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公開番号2025176242
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-12-04
出願番号2024082254
出願日2024-05-21
発明の名称音声出力装置、端末装置及び情報処理方法
出願人シャープ株式会社
代理人個人,個人
主分類H04R 3/00 20060101AFI20251127BHJP(電気通信技術)
要約【課題】出力音量に関するユーザ操作に基づいて聴力を判定する音声出力装置、端末装置及び情報処理方法等の提供。
【解決手段】音声出力装置は、音声データの出力制御を行う処理部と、音声データの出力音量に関するユーザ操作を受け付けた場合に、ユーザ操作の操作内容及び操作タイミングが対応づけられた音量操作情報を記憶する記憶部と、を含み、処理部は、所定期間において取得された音量操作情報に基づいて、ユーザの聴力が低下しているか否かを判定する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
音声データの出力制御を行う処理部と、
前記音声データの出力音量に関するユーザ操作を受け付けた場合に、前記ユーザ操作の操作内容及び操作タイミングが対応づけられた音量操作情報を記憶する記憶部と、
を含み、
前記処理部は、
所定期間において取得された前記音量操作情報に基づいて、ユーザの聴力が低下しているか否かを判定する音声出力装置。
続きを表示（約 1,500 文字）【請求項２】
請求項１において、
前記処理部は、
前記操作タイミングが、前記所定期間の中の所定の時間帯に属する前記音量操作情報に基づいて、前記ユーザの前記聴力が低下しているか否かを判定する音声出力装置。
【請求項３】
請求項２において、
前記処理部は、
前記音量操作情報の前記操作内容として、前記ユーザ操作の前の前記出力音量を表す変更前音量、及び、前記ユーザ操作の後の前記出力音量を表す変更後音量の少なくとも一方を取得し、
前記変更前音量及び前記変更後音量の少なくとも一方に基づいて、前記ユーザの前記聴力が低下しているか否かを判定する音声出力装置。
【請求項４】
請求項３において、
前記処理部は、
前記所定期間の中の第１タイミングにおける前記変更前音量と、前記所定期間の中であって、前記第１タイミングと異なる第２タイミングにおける前記変更後音量との比較処理に基づいて、前記ユーザの前記聴力が低下しているか否かを判定する音声出力装置。
【請求項５】
請求項１乃至４のいずれか一項において、
前記処理部は、
前記ユーザの前記聴力が低下していると判定された場合に、音出力部から出力される前記音声データの指向性または局所性の変更を促す通知処理を行う音声出力装置。
【請求項６】
請求項１乃至４のいずれか一項において、
映像データを表示する表示部をさらに含み、
前記処理部は、
前記ユーザの前記聴力が低下していると判定された場合に、前記ユーザの聴力確認を促す画面を前記表示部に表示させる処理を行う音声出力装置。
【請求項７】
請求項１乃至４のいずれか一項において、
前記音声出力装置と対応づけられた端末装置と通信を行う通信部をさらに含み、
前記処理部は、
前記ユーザの前記聴力が低下していると判定された場合に、前記通信部を介して、前記端末装置において、前記ユーザの聴力確認を促す通知処理を実行させる処理を行う音声出力装置。
【請求項８】
請求項１または２において、
所与の１タイミングにおける前記音量操作情報の前記操作内容として、前記ユーザ操作の前の前記出力音量を表す変更前音量、及び、前記ユーザ操作の後の前記出力音量を表す変更後音量を取得し、
前記変更前音量に対する前記変更後音量の増加量が第１閾値以上である場合、または、前記変更後音量が第２閾値以上である場合に、前記ユーザの前記聴力が低下していると判定する音声出力装置。
【請求項９】
音声出力装置との通信を行う通信部と、
前記音声出力装置における音声データの出力音量に関するユーザ操作を受け付ける操作部と、
前記ユーザ操作に基づいて、前記出力音量の制御信号を前記通信部を介して前記音声出力装置に送信する処理を行う処理部と、
前記ユーザ操作の操作内容及び操作タイミングが対応づけられた音量操作情報を記憶する記憶部と、
を含み、
前記処理部は、
所定期間において取得された前記音量操作情報に基づいて、ユーザの聴力が低下しているか否かを判定する端末装置。
【請求項１０】
音声出力装置における音声データの出力音量に関するユーザ操作を受け付け、
前記ユーザ操作の操作内容及び操作タイミングが対応づけられた音量操作情報を取得し、
所定期間において取得された前記音量操作情報に基づいて、ユーザの聴力が低下しているか否かを判定する、
情報処理方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、音声出力装置、端末装置及び情報処理方法等に関する。
続きを表示（約 1,700 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、視聴者の聞き取りやすさを考慮した音声出力を行う装置が知られている。例えば特許文献１には、視聴者の聴力データに基づいて、音声信号を自動調整するテレビ視聴システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２００３－２３００７１号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
特許文献１の手法では、視聴者の聴力データをあらかじめ登録する必要がある。本開示のいくつかの態様によれば、出力音量に関するユーザ操作に基づいて聴力を判定する音声出力装置、端末装置及び情報処理方法等を提供できる。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
本開示の一態様は、音声データの出力制御を行う処理部と、前記音声データの出力音量に関するユーザ操作を受け付けた場合に、前記ユーザ操作の操作内容及び操作タイミングが対応づけられた音量操作情報を記憶する記憶部と、を含み、前記処理部は、所定期間において取得された前記音量操作情報に基づいて、ユーザの聴力が低下しているか否かを判定する音声出力装置に関係する。
【０００６】
本開示の他の態様は、音声出力装置との通信を行う通信部と、前記音声出力装置における音声データの出力音量に関するユーザ操作を受け付ける操作部と、前記ユーザ操作に基づいて、前記出力音量の制御信号を前記通信部を介して前記音声出力装置に送信する処理を行う処理部と、前記ユーザ操作の操作内容及び操作タイミングが対応づけられた音量操作情報を記憶する記憶部と、を含み、前記処理部は、所定期間において取得された前記音量操作情報に基づいて、ユーザの聴力が低下しているか否かを判定する端末装置に関係する。
【０００７】
本開示のさらに他の態様は、音声出力装置における音声データの出力音量に関するユーザ操作を受け付け、前記ユーザ操作の操作内容及び操作タイミングが対応づけられた音量操作情報を取得し、所定期間において取得された前記音量操作情報に基づいて、ユーザの聴力が低下しているか否かを判定する、情報処理方法に関係する。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
音声出力装置を含む情報処理システムの構成例である。
音声出力装置の一例である表示装置の構成例である。
本実施形態の処理を説明するフローチャートである。
音量操作情報の例である。
所与の時間帯における音量操作情報の例である。
表示装置の表示部に表示される通知画面の例である。
音声出力装置、端末装置及びサーバシステムを含む情報処理システムの構成例である。
端末装置の構成例である。
複数の音出力部の指向性を説明する模式図である。
表示装置の表示部に表示される通知画面の例である。
所与の１タイミングで取得される音量操作情報の例である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下、本実施形態について図面を参照しつつ説明する。図面については、同一又は同等の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。なお、以下に説明する本実施形態は、特許請求の範囲に記載された内容を不当に限定するものではない。また本実施形態で説明される構成の全てが、本開示の必須構成要件であるとは限らない。
【００１０】
１．システム構成例
図１は、本実施形態にかかる情報処理システム１０の構成例を説明する図である。情報処理システム１０は、音声出力装置２０と、リモートコントローラー５００を含む。ただし情報処理システム１０の構成は図１の例に限定されず、一部の構成を省略する、あるいは他の構成を追加する等の種々の変形実施が可能である。例えば情報処理システム１０は、図６を用いて後述するように端末装置２００（端末装置２００－１及び／または端末装置２００－２）を含んでもよいし、サーバシステム３００を含んでもよい。また端末装置２００がリモートコントローラー５００として動作してもよい。
（【００１１】以降は省略されています）

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