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公開番号2025177141
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-12-05
出願番号2024083705
出願日2024-05-22
発明の名称治具
出願人ジヤトコ株式会社
代理人弁理士法人紀尾井坂テーミス
主分類H02K 15/04 20250101AFI20251128BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】治具を用いて複数の端子対を位置決めするにあたり、治具を適切に使用できるようにする。
【解決手段】回転電機の回転軸周りの周方向に複数並んだ端子対の位置決めに用いられる治具であって、前記治具は、前記端子対の挿通孔を複数備え、前記回転軸方向から見て前記挿通孔は、前記回転軸周りの周方向に並んでおり、前記周方向に複数並んだ挿通孔のうち、前記周方向における両側に、少なくとも1つ以上の他の挿通孔が位置する挿通孔に、前記端子対のうちの一方の端子の前記周方向の位置決めをするガイド部が設けられている治具。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
回転電機の回転軸周りの周方向に複数並んだ端子対の位置決めに用いられる治具であって、
前記治具は、
前記端子対の挿通孔を複数備え、
前記回転軸方向から見て前記挿通孔は、前記回転軸周りの周方向に並んでおり、
前記周方向に複数並んだ挿通孔のうち、前記周方向における両側に、少なくとも1つ以上の他の挿通孔が位置する挿通孔に、前記端子対のうちの一方の端子の前記周方向の位置決めをするガイド部が設けられている、治具。
続きを表示(約 790 文字)【請求項2】
請求項1において、
前記挿通孔には、前記回転軸の径方向に進退移動可能なツールが配置されており、
前記ガイド部が設けられた挿通孔では、前記径方向で前記ツールに対向する側縁に前記ガイド部が設けられており、
前記挿通孔では、前記ガイド部が設けられた領域の前記周方向の幅が、前記ガイド部が設けられていない領域の前記周方向の幅よりも狭い、治具。
【請求項3】
請求項2において、
前記ガイド部が設けられた挿通孔は、前記回転軸周りの周方向に複数並んだ挿通孔のうち、前記回転軸から見て、前記周方向における一端に位置する挿通孔と他端に位置する挿通孔との中間点を通る直線上に位置する挿通孔、または前記直線に近接する挿通孔である、治具。
【請求項4】
請求項3において、
前記挿通孔は、前記周方向に並んだ複数の挿通孔から構成される第1挿通孔列と、前記回転軸の径方向における前記第1挿通孔列の外径側で、前記周方向に並んだ複数の挿通孔から構成される第2挿通孔列と、有し、
前記回転軸から見て、前記第1挿通孔列を構成する挿通孔と、前記第2挿通孔列を構成する挿通孔は、前記周方向に交互に位置しており、
前記第2挿通孔列では、前記回転軸から見て、前記第1挿通孔列における前記ガイド部が設けられた挿通孔の両側に位置する挿通孔に、それぞれガイド部が設けられている、治具。
【請求項5】
請求項2から請求項4の何れか一項において、
前記挿通孔の側縁では、
一対の前記ガイド部が、前記周方向に間隔をあけて設けられており、
前記周方向における前記一対のガイド部の互いの対向部は、前記回転軸の径方向外側に向かうにつれて、前記周方向の離間距離が狭くなる傾斜面となっている、治具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、互いに溶接される端子対の把持に用いられる治具に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ステータ側の各端子と、バスバー側の対応する各端子とを、溶融接合する際に用いられる治具が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-219614号公報
【発明の概要】
【0004】
この治具は、モータの径方向で相対変位可能な一対の拘束部材を有している。一対の拘束部材の互いの対向部には、互いに溶接される端子対(ステータ側の端子、バスバー側の端子)を収容可能な凹部が複数設けられている。
モータの回転軸方向におけるステータの一方の端部では、互いに溶接される端子対(ステータ側の端子、バスバー側の端子)が、複数組位置している。
治具もまた、互いに溶接される端子対と同数の凹部を有している。治具では、一対の拘束部材を互いに近づける方向に変位させると、互いに溶接される複数組の端子対の各々が、一方の拘束部材の凹部と他方の拘束部材の凹部との間に形成される把持孔に同時期に収容されて、一対の拘束部材の間で把持される。この状態で、複数組の端子対の溶融接合が順番に実施される。
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ここで、ステータ側の各端子とバスバー側の対応する各端子とを溶融接合するにあたり、ステータ側の端子は、ステータの領域から引き出した巻線の端部側の領域を、径方向と周方向に屈曲させて、対応するバスバー側の端子との接合位置に位置決めされる。
そのため、少なくともステータ側の端子には、曲げ応力が作用しており、目的とする接合位置からズレて配置される場合もある。ここで、ステータ側の端子のズレの程度は、曲げ応力に応じて異なるが、曲げ応力は、ステータの製造過程におけるバラツキの影響を受けるため、ステータ側の端子のズレの程度は、常に一定とはならない。
【0006】
そうすると、治具をステータにセットする際に、ステータ側の端子の一部が、凹部の縁に干渉して、一方の拘束部材の凹部と他方の拘束部材の凹部との間に形成される把持孔に収容されない場合も起こり得る。
そこで、治具を用いて複数の端子対を位置決めするにあたり、治具を適切に使用できるようにすることが求められている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明のある態様は、
回転電機の回転軸周りの周方向に複数並んだ端子対の位置決めに用いられる治具であって、
前記治具は、
前記端子対の挿通孔を複数備え、
前記回転軸方向から見て前記挿通孔は、前記回転軸周りの周方向に並んでおり、
前記周方向に複数並んだ挿通孔のうち、前記周方向における両側に、少なくとも1つ以上の他の挿通孔が位置する挿通孔に、前記端子対のうちの一方の端子の前記周方向の位置決めをするガイド部が設けられている構成の治具とした。
【発明の効果】
【0008】
本発明のある態様によれば、治具を用いて複数の端子対を位置決めするにあたり、治具を適切に使用できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、車両用のモータにおけるステータ側の端子の配置を説明する模式図である。
図2は、バスバーを説明する図である。
図3は、バスバーを説明する図である。
図4は、バスバーの断面図である。
図5は、バスバーの断面図である。
図6は、端子対の配置を説明する図である。
図7は、端子対の配置を説明する図である。
図8は、治具を説明する図である。
図9は、治具の使用状態を説明する図である。
図10は、治具の拡大図である。
図11は、治具の動作を説明する図である。
図12は、治具の動作を説明する図である。
図13は、治具の動作を説明する図である。
図14は、治具の動作を説明する図である。
図15は、治具の変位を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態を、ステータ側の端子と、バスバー側の対応する端子とを、溶融接合(溶接)する際に用いられる治具5を例に挙げて説明する。
図1は、車両用のモータMにおけるステータS側の端子Tの配置を説明する模式図である。
(【0011】以降は省略されています)

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