側は、
前記中心線が前記正面側に向かうにつれて、前記支持面の法線方向と直交する方向を往復する波状部を有し、
前記波状部の前記中心線は、前記支持面と交差して延びる交差線を中心または中心付近として周回しないで延びる、
請求項1に記載の歯ブラシ。
【請求項8】
前記波状部において
前記法線方向の厚さをt(mm)とし、
厚さtの3乗をt3とし、
前記法線方向の隙間寸法をM(mm)とし、
隙間寸法Mの5乗根をM5とすると、
t3×M5で表される値は、0.01mm
-2
以上、5mm
-2
以下である、
請求項7に記載の歯ブラシ。
【請求項9】
前記波状部において前記法線方向と直交する方向の隙間寸法をC(mm)とし、
隙間寸法Cの逆数の2乗根をC2とすると、
t3×C2で表される値は、0.02mm
-3/2
以上、10mm
-3/2
以下である、
請求項7または8に記載の歯ブラシ。
【請求項10】
前記刷毛部は、前記波状部よりも先端側に前記法線方向に延びる第2直線部を有する、
請求項7から9のいずれか一項に記載の歯ブラシ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、歯ブラシに関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、歯や歯肉への当たり心地と清掃実感に優れ、束にしたときの毛腰の強さを備えた歯ブラシが開示されている。特許文献1に開示された歯ブラシは、用毛がn角形柱を中心軸回りに捻ったスパイラル毛を有している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-37496号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の技術では、用毛を束にした時に毛腰が強くなるが、毛束径が大きい場合は毛束同士が密となり、毛束の柔軟性が制限されることがある。また、毛束径を大きくした時には植毛面に形成される植毛穴径が大きくなるが、隣り合う植毛穴との距離が短い場合は、割れが生じやすい等、製造上の問題が生じかねず清掃実感の向上にも限界がある。
【0005】
一方、柔軟性を優先させて曲がりやすくした場合には、曲がった用毛が戻りにくくなり、復元性に欠けるという問題が生じる。
【0006】
本発明は、以上のような点を考慮してなされたもので、刷毛部が柔軟性および復元性を有する歯ブラシを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の第1の態様に従えば、ヘッド部と、前記ヘッド部の厚さ方向の正面側に位置する支持面から前記正面側に突出する複数の刷毛部と、を有し、前記刷毛部の断面中心を通る中心線のうち、前記刷毛部の基端側における前記中心線は、前記支持面から前記正面側に向かうにつれて、曲率をもって湾曲する湾曲部を有する歯ブラシが提供される。
【発明の効果】
【0008】
本発明では、刷毛部が柔軟性および復元性を有する歯ブラシを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1実施形態に係る歯ブラシ1の外観斜視図である。
一つの刷毛部21を拡大した図である。
円形の螺旋部30における線径の6乗とバネ定数との関係を示す図である。
円形の螺旋部30における最小隙間寸法S1とバネ定数との関係を示す図である。
螺旋部30における支持面5と平行な方向の最大隙間寸法の逆数の2乗とバネ定数との関係を示す図である。
第2実施形態に係る歯ブラシ1を短軸方向に見た側面図である。
第3実施形態に係る歯ブラシ1の外観斜視図である。
第4実施形態に係る歯ブラシ1の外観斜視図である。
波状部32を短軸方向に見た側面図である。
波状部32における厚さtの3乗とバネ定数との関係を示す図である。
波状部32における隙間寸法Mの5乗根とバネ定数との関係を示す図である。
隙間寸法Cの逆数の2乗根とバネ定数との関係を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の歯ブラシの実施の形態を、図1ないし図12を参照して説明する。
なお、以下の実施形態は、本発明の一態様を示すものであり、この発明を限定するものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。また、以下の図面においては、各構成をわかりやすくするために、実際の構造と各構造における縮尺や数等を異ならせている。
(【0011】以降は省略されています)

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