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公開番号2023042448
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-03-27
出願番号2021149746
出願日2021-09-14
発明の名称ロータリエンコーダ
出願人CKD株式会社
代理人個人,個人
主分類G01D 5/245 20060101AFI20230317BHJP(測定;試験)
要約【課題】長期にわたる信頼性を確保することができるロータリエンコーダを提供する。
【解決手段】主軸と、主軸歯車40と、副軸歯車61,81と、副軸と、主軸マグネットと、副軸マグネットと、主軸センサと、副軸センサを備える。噛み合う主軸歯車40及び副軸歯車61,81の周囲を包囲する状態で主軸歯車40及び副軸歯車61,81を収容する歯車収容箱体110を備える。歯車収容箱体110にはグリスGr1が満たされている。歯車収容箱体110には、主軸歯車40及び副軸歯車61,81における歯の谷部と歯車収容箱体110との間に形成されたグリス貯留部を有する。
【選択図】図16
特許請求の範囲【請求項1】
モータ軸に連結された主軸と、
前記主軸に固定された主軸歯車と、
前記主軸歯車に噛み合う副軸歯車と、
前記副軸歯車を回転可能に支持する副軸と、
前記主軸に保持された主軸マグネットと、
前記副軸歯車に保持された副軸マグネットと、
前記主軸の軸方向において前記主軸マグネットに対向して配置され、前記主軸マグネットの回転に伴う磁界の変化を検出する主軸センサと、
前記副軸の軸方向において前記副軸マグネットに対向して配置され、前記副軸マグネットの回転に伴う磁界の変化を検出する副軸センサと、
を備えるロータリエンコーダであって、
前記噛み合う前記主軸歯車及び前記副軸歯車の周囲を包囲する状態で前記主軸歯車及び前記副軸歯車を収容する歯車収容箱体を備え、
前記歯車収容箱体にはグリスが満たされており、
前記歯車収容箱体は、前記主軸歯車及び前記副軸歯車における歯の谷部と前記歯車収容箱体との間に形成されたグリス貯留部を有する
ことを特徴とするロータリエンコーダ。
続きを表示(約 590 文字)【請求項2】
前記歯車収容箱体は、グリス循環路を有し、前記グリス循環路は、一端が一方の隣り合った歯車の噛み合い部に開口するとともに他端が隣り合った他方の歯車の噛み合い部に開口するように延在する
ことを特徴とする請求項1に記載のロータリエンコーダ。
【請求項3】
前記副軸の一端が前記歯車収容箱体に固定されるとともに、他端が、前記副軸歯車を保持した状態で前記副軸マグネットを保持するためのマグネット保持部における軸固定孔に摺動可能に配置されており、
前記マグネット保持部は、マグネット保持体が挿入される凹部を有し、
前記軸固定孔は前記凹部の底面に開口し、前記凹部の底面と前記マグネット保持体との間には隙間が形成され、前記隙間にはグリスが貯留されている
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のロータリエンコーダ。
【請求項4】
前記副軸歯車の端面側での前記歯車収容箱体の内面と前記マグネット保持部との間において、一方に形成した凹部の内部に他方に形成した凸部が入り込んでいる
ことを特徴とする請求項3に記載のロータリエンコーダ。
【請求項5】
前記歯車収容箱体と前記主軸歯車と前記副軸歯車とは、同一材料よりなる
ことを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載のロータリエンコーダ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ロータリエンコーダに関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に開示の回転角検出装置においては、主軸歯車及び主軸歯車に噛み合う副軸歯車を備える。基板に設けたセンサにより主軸歯車及び副軸歯車の回転角から主軸の回転角が求められる。各歯車は筐体に収容されている。歯車が筐体と基板により挟持されるとともにピン軸に支持されている。特許文献2に開示の機械式エンコーダにおいては、主軸及び副軸に歯車が装着されている。その歯車の歯幅方向の両端にボール軸受が装着され、ケースに収容されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-190842号公報
特開2016-109431号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところが、特許文献1に開示の回転角検出装置においては、歯車が筐体と基板により挟持されていることからグリスが基板に触れないようにして歯車を潤滑することは困難であるので、信頼性が低下する虞がある。特許文献2に開示の機械式エンコーダにおいても歯車の歯幅方向の両端にボール軸受が装着されていることから歯車へのグリスの供給が困難であり、信頼性が低下する虞がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するためのロータリエンコーダは、モータ軸に連結された主軸と、前記主軸に固定された主軸歯車と、前記主軸歯車に噛み合う副軸歯車と、前記副軸歯車を回転可能に支持する副軸と、前記主軸に保持された主軸マグネットと、前記副軸歯車に保持された副軸マグネットと、前記主軸の軸方向において前記主軸マグネットに対向して配置され、前記主軸マグネットの回転に伴う磁界の変化を検出する主軸センサと、前記副軸の軸方向において前記副軸マグネットに対向して配置され、前記副軸マグネットの回転に伴う磁界の変化を検出する副軸センサと、を備えるロータリエンコーダであって、前記噛み合う前記主軸歯車及び前記副軸歯車の周囲を包囲する状態で前記主軸歯車及び前記副軸歯車を収容する歯車収容箱体を備え、前記歯車収容箱体にはグリスが満たされており、前記歯車収容箱体は、前記主軸歯車及び前記副軸歯車における歯の谷部と前記歯車収容箱体との間に形成されたグリス貯留部を有することを要旨とする。
【0006】
これによれば、歯車収容箱体の内部において主軸歯車及び副軸歯車が収容され、歯車収容箱体にはグリスが満たされている。主軸歯車及び副軸歯車の回転に伴い主軸歯車及び副軸歯車における歯の谷部と歯車収容箱体との間に形成されたグリス貯留部においてグリスが移動して、隣り合った歯車の噛み合い部に供される。その結果、歯車の噛み合い部を潤滑でき、長期にわたる信頼性を確保することができる。
【0007】
また、上記ロータリエンコーダにおいて、前記歯車収容箱体は、グリス循環路を有し、前記グリス循環路は、一端が一方の隣り合った歯車の噛み合い部に開口するとともに他端が隣り合った他方の歯車の噛み合い部に開口するように延在するとよい。
【0008】
これによれば、グリス貯留部においてグリスが移動して、隣り合った歯車の噛み合い部に開口するグリス循環路をグリスが流れて、隣り合った他方の歯車の噛み合い部にグリスが供給される。これにより、主軸歯車及び副軸歯車の回転に伴いグリスを循環でき、歯車の噛み合い部にグリスを連続的に供給して潤滑に供することができる。
【0009】
また、上記ロータリエンコーダにおいて、前記副軸の一端が前記歯車収容箱体に固定されるとともに、他端が、前記副軸歯車を保持した状態で前記副軸マグネットを保持するためのマグネット保持部における軸固定孔に摺動可能に配置されており、前記マグネット保持部は、マグネット保持体が挿入される凹部を有し、前記軸固定孔は前記凹部の底面に開口し、前記凹部の底面と前記マグネット保持体との間には隙間が形成され、前記隙間にはグリスが貯留されているとよい。
【0010】
これによれば、一端が歯車収容箱体に固定された副軸の他端がマグネット保持部における軸固定孔に摺動可能に配置され、滑り軸受け構造をなし、グリスにより滑り軸受け部を潤滑することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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