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公開番号2025178291
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-12-05
出願番号2025151431,2023088900
出願日2025-09-11,2019-04-02
発明の名称劣化次亜塩素酸塩から新規塩素酸化物組成物を得る製法
出願人三慶株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類C01B 11/06 20060101AFI20251128BHJP(無機化学)
要約【課題】保管中に品質低下した次亜塩素酸ナトリウムから新しい殺菌消毒剤を製造する方法を提供すること。
【解決手段】次亜塩素酸イオン、塩素酸イオンおよび塩化物イオンを含む溶液から新たな殺菌消毒剤を製造する方法であって、該溶液に硫酸を添加し、塩素ガスを生成させる第一反応工程と、回収液A中において、該生成した塩素ガスを水酸化ナトリウムまたは水酸化カルシウムと反応させて次亜塩素酸イオンとして回収する工程と、第一反応工程後の反応母液に、第一反応工程におけるよりも高い濃度の硫酸を添加し、二酸化塩素ガスを生成させる第二反応工程と、回収液B中において、該生成した二酸化塩素ガスを水酸化ナトリウムおよび過酸化水素と反応させて亜塩素酸イオンとして回収する工程と、回収液Aと回収液Bとを混合し、新たな殺菌消毒剤を得る工程と、を包含する、方法。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
明細書中に記載の方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、保管中に塩素が分解してしまい、塩化物イオンや塩素酸イオンを生成してしまった次亜塩素酸ナトリウムを再生し、新たに有用な殺菌消毒剤を得るものである。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
次亜塩素酸ナトリウムは水酸化ナトリウム溶液に塩素を通じて得られる塩素液体であり、上水道、プール、食品添加物としての有用な殺菌消毒剤として知られているが、その一方で、不安定であるため塩素成分は保管中に分解し、塩化物イオン(Cl
-
)や、不均化反応により塩素酸イオン(ClO
3
-
)を生成し、その効力を失っていく。また、塩素酸イオン(ClO
3
-
)が乾燥結晶化した状態では、摩擦などにより発火、爆発など事故が後を絶えず、廃棄方法には注意を要する。
【0003】
一方で、次亜塩素酸ナトリウムの大規模製造業者は冷却機などを用いて温度管理を行う事で品質低下を防止しているが、主に食品製造業者などの少量使用者向けの小分け業者は温度管理が難しく、保管中に品質が低下してしまい、上述の問題が発生してしまう。
【0004】
また、次亜塩素酸ナトリウム中の次亜塩素酸イオンが減少し、塩化物イオンや塩素酸イオンの含有量が多くなると通常使用が難しくなり、その廃棄には脱塩素・中和して廃棄するか、業者に引き取ってもらうことになり、そこで廃棄を行うことになる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第5931253号
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0006】
このような問題を本発明では解消し、保管中に品質低下してしまった次亜塩素酸ナトリウムまたは、回収した次亜塩素酸ナトリウムを資源として見なし、再反応させることで、新たに有用な価値をもった殺菌消毒剤を生産することにした。また、完成した殺菌消毒剤は、内容成分を再反応させることで次亜塩素酸イオン、亜塩素酸イオンの両方を含むこれまでに無い塩素酸化物液体を完成させるとともに、さらに乾燥させることによって、長期保存しても内容成分が変化しない固体も製造することに成功した。そして、この殺菌消毒剤は、殺菌効果の向上だけでは無く、塩素臭気も少ないという利点もあり、リサイクルに伴う製造コストを吸収できる付加価値をもった商品を生産できるという利点がある事も判明した。
【0007】
保管中に品質低下した次亜塩素酸ナトリウムを回収し、再反応させることで、次亜塩素酸を再生するとともに、保管中に生成した塩素酸も反応させ、次亜塩素酸、亜塩素酸の両方を内包した新しい殺菌消毒剤を製造する方法の研究と開発を行った。
【0008】
また、リサイクルに伴う製造コストを吸収できる付加価値のある新たな殺菌消毒剤を得る方法を与える。
【0009】
本発明者は、上記の課題を解決するべく、品質が低下した次亜塩素酸ナトリウムを再反応させ新たな商品価値をもった殺菌消毒剤を製造することにした。
【0010】
その殺菌消毒剤は、濃度低下した次亜塩素酸ナトリウムを塩素ガスとして再回収するとともに、廃棄が難しい塩素酸ナトリウムも反応させることによって、二酸化塩素ガスとして再回収し、アルカリ安定させる事によって、次亜塩素酸と亜塩素酸の両方を同時に内包する新しい塩素酸化物液体または固体である。
(【0011】以降は省略されています)

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