TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025167617
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-07
出願番号
2024072431
出願日
2024-04-26
発明の名称
画像処理装置及び画像処理装置の制御方法
出願人
シャープ株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
H04N
1/04 20060101AFI20251030BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】原稿画像の色ずれを検知する画像処理装置を提供する。
【解決手段】 画像処理部と、原稿から生成された原稿画像を取得する画像取得部とを備える画像処理装置。原稿画像は、それぞれが互いに異なる3色の原稿の色成分のいずれかひとつに対応する、第1の画像、第2の画像及び第3の画像からなる。第1の画像、第2の画像及び第3の画像は、それぞれ、原稿の搬送方向に沿って所定の順序関係に従って配置された、互いに異なる3色の色成分を読み取るイメージセンサである、第1のセンサ、第2のセンサ及び第3のセンサを用いてそれぞれ順に生成される。画像処理部は、第1の画像、第2の画像及び第3の画像を互いに比較し、比較の結果に基づいて、原稿画像に原稿からの色ずれがあるか否かを判定する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
画像処理装置において、
画像処理部と、原稿から生成された原稿画像を取得する画像取得部とを備え、
前記原稿画像は、それぞれが互いに異なる3色の前記原稿の色成分のいずれかひとつに対応する、第1の画像、第2の画像及び第3の画像からなり、
前記第1の画像、第2の画像及び第3の画像は、それぞれ、前記原稿の搬送方向に沿って所定の順序関係に従って配置された、互いに異なる3色の色成分を読み取るイメージセンサである、第1のセンサ、第2のセンサ及び第3のセンサを用いてそれぞれ順に生成され、
前記画像処理部は、
前記第1の画像、第2の画像及び第3の画像を互いに比較し、
前記比較の結果に基づいて、前記原稿画像に前記原稿からの色ずれがあるか否かを判定する、
画像処理装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記画像処理部は、
前記搬送方向における前記原稿画像の画素値の変化に基づいて、前記原稿画像において前記原稿からの色ずれが発生した位置を推定し、
前記推定した位置に基づいて、前記原稿画像において遅延が発生した画素を推定する、
請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項3】
前記画像処理部は、
前記搬送方向における、前記第1の画像、第2の画像及び前記第3の画像の画素値の変化の立ち上がり及び立ち下がりを互いに比較し、
前記比較の結果に基づいて、前記原稿からの色ずれが発生した位置を推定する、
請求項2に記載の画像処理装置。
【請求項4】
前記第1の画像、第2の画像及び前記第3の画像の画素値の変化の立ち上がりまたは立ち下がりにおいて、前記原稿画像に現れる色を判定し、
前記判定した色に基づいて、前記第1の画像、第2の画像及び前記第3の画像のいずれかにおける、画素の遅延の大きさを推定する、
請求項3に記載の画像処理装置。
【請求項5】
前記画像取得部として、画像入力部を備え、
前記画像入力部は、前記原稿の搬送方向に沿って所定の順序関係に従って配置された、互いに異なる3色の色成分を読み取るイメージセンサである、第1のセンサ、第2のセンサ及び第3のセンサを備える、
請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項6】
前記画像取得部として、前記画像処理装置を他の装置と接続するための接続部、または、前記画像処理装置を通信回線を介して他の装置と接続するための通信部を備え、
前記接続部または前記通信部を介して、前記他の装置から前記原稿画像を取得する、
請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項7】
画像処理装置の制御方法において、
原稿から生成された原稿画像を取得し、前記原稿画像は、それぞれが互いに異なる3色の前記原稿の色成分のいずれかひとつに対応する、第1の画像、第2の画像及び第3の画像からなり、前記第1の画像、第2の画像及び第3の画像は、それぞれ、前記原稿の搬送方向に沿って所定の順序関係に従って配置された、互いに異なる3色の色成分を読み取るイメージセンサである、第1のセンサ、第2のセンサ及び第3のセンサを用いてそれぞれ順に生成され、
前記第1の画像、第2の画像及び第3の画像を互いに比較し、
前記比較の結果に基づいて、前記原稿画像に前記原稿からの色ずれがあるか否かを判定する、
画像処理装置の制御方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示はスキャナによって生成されるスキャン画像の色ずれに関し、特に、原稿送り装置(原稿搬送部)を備えるスキャナにおいて発生するスキャン画像の色ずれに関する。
続きを表示(約 4,400 文字)
【背景技術】
【0002】
原稿送り装置を備えるスキャナにおいて、原稿送り装置によって搬送された原稿をスキャンすると、スキャンの過程で生じる原稿のスリップ等に起因して、原稿の搬送速度が変化することがある。こうした搬送速度の変化によって、スキャン画像に色ずれが生じることがある。
【0003】
スキャン画像に生じる色ずれに関連して、特許文献1には、カラー画像中の黒エッジ画素を判定し、判定した黒エッジ画素から副走査方向に所定の色ずれ補正幅内に位置する画素に対して色ずれ補正を行うことが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-56888号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本開示によって解決しようとする課題は、原稿画像での色ずれの発生を検知する画像形成装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は、画像処理装置において、画像処理部と、原稿から生成された原稿画像を取得する画像取得部とを備え、前記原稿画像は、それぞれが互いに異なる3色の前記原稿の色成分のいずれかひとつに対応する、第1の画像、第2の画像及び第3の画像からなり、前記第1の画像、第2の画像及び第3の画像は、それぞれ、前記原稿の搬送方向に沿って所定の順序関係に従って配置された、互いに異なる3色の色成分を読み取るイメージセンサである、第1のセンサ、第2のセンサ及び第3のセンサを用いてそれぞれ順に生成され、前記画像処理部は、前記第1の画像、第2の画像及び第3の画像を互いに比較し、前記比較の結果に基づいて、前記原稿画像に前記原稿からの色ずれがあるか否かを判定する、画像処理装置を提供する。
【0007】
また、本開示は、画像処理装置の制御方法において、原稿から生成された原稿画像を取得し、前記原稿画像は、それぞれが互いに異なる3色の前記原稿の色成分のいずれかひとつに対応する、第1の画像、第2の画像及び第3の画像からなり、前記第1の画像、第2の画像及び第3の画像は、それぞれ、前記原稿の搬送方向に沿って所定の順序関係に従って配置された、互いに異なる3色の色成分を読み取るイメージセンサである、第1のセンサ、第2のセンサ及び第3のセンサを用いてそれぞれ順に生成され、前記第1の画像、第2の画像及び第3の画像を互いに比較し、前記比較の結果に基づいて、前記原稿画像に前記原稿からの色ずれがあるか否かを判定する、画像処理装置の制御方法を提供する。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、原稿画像に色ずれが発生したことを検知する画像処理装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示の第1実施形態に係るMFP(Multi-Function Printer/Peripheral)の外観斜視図である。
本開示の第1実施形態に係るMFPの機能ブロック図である。
搬送速度に変化がなく、色ずれが発生しない場合の原稿とセンサRGBとの位置関係の変化について説明するための図であり、図3(A)は、黒色領域の取り込みを開始する直前における、原稿とセンサRGBとの位置関係を示し、図3(B)は、青色センサが黒色領域を取り込むタイミングにおける、原稿とセンサRGBとの位置関係を示し、図3(C)は、緑色センサが黒色領域を取り込むタイミングにおける、原稿とセンサRGBとの位置関係を示し、図3(D)は、赤色センサが黒色領域を取り込むタイミングにおける、原稿とセンサRGBとの位置関係を示す。
搬送速度が変化し、色ずれが発生する場合の原稿とセンサRGBとの位置関係の変化について説明するための図であり、図4(A)は、黒色領域の取り込みを開始する直前における、原稿とセンサRGBとの位置関係を示し、図4(B)は、青色センサが黒色領域を取り込むタイミングにおける、原稿とセンサRGBとの位置関係を示し、図4(C)は、緑色センサが黒色領域を取り込むタイミングにおける、原稿とセンサRGBとの位置関係を示し、図4(D)は、赤色センサが黒色領域を取り込むタイミングにおける、原稿とセンサRGBとの位置関係を示す。
本開示の第1実施形態に係るMFPの動作を説明するためのフローチャートである。
色ずれ部分を検知する方法について説明するための図であり、図6(A)は原稿(名刺)の原稿画像であり、図6(B)は、図6(A)の原稿画像において、色ずれが発生した領域を拡大した部分拡大図である。
色ずれ部分を検知する方法について説明するための図であり、図6(B)の原稿画像の赤チャンネル成分と青チャンネル成分とを比較することにより、色ずれを検知することについて説明するための図である。
搬送速度の変動が生じた範囲を原稿画像から特定する方法について説明するための図である。
搬送速度の変動が生じた範囲を原稿画像から特定する方法について説明するための図であり、図8の原稿画像の部分拡大図である。
本開示の第2実施形態に係るMFPの動作を説明するためのフローチャートである。
本開示の第2実施形態に係るMFPの色ずれ検知の動作を説明するためのフローチャートである。
3ラインCCDでの色ずれの発生状況について説明するための図であり、色ずれが発生していない状況について説明するための図である。図12(A)は、原稿上の位置(原稿位置、Y座標値)と画素値との対応を示し、図12(B)は、センサLR‐センサLG間、及び、センサLG‐センサLB間の色センサ間ギャップの長さを示し、図12(C)は、原稿状況と各センサが読み取る原稿位置との対応関係を示す表であり、図12(D)は、センサLB、LG、LRが読み取った原稿位置を、色センサ間ギャップだけずらして組み合わせたときの原稿位置の対応関係を示す表であり、図12(E)は、図12(D)の原稿位置でセンサLB、LG、LRが出力する画素値と、それら画素値の組み合わせによって決定される色を示す。
3ラインCCDを用いて生成されたスキャン画像における色ずれの発生状況について説明するための図であり、色ずれが発生している状況について説明するための図である。図13(A)は、原稿上の位置(原稿位置、Y座標値)と画素値との対応を示し、図13(B)は、センサLR‐センサLG間、及び、センサLG‐センサLB間のギャップの大きさを示し、図13(C)は、センサLB、LG、LRによる次の読み取りタイミングまでに原稿が搬送される距離に相当する画素数(原稿送り状況)と、センサLB、LG、LRが現に読んでいる原稿位置との対応関係を示す表であり、図13(D)は、センサLB、LG、LRが読み取りタイミング毎に読み取る原稿位置を示し、図13(E)は、センサLB、LG、LRが読み取りタイミング毎に読み取った原稿位置における画素値と、それら画素値の組み合わせによって決定される色を示す。
3ラインCCDを用いて生成されたスキャン画像における色ずれの発生状況について説明するための図であり、色ずれが発生している他の状況について説明するための図である。図14(A)は、原稿上の位置(原稿位置、Y座標値)と画素値との対応を示し、図14(B)は、センサLR‐センサLG間、及び、センサLG‐センサLB間のギャップの大きさを示し、図14(C)は、センサLB、LG、LRによる次の読み取りタイミングまでに原稿が搬送される距離に相当する画素数(原稿送り状況)と、センサLB、LG、LRが現に読んでいる原稿位置との対応関係を示す表であり、図14(D)は、センサLB、LG、LRが読み取りタイミング毎に読み取る原稿位置を示し、図14(E)は、センサLB、LG、LRが読み取りタイミング毎に読み取った原稿位置における画素値と、それら画素値の組み合わせによって決定される色を示す。
3ラインCCDを用いて生成されたスキャン画像において発生した1画素の原稿送りズレと、2画素の原稿送りズレとについて例示するための図である。
図16(A)は、1画素の原稿送りズレについて説明するための模式図であり、図16(B)は、2画素の原稿送りズレについて説明するための模式図である。
3ラインCCDを用いて生成されたスキャン画像において発生した色ずれに基づいて、3ラインCCDが原稿上の同一位置を繰り返し読んだ部分を推定する方法について説明するための図であり、図17(A)はスキャン画像において色ずれを含む部分を指定するための図であり、図17(B)は図17(A)で指定した部分における、RGBそれぞれの画素値と、Y座標値との対応関係を示すグラフである。
3ラインCCDを用いて生成されたスキャン画像において発生した色ずれに基づいて、3ラインCCDが原稿上の同一位置を繰り返し読んだ部分を推定する方法について例示するための図であり、図18(A)は立ち上がり/立ち下がりと、色ずれの色と、R画素の遅延位置との対応関係を示す表であり、図18(B)は、図13(D)及び図13(E)の一部抜粋であり、色ずれがシアンの場合について説明するための表であり、図18(C)は、R画素、G画素及びB画素の遅延位置の関係について説明するための図である。
色ずれ補正の写像関数について説明するための図である。
本開示の第3実施形態に係る画像処理装置の機能ブロック図である。
本開示の第4実施形態に係るMFPの動作を説明するためのフローチャートである。
本開示の第5実施形態の変形においてカラー原稿を作成する際に用いる媒体について説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[1.第1実施形態]
例えばMFP(Multi-Function Printer/Peripheral)において、原稿をスキャンして原稿画像を生成するとき、MFPでは、原稿搬送部が原稿を搬送し、その原稿を画像入力部が読み取って原稿画像を生成する。このとき、画像入力部は、本来は、等速直線運動をする原稿を読み取る。しかし、例えば原稿搬送部の搬送路に付着した糊等の影響により、原稿の搬送速度が遅れることがある。このようなときに、後に詳しく説明するように原稿画像に色ずれが発生する場合がある。第1実施形態ではこの色ずれを検知する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
シャープ株式会社
送風機
1か月前
シャープ株式会社
照明管
2日前
シャープ株式会社
表示装置
1か月前
シャープ株式会社
照明装置
2日前
シャープ株式会社
制御装置
2日前
シャープ株式会社
照明装置
9日前
シャープ株式会社
照明装置
2日前
シャープ株式会社
通信装置
1か月前
シャープ株式会社
表示装置
1か月前
シャープ株式会社
加熱調理器
17日前
シャープ株式会社
空気調和機
17日前
シャープ株式会社
空気調和機
17日前
シャープ株式会社
捺染トナー
2日前
シャープ株式会社
加熱調理機
9日前
シャープ株式会社
空気調和機
17日前
シャープ株式会社
画像形成装置
11日前
シャープ株式会社
画像形成装置
1か月前
シャープ株式会社
画像形成装置
25日前
シャープ株式会社
画像形成装置
1か月前
シャープ株式会社
塵埃回収装置
4日前
シャープ株式会社
緩衝材および梱包体
4日前
シャープ株式会社
端末装置および通信方法
1か月前
シャープ株式会社
端末装置および通信方法
17日前
シャープ株式会社
通信端末および水道メータ
11日前
シャープ株式会社
表示装置、および表示方法
2日前
シャープ株式会社
定着装置および画像形成装置
10日前
シャープ株式会社
風向変更板、及び空気調和機
18日前
シャープ株式会社
端末装置、および、基地局装置
18日前
シャープ株式会社
端末装置、および、基地局装置
18日前
シャープ株式会社
制御装置、及び、装置制御方法
9日前
シャープ株式会社
画像処理装置及び表示制御方法
1か月前
シャープ株式会社
表示制御装置及び表示制御方法
18日前
シャープ株式会社
画像処理装置および表示制御方法
17日前
シャープ株式会社
濃度検出方法および画像形成装置
2日前
シャープ株式会社
表示装置の取付構造および表示装置
2日前
シャープ株式会社
塵芥回収装置及び塵芥回収システム
1か月前
続きを見る
他の特許を見る