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公開番号2025176434
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-12-04
出願番号2024082601
出願日2024-05-21
発明の名称撮像装置、その制御方法及びプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人個人
主分類H04N 23/65 20230101AFI20251127BHJP(電気通信技術)
要約【課題】撮像部の向きでスタンバイモードであることを示す場合に、撮像装置の設置状態に適した撮像部の向きを決定できるようにする。
【解決手段】撮像部101の向きが変更可能である撮像装置であって、前記撮像装置100の設置状態の情報を取得する取得手段202と、撮影を停止する際の前記撮像部101の向きを、記憶部208に記録した撮影中の前記撮像部101の向きの情報と、前記設置状態の情報とを用いて決定する決定手段202とを備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
撮像部の向きが変更可能である撮像装置であって、
前記撮像装置の設置状態の情報を取得する取得手段と、
撮影を停止する際の前記撮像部の向きを、記憶部に記録した撮影中の前記撮像部の向きの情報と、前記設置状態の情報とを用いて決定する決定手段とを備えたことを特徴とする撮像装置。
続きを表示（約 1,300 文字）【請求項２】
前記決定手段は、前記記憶部に記録した前記撮像部の向きの情報から、前記撮影中に撮影していない方向である未撮影方向を求めることを特徴とする請求項１に記載の撮像装置。
【請求項３】
前記決定手段は、前記未撮影方向に、前記撮像装置の設置状態に応じて定められる、前記撮像部を保持するのに適した向きが含まれる場合、撮影を停止する際の前記撮像部の向きを、前記撮像部を保持するのに適した向きとすることを特徴とする請求項２に記載の撮像装置。
【請求項４】
前記決定手段は、前記未撮影方向に、前記撮像装置の設置状態に応じて定められる、前記撮像部を保持するのに適した向きが含まれない場合、撮影を停止する際の前記撮像部の向きを、前記未撮影方向のうちの前記撮像部を保持するのに要する電力が最小になる方向にすることを特徴とする請求項２又は３に記載の撮像装置。
【請求項５】
前記撮像部には、位置を可変にした部材が内蔵されており、
前記決定手段は、撮影を停止する際の前記撮像部の向きを決定するときに、前記部材の位置の情報をさらに用いることを特徴とする請求項１又は２に記載の撮像装置。
【請求項６】
前記決定手段で決定した前記撮像部の向きになるように、前記撮像部を移動させる移動制御手段を備えたことを特徴とする請求項１又は２に記載の撮像装置。
【請求項７】
撮像部の向きが変更可能な撮像装置であって、
前記撮像装置の設置状態の情報を取得する取得手段と、
撮影を停止する際の前記撮像部の向きを、撮影を停止している状態を示すのに適した向きと、前記撮像装置の設置状態に応じて定められる、前記撮像部を保持するのに適した向きとに基づいて決定する決定手段とを備えたことを特徴とする撮像装置。
【請求項８】
撮像部の向きが変更可能な撮像装置を制御する制御方法であって、
前記撮像装置の設置状態の情報を取得するステップと、
撮影を停止する際の前記撮像部の向きを、記憶部に記録した撮影中の前記撮像部の向きの情報と、前記設置状態の情報とを用いて決定するステップとを有することを特徴とする撮像装置の制御方法。
【請求項９】
撮像部の向きが変更可能な撮像装置を制御する制御方法であって、
前記撮像装置の設置状態の情報を取得するステップと、
撮影を停止する際の前記撮像部の向きを、撮影を停止している状態を示すのに適した向きと、前記撮像装置の設置状態に応じて定められる、前記撮像部を保持するのに適した向きとに基づいて決定するステップとを有することを特徴とする撮像装置の制御方法。
【請求項１０】
撮像部の向きが変更可能な撮像装置を制御するためのプログラムであって、
前記撮像装置の設置状態の情報を取得する処理と、
撮影を停止する際の前記撮像部の向きを、記憶部に記録した撮影中の前記撮像部の向きの情報と、前記設置状態の情報とを用いて決定する処理とをコンピュータに実行させるためのプログラム。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、撮像部の向きが変更可能である撮像装置、その制御方法及びプログラムに関する。
続きを表示（約 1,800 文字）【背景技術】
【０００２】
ストリーミング配信等で用いられる撮像装置において、撮影を停止している状態であるスタンバイモード時に、撮像装置を所定の状態にする仕組みが搭載されている。
特許文献１には、カメラの状態がスタンバイモードの場合に、外力によりカメラが動かされたことが検知されたときの対処に関する技術が開示されている。
特許文献２には、電源をオフする操作が行われた場合に、雲台のパン／チルト位置がホームポジションに設定されていないときの対処に関する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２１－１７５０５５号公報
特開２００９－２３９６０７号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
撮影方向を変更できるように撮像部の向きが変更可能である撮像装置において、ユーザに対して、撮像部の向きでスタンバイモードであることを示すようにすることが考えられる。
一方で、撮像部の向きによっては、それを保持するのに電力を要し、撮像部を保持するときの負荷は、撮像装置の設置状態に依存する。
したがって、撮像部の向きでスタンバイモードであることを示す場合に、撮像装置の設置状態に適した撮像部の向きを決定できるようにすることが好適である。特許文献１、２の技術は、撮像部の向きでスタンバイモードであることを示す場合に、撮像装置の設置状態に適した撮像部の向きを決定するものではない。
【０００５】
本発明は上記のような点に鑑みてなされたものであり、撮像部の向きでスタンバイモードであることを示す場合に、撮像装置の設置状態に適した撮像部の向きを決定できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明の撮像装置は、撮像部の向きが変更可能である撮像装置であって、前記撮像装置の設置状態の情報を取得する取得手段と、撮影を停止する際の前記撮像部の向きを、記憶部に記録した撮影中の前記撮像部の向きの情報と、前記設置状態の情報とを用いて決定する決定手段とを備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【０００７】
本発明によれば、撮像部の向きでスタンバイモードであることを示す場合に、撮像装置の設置状態に適した撮像部の向きを決定できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
第１の実施形態に係る撮像装置の外観構成を示す図である。
第１の実施形態に係る撮像装置の機能構成を示す図である。
第１の実施形態に係る撮像装置が実行する処理例を示すフローチャートである。
スタンバイモード時のカメラユニットの向きを決定する処理を説明するための図である。
第２の実施形態に係る撮像装置の機能構成を示す図である。
スタンバイモード時のカメラユニットの向きを決定する処理を説明するための図である。
スタンバイモード時のカメラユニットの向きを決定する処理を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。
［第１の実施形態］
図１は、撮像装置１００の外観構成を示す図である。
撮像装置１００は、所望の固定面（床面等の上向き面、天井面、壁面）に設置されて、パン駆動及びチルト駆動（以下、パンチルト駆動と称する）が可能な撮像装置である。撮像装置１００は、カメラユニット１０１と、支持部１０２と、ベースユニット１０３と、映像出力端子１０４と、通信端子１０５とを備える。
【００１０】
カメラユニット１０１は、後述する撮像部２００を内蔵し、被写体を撮像する。本実施形態では、撮像部２００を内蔵するカメラユニット１０１が、本発明でいう撮像部に相当し、その向きが変更可能である。
支持部１０２は、カメラユニット１０１をチルト方向に回転可能に支持する。
ベースユニット１０３は、支持部１０２をパン方向に回転可能に支持する。撮像装置１００を設置する際は、ベースユニット１０３を所望の固定面に固定する。
（【００１１】以降は省略されています）

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