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公開番号
2025176764
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-12-05
出願番号
2024083052
出願日
2024-05-22
発明の名称
画像形成システム
出願人
コニカミノルタ株式会社
代理人
IBC一番町弁理士法人
主分類
G03G
15/00 20060101AFI20251128BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】搬送用部材のレイアウトの制約を抑えつつ画像むらの発生を効果的に防止できる画像形成システムを提供する。
【解決手段】トナー像を記録媒体に加熱定着する定着部と、定着部の下流の他の1つまたは複数の搬送ローラーよりも熱伝導率が低く、加熱定着後のトナー像がガラス転移温度に達する、定着部の下流の所定の領域に設けられ、形成したニップにより記録媒体を挟持して搬送する低熱伝導率搬送ローラーと、を含む画像形成システム。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
トナー像を記録媒体に加熱定着する定着部と、
前記定着部の下流の他の1つまたは複数の搬送ローラーよりも熱伝導率が低く、加熱定着後の前記トナー像がガラス転移温度に達する、前記定着部の下流の所定の領域に設けられ、形成したニップにより前記記録媒体を挟持して搬送する低熱伝導率搬送ローラーと、
を有する画像形成システム。
続きを表示(約 750 文字)
【請求項2】
前記低熱伝導率搬送ローラーは、ニップ圧が可変可能である、請求項1に記載の画像形成システム。
【請求項3】
前記低熱伝導率搬送ローラーは、ローラー表面が多孔性構造の樹脂材料である、請求項1に記載の画像形成システム。
【請求項4】
前記低熱伝導率搬送ローラーは、最大画像幅より広い幅のローラーである、請求項1に記載の画像形成システム。
【請求項5】
前記低熱伝導率搬送ローラーは、最大画像幅より狭い幅の複数のローラーが前記記録媒体の搬送方向に垂直方向に互いに離隔して並べられたローラーである、請求項1に記載の画像形成システム。
【請求項6】
前記低熱伝導率搬送ローラーを、減速および停止の少なくともいずれかの制御をする制御部をさらに有する、請求項1に記載の画像形成システム。
【請求項7】
前記低熱伝導率搬送ローラーは、両面循環搬送経路の、搬送方向が反転された前記記録媒体を搬送する位置に設けられる、請求項1に記載の画像形成システム。
【請求項8】
前記定着部の下流で、前記低熱伝導率搬送ローラーの上流に設けられる、前記記録媒体を冷却する冷却部をさらに有する、請求項1に記載の画像形成システム。
【請求項9】
前記低熱伝導率搬送ローラーは、前記ニップをなす複数のローラーのうちの前記トナー像に接する方のローラーのみが、前記定着部の下流の他の1つまたは複数の搬送ローラーよりも熱伝導率が低い、請求項1に記載の画像形成システム。
【請求項10】
前記低熱伝導率搬送ローラーは、前記記録媒体の搬送方向に複数連続して配置される、請求項1に記載の画像形成システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成システムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
電子写真方式の画像形成装置においては、例えば、帯電させた感光体を露光することで形成した静電潜像をトナーで現像して感光体表面にトナー像を形成し、トナー像を中間転写体へ転写した後、中間転写体から用紙へ転写する。その後、用紙上のトナー像を加熱および加圧してトナー像を用紙に定着する定着処理を行うことで、用紙に画像を形成する。
【0003】
トナー像を定着させた用紙を搬送する際、トナーがガラス転移温度になるタイミングでトナー像が搬送ローラーに接触すると、トナーに含まれるワックスの冷却状態に、接触箇所と非接触箇所とで差が生じ、画像むらが発生する場合がある。
【0004】
下記特許文献1には次の先行技術が開示されている。シートにトナー像を定着する定着部の下流に設けられ、トナー像が定着されて搬送されるシートのトナー定着面と当接して回転する搬送コロを、トナー像がガラス転移温度となる位置よりもシートの搬送方向上流側に配設する。そして、搬送コロを、芯材と当該芯材を被覆する樹脂材料で形成された表層部材とにより構成する。これにより、搬送コロの表面の熱伝導性を下げることで、ガラス転移温度より高い温度のトナーと搬送コロとが接触する部分と、それ以外の部分との温度差を小さくできるため、搬送コロによるローラー跡の発生を抑制できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2008-129091号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、トナー像がガラス転移温度になるときにトナーの状態がより不安定となるため、ガラス転移温度になったトナー像において温度差が生じると、画像むらが発生する可能性がより高くなる。上記先行技術の構成では、トナー像がガラス転移温度になる領域に搬送ローラーや搬送コロを設けないようにする必要があるため、搬送用部材のレイアウトに制約が生じる。また、上記先行技術は、搬送コロの表面の熱伝導性を下げているが、搬送コロは用紙との接触状態が比較的不安定となるため、画像ムラが発生する可能性がなお残存する。また、搬送コロには用紙を搬送する駆動力がないので、定着部より下流で初めて用紙と接触する駆動ローラーまで用紙が搬送される前に用紙上のトナー像をガラス転移温度未満にする必要がある。
【0007】
本発明はこのような問題を解決するためになされたものである。すなわち、搬送用部材のレイアウトの制約を抑えつつ画像むらの発生を効果的に防止できる画像形成システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の上記課題は、以下の手段によって解決される。
【0009】
(1)トナー像を記録媒体に加熱定着する定着部と、前記定着部の下流の他の1つまたは複数の搬送ローラーよりも熱伝導率が低く、加熱定着後の前記トナー像がガラス転移温度に達する、前記定着部の下流の所定の領域に設けられ、形成したニップにより前記記録媒体を挟持して搬送する低熱伝導率搬送ローラーと、を有する画像形成システム。
【0010】
(2)前記低熱伝導率搬送ローラーは、ニップ圧が可変可能である、上記(1)に記載の画像形成システム。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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