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公開番号2023107703
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-08-03
出願番号2022018292
出願日2022-01-23
発明の名称Leptoの雪
出願人個人
代理人
主分類B44C 5/06 20060101AFI20230727BHJP(装飾技術)
要約【課題】冬景色・樹木の積雪を常緑針葉樹・常緑樹に表現することからなる花材料で、樹木の特質である防虫効果・芳香効果を最大限に生かし、植物に与える影響を最小限にとどめ、冬低気温の期間屋外・屋内に設置することが可能であり、最低でも1か月という鑑賞期間が可能であり、樹木を主体とする花材は変化自在である為、あらゆる花装飾に適用できる花材を提供する。
【解決手段】伐採後の常緑針葉樹・常緑樹を、幹の太さにより幹底面部分から幹上部に向けて垂直に数cmの長さで底面部分から十字型に挟みを入れ、室内気温を20℃に保ち容器に水を満たし、その容器に処理をした針葉樹・常緑樹の切り口を24時間浸水させることにより植物細胞を徐々に活性化させ、その後溶解させた蝋、或いは溶解させた蝋にシルバー粉、銀箔、金箔等を微粒にし蝋に加え、それらを幹と枝及び葉において部分的に附着させ、意匠性を付与する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
冬期間において、常緑樹及び常緑針葉樹を伐採し、それ等個体葉先端から中心部・全体枝部分・幹部分迄の範囲内で蝋を溶解させた液体を付着させ、それにより自然な透明感のある光沢を得、冬の雪景色及び樹木に積もる雪を再現するに値する意匠性を備え、室内でも屋外でも設置可能であり、冬日中は気温が多少高くはなるものの附着させた蝋が溶解するのを防ぐ程度の気温であり、常緑針葉樹・常緑樹であれば種別・品種は問わず防虫効果び芳香効果を十分に発揮し、制作形状を問わず、雪を模した花材として形成する樹木を制作する上において有効な花材製造方法。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
冬期間において、耐寒性及び耐凍性のある常緑樹及び常緑針葉樹は、植物細胞の変化により樹木の水分量はほぼ50%とされており、伐採後においては各樹木の切り口を溜め水につけ、水の中で切り口を水平方向から幹・枝上部に向けて鉛筆状態に斜めに切ることにより、幹・枝の切り口表面積が広がり、水の中で切ることにより維管束がポンプの役割を果たし、植物に必要である水分の循環を良くする為の効果を十分に発揮し、さらに幹の部分においては幹の太さにより幹底面部分から幹上部に向けて垂直に数cmの長さで底面部分から十字型に挟みを入れることにより、水揚げの効果をより一層発揮、室内気温を20℃に保ち容器に水を満たし、その容器に処理をした針葉樹・常緑樹の切り口を24時間浸水させることにより植物細胞を徐々に活性化させ、樹木の葉・枝・幹を瑞々しく保ち且つ長期間の品質を保つものであり、それら処理を行う期間を24時間と定める花材処理製造方法。
【請求項3】
常緑樹及び常緑針葉樹の葉の部分は緑色からなり、湯せんにより溶解させた蝋の温度は一般的には70℃程とされている為、溶解させた蝋の液体を雪状に附着させた場合、溶解をした蝋の液体の熱により葉は緑色から茶褐色に変色する為、幹及び枝・葉から形成する樹木を予め氷水に15分間浸水させ、布により樹木の水分を十分ふき取り、溶解させた蝋の液体を予め耐熱性ボール等の容器に移しておき、溶解させた蝋の液体を意匠性を考慮し雪の厚さ・薄さ等を考慮しながら樹木をボールに入れて液体を附着させ、或いはボール中の液体を上から細く落下させ附着、用具を使用し雪の細部の形状を再現しつつ液体を雪状に附着させた後、樹木が茶褐色に変色するを防ぐ為に即座に氷水に約3分間程度浸水させて冬樹木の葉に限らず樹木全体に積もる雪の形状・雪景色の意匠性を、制作するひとつひとつつの作品に反映させるものとし、意匠性はその都度変化するものである為、それら種類、品種は問わない常緑針葉樹・常緑樹における意匠性の全てを含む花材製造及び制作方法。
【請求項4】
白い蝋を湯せんにより溶解させて常緑樹・常緑針葉樹に附着させる製造方法の他、常緑樹・常緑針葉樹に蝋を溶解し附着させるに至り、湯せんにかけて溶解する蝋が液体状態になってから、シルバー粉、銀箔、金箔等を微粒状にし、蝋に加えることにより意匠性がさらに増し光源に反射する為雪の形状を再現するに至る花材製造及び制作方法。
【請求項5】
常緑針葉樹・常緑樹に意匠性を備える為に溶解させた蝋、或いは溶解させた蝋にシルバー粉、銀箔、金箔等を微粒にし蝋に加え、それらを樹木に附着させる部分は、幹・枝・葉において、特に葉は植物の気孔を塞ぐので、植物に与える影響を最小限にとどめる為に溶解させた蝋は、幹・枝・葉において部分的に附着させる製造制作方法。

発明の詳細な説明【発明の詳細な説明】
【】
【技術分野】
【0001】
本発明は花材料を植物細胞から考慮し、冬期間において常緑針葉樹・常緑樹の種類・品種を問わず、常緑針葉樹・常緑樹の特質である防虫効果・芳香効果を十分に発揮可能な方法であり、冬期間においては針葉樹・常緑樹の種類・品種を問わず、冬期間において花材料を長期間装飾可能な状態に保つ処理製造方法として有効な方法であり、化学物質が植物に与える影響を2年間考察・実験をし、それら検証結果から花材料に与える影響を最小限にとどめる花材料の製造方法であり、デザイン性においては変化自在である為、どのようなフラワーアレンジメントにも適し、或いは大小に関わらず店舗のディスプレイにも適し、溶解性のある蝋は冬期間低気温である環境に適し、花が乏しい冬期間でも常緑であるという点に着目をし、冬期間屋外でも適応できるのが常緑樹・常緑針葉樹であることから、屋外・屋内問わず長期間にわたって楽しめる方法であることを特徴とし、権利主体は、常緑樹・常緑針葉樹の種類、品種を問わず常緑樹・常緑針葉樹全般に適する明瞭なる処理製造方法及び、雪として模す為樹木に附着させる溶解させた蝋、溶解させた蝋に微粒な銀箔・金箔・シルバー粉を混ぜ樹木に附着させる方法及び制作をする過程において、その都度変化を遂げる花材料の意匠性全部に関する花材である。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
これまでの花材料技術では、冬の期間に常緑樹・常緑針葉樹を冬景色、降り積もる雪の形状を簡単に再現する方法がなく、花材料の雪の表現方法としては、綿を常緑樹常緑針葉樹の葉の上において表現する方法、化学物質であるスプレー材を用いて雪を表現する方法、発泡スチロールを粉状にして雪を表現する方法、花材例えばカスミソウ等の白い細かい花を使用し、それを雪とみたてる方法等があげられる。
しかし、樹木に雪を表す表現方法のひとつである綿を常緑樹・常緑針葉樹の葉の上にのせる方法では、綿自体がなんらかの振動及び風量により飛ぶ可能性が大きい。
次に、化学物質であるスプレー剤を用いる方法は、化学物質を用いる為に葉へ及ぼす影響をあげると、葉の細胞が死滅し短期間で葉が枯れるという現象を見ることができる。
次に、発泡スチロールを粉状態にして葉に接着剤を塗布し、花材にのせ雪を表す方法であるが、葉に化学物質を塗布する為スプレー剤と同様の結果に至る。
これら既存の花材料技術は、花を装飾するに際し表現方法としては植物に直接与える悪影響、装飾状態に左右され形状を維持するには困難である。
次に、花材であるカスミソウ等の細かい花材を使用し、それを雪と見立てて表現をする素晴らしい方法があるが、意匠性及び表現方法にはそれぞれの観点があり、雪そのものを表現する方法としていた場合においても、その表現方法を伝達する為には、説明が必要な場合がある。
本技術はそれらの難点を克服し、花に乏しい冬期間でも長期間楽しめる花材技術であり、冬の雪景色の再現・葉への積雪を表現するには意匠性に富んだ最適な方法である。
日本は常緑針葉樹・常緑樹が非常に多く、それらを冬期間活用するには最適な処理製造方法であり、常緑樹・常緑針葉樹の特質である防虫効果・芳香効果を十分に発揮し、意匠性を施した常緑樹・常緑針葉樹で制作する作品の形状は変化自在であり、どのような制作においても対応可能な花材である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来花材料で冬期間、雪を意匠性をもって表現する材質・方法は限られており、化学物質が植物に与える悪影響、装飾状態の風量や振動による不安定さ、意匠性の観点からの説明補足等の課題がある。
【0004】
そこで、本発明は、独自の花材料の処理製造方法、及び意匠性を備えた花材料の製造方法であり、冬景色・樹木の積雪を常緑針葉樹・常緑樹に表現することからなる花材料で、日本には多く植樹されている常緑針葉樹・常緑樹の有効的活用方法とし、樹木の特質である防虫効果・芳香効果を最大限に生かし、植物に与える影響を最小限にとどめ常緑針葉樹・常緑樹の特質から、冬低気温の期間屋外・屋内に設置することが可能であり、常緑針葉樹・常緑樹の種類・品種を問わず、装飾のあらゆる形状に適応するものであり、冬期間検証済である最低でも1か月という鑑賞期間が華道やフラワーアレンジメント及び店舗ディスプレイにも適し、樹木を主体とする花材は変化自在である為、あらゆる花装飾に適用する。
【課題を解決する為の手段】
【0005】
請求項に記載の発明は、装飾品としての花材料である。
これらにおいて、現在既存する花に附随する材料では、冬景色及び積雪を表現するという意匠性及び長期間装飾品として設置する課題を解決することは難題であり、花を雪に見立てて意匠的表現をする方法は、あらゆる観点から説明を施さなければならずこれら課題を解決することは難題であり、難題を解決しているのが本発明である。
【発明の効果】
【0006】
そこで本発明は従来使用されている花に附属する材料、及び花材では困難であるという難題を解決し、冬という植物が乏しい期間及び本来は、植物に適さない低気温である冬期間において、常緑樹・常緑針葉樹の特質に着目し冬も需要と供給が十分可能である花材料を活用し、冬の雪景色及び積雪をひとつの花材で表現するという意匠性においては変化自在であり、大小の作品に関わらずあらゆる作品制作に対応が可能で葉のみならず、樹木全体に意匠性を発揮することが可能である為あらゆる可能性が広がるのが本発明である。
【図面の簡単な説明】
【0007】
B1は、常緑針葉樹・常緑樹を植物細胞から考慮し、冬期間において花材料を長期間装飾可能な状態に保つ為室温20℃・水を満たした容器に24時間浸水し、植物細胞を徐々に活性化させ、長期間装飾可能な状態に保つ為に有効な処理製造方法を施した花材平面図。 B2は、B1の処理製造方法を施した常緑樹・常緑針葉樹の幹・枝部分であり、意匠部分としてはどのような造形も可能であり、デザイン性においては変化自在である為、雪景色・積雪を再現する為に溶解させた蝋を幹・枝に部分的に附着させ、それらによる植物の影響を最小限にとどめる花材料の製造方法を施した平面図。 B3は、常緑樹・常緑針葉樹の葉の部分であり、意匠性を備える為に蝋を附着させる部分、意匠性を備える為に蝋を附着させない部分のうち、意匠性を備える為に蝋を附着させない葉の部分をあらわした図である。 B4は、意匠性を備える為に溶解させた蝋を部分的に附着した葉部分の図である。 B5は、意匠性を備える為に溶解させた蝋にシルバー粉、金箔、銀箔を微粒にし混ぜ蝋を部分的に附着させた葉部分の図である。
【符号の説明】
【】
1.B1 長期間装飾可能な状態に保つ為に処理製造をした幹部分・意匠部分の平面図
2.B2 長期間装飾可能な状態に保つ為に処理製造をした枝・幹部分・意匠部分の平面図
3.B3 長期間装飾可能な状態に保つ為に処理製造をした葉部分、意匠性を備える為に蝋を附着させない部分平面図
4.B4 長期間装飾可能な状態に保つ為に処理製造をし、溶解させた蝋を附着した部分平面図
5.B5 長期間装飾可能な状態に保つ為に処理製造をし、溶解させた蝋にシルバー粉銀箔、金箔を微粒にし混ぜたものを意匠性を備える為に附着した部分平面図

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