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公開番号2023045792
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-04-03
出願番号2021154366
出願日2021-09-22
発明の名称加飾シート及び加飾成形品の製造方法
出願人大日本印刷株式会社
代理人個人,個人
主分類B44C 1/17 20060101AFI20230327BHJP(装飾技術)
要約【課題】発泡層を有し、小ロット多品種の製品展開に好適な加飾シート及び加飾成形品の製造方法を提供する。
【解決手段】本開示の加飾成形品の製造方法は、発泡粒子を含有する発泡層が設けられた発泡層転写シートを加熱し、基材上の少なくとも一部に前記発泡層を転写する工程と、前記基材上に画像層を形成して加飾シートを作製する工程と、前記加飾シートと成形品とを粘着層を介して貼り合わせ、アウトモールド成形を行う工程と、前記発泡層を発泡させる工程と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
発泡粒子を含有する発泡層が設けられた発泡層転写シートを加熱し、基材上の少なくとも一部に前記発泡層を転写する工程と、
前記基材上に画像層を形成して加飾シートを作製する工程と、
前記加飾シートと成形品とを粘着層を介して貼り合わせ、アウトモールド成形を行う工程と、
前記発泡層を発泡させる工程と、
を備える加飾成形品の製造方法。
続きを表示(約 830 文字)【請求項2】
前記アウトモールド成形を行う工程で前記発泡層を発泡させる、請求項1に記載の加飾成形品の製造方法。
【請求項3】
前記基材上に前記発泡層を所定のパターンで転写する、請求項1又は2に記載の加飾成形品の製造方法。
【請求項4】
前記基材の全面に前記発泡層を転写し、
前記発泡層の所定領域の発泡粒子を収縮させる、請求項1又は2に記載の加飾成形品の製造方法。
【請求項5】
前記発泡層上に前記画像層を形成する、請求項1乃至4のいずれかに記載の加飾成形品の製造方法。
【請求項6】
前記基材の一方の面に前記発泡層を転写し、前記基材の他方の面に前記画像層を形成し、前記加飾シートの前記発泡層側と成形品とを粘着層を介して貼り合わせ、アウトモールド成形する、請求項1乃至4のいずれかに記載の加飾成形品の製造方法。
【請求項7】
前記発泡層を複数回転写し、前記基材上に、複数の前記発泡層を積層する、請求項1乃至6のいずれかに記載の加飾成形品の製造方法。
【請求項8】
基材と、
前記基材の一方の面の第1領域上に設けられた少なくとも1層の第1発泡層、及び前記第1発泡層上に設けられた第1画像層を有する第1パネルと、
前記基材の前記一方の面の第2領域上に設けられた少なくとも1層の第2発泡層、及び前記第2発泡層上に設けられた第2画像層を有する第2パネルと、
前記基材の他方の面に設けられた粘着層と、
を備え、
前記第1パネルにおける前記第1発泡層の積層数と、前記第2パネルにおける前記第2発泡層の積層数とが異なる、加飾シート。
【請求項9】
前記基材の前記一方の面の第3領域上に設けられた第3画像層を有する第3パネルをさらに備え、前記第3パネルは発泡層を含まない、請求項8に記載の加飾シート。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、加飾シート及び加飾成形品の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
立体成形品に対して加飾する方法の1つとして、アウトモールド成形が知られている。アウトモールド成形は、柄を後付けできる特性から、多様化する消費者のニーズに対応した小ロット多品種の展開が可能であり、また、印刷より環境負荷が低いため、近年、採用の機会が増えている。
【0003】
アウトモールド成形は、延伸性のあるフィルムを用いた成形方法であるが、柄の印刷は主にグラビア印刷が用いられている。前述した通り、アウトモールド成形は小ロット多品種に向いた成形方法であるのに対し、グラビア印刷は大量生産に向いた方法であるため、数量によっては採算が合わない状況が発生する。小ロット多品種に向いた印刷方法として、インクジェット等のデジタル印刷が考えられる。インクジェットにはUVでインキを硬化させるタイプがあり、凹凸感の付与等の触感表現は可能だが、皮革のような弾性のある手触りを表現するのは向いていない。
【0004】
弾性のある手触りを表現する手法として、発泡粒子を用いたものが知られている。例えば、特許文献1には、真空成型可能な熱可塑性シート上に熱発泡性インキを塗布した後、その塗布面に転写フィルムの絵柄インキ面を重ねるよう転写フィルムを積層し、加熱により熱発泡性インキを発泡させると同時に熱可塑性シートの真空成型を行う方法が開示されている。
【0005】
しかし、特許文献1に記載の方法では、熱可塑性シート上に熱発泡性インキを塗布しているため、一様な厚みの発泡性インキ層しか形成することができず、小ロット多品種の製品展開には適していなかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開平5-254238号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本開示は、発泡層を有し、小ロット多品種の製品展開に好適な加飾シート及び加飾成形品の製造方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の加飾成形品の製造方法は、発泡粒子を含有する発泡層が設けられた発泡層転写シートを加熱し、基材上の少なくとも一部に前記発泡層を転写する工程と、前記基材上に画像層を形成して加飾シートを作製する工程と、前記加飾シートと成形品とを粘着層を介して貼り合わせ、アウトモールド成形を行う工程と、前記発泡層を発泡させる工程と、を備える。
【0009】
本開示の加飾シートは、基材と、前記基材の一方の面の第1領域上に設けられた少なくとも1層の第1発泡層、及び前記第1発泡層上に設けられた第1画像層を有する第1パネルと、前記基材の前記一方の面の第2領域上に設けられた少なくとも1層の第2発泡層、及び前記第2発泡層上に設けられた第2画像層を有する第2パネルと、前記基材の他方の面に設けられた粘着層と、を備え、前記第1パネルにおける前記第1発泡層の積層数と、前記第2パネルにおける前記第2発泡層の積層数とが異なる。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、発泡層を有し、小ロット多品種の製品展開に好適な加飾シートを提供できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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