TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025175392
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-12-03
出願番号2024081472
出願日2024-05-20
発明の名称プログラム、情報処理装置および情報処理方法
出願人株式会社東芝
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類H04N 7/18 20060101AFI20251126BHJP(電気通信技術)
要約【課題】道路設備などの物体を撮像した複数の画像の比較を、より容易に実行する。
【解決手段】コンピュータを、取得部、検出部、推定部および生成部として機能させるためのプログラムである。取得部は、第1画像および第2画像を取得する。検出部は、少なくとも第1画像を用いて、第1画像に撮像された物体を検出する。推定部は、第1画像および第2画像のうち少なくとも一方である対象画像を用いて、対象画像の撮像位置を基準とする物体の相対位置を推定する。生成部は、物体を識別する物体識別情報と、相対位置に基づく設備情報と、対象画像を識別する画像識別情報と、を対応づけた特定情報を生成する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
コンピュータを、
第1画像および第2画像を取得する取得部と、
少なくとも前記第1画像を用いて、前記第1画像に撮像された物体を検出する検出部と、
前記第1画像および前記第2画像のうち少なくとも一方である対象画像を用いて、前記対象画像の撮像位置を基準とする前記物体の相対位置を推定する推定部と、
前記物体を識別する物体識別情報と、前記相対位置に基づく設備情報と、前記対象画像を識別する画像識別情報と、を対応づけた特定情報を生成する生成部と、
として機能させるためのプログラム。
続きを表示(約 2,000 文字)【請求項2】
前記第2画像は、前記第1画像を撮像する撮像装置により、前記第1画像と異なる撮像位置で撮像される画像であり、
前記推定部は、前記第1画像および前記第2画像の組である画像ペアを1つ以上用いて、前記画像ペアに含まれる前記第1画像と前記第2画像との間の点の対応関係から、前記相対位置を推定する、
請求項1に記載のプログラム。
【請求項3】
前記推定部は、
前記撮像位置、前記撮像装置の高さ、前記撮像装置が移動する速度、および、前記対象画像に撮像される被写体の大きさのうち少なくとも一部をさらに用いて前記相対位置を推定する、
請求項2に記載のプログラム。
【請求項4】
前記第2画像は、前記第1画像を撮像する第1撮像装置と異なる第2撮像装置により撮像される画像であり、
前記推定部は、前記第1画像と前記第2画像との間の視差を用いて、前記相対位置を推定する、
請求項1に記載のプログラム。
【請求項5】
前記第2画像は、画素ごとの奥行きを含む奥行画像であり、
前記推定部は、前記奥行画像である前記対象画像を用いて、前記相対位置を推定する、
請求項1に記載のプログラム。
【請求項6】
前記生成部は、前記対象画像が撮像された位置を示す位置情報をさらに対応づけた前記特定情報を生成する、
請求項1に記載のプログラム。
【請求項7】
時刻t1に撮像される前記対象画像を用いて生成される第1特定情報に含まれる前記物体識別情報で識別される前記物体と、時刻t2に撮像される前記対象画像を用いて生成される第2特定情報に含まれる前記物体識別情報で識別される前記物体と、が一致するか否かを判定する判定部と、
一致すると判定された前記物体の前記物体識別情報を含む1つ以上の前記第1特定情報および1つ以上の前記第2特定情報を用いて、指定された前記設備情報を含む前記第1特定情報に含まれる前記画像識別情報で識別される前記対象画像と、指定された前記設備情報を含む前記第2特定情報に含まれる前記画像識別情報で識別される前記対象画像と、を抽出する抽出部と、
抽出された複数の前記対象画像を対応づけて表示装置に表示する表示制御部と、
をさらに備える、
請求項1に記載のプログラム。
【請求項8】
コンピュータを、
第1画像および第2画像のうち少なくとも前記第1画像を用いて検出された物体を識別する物体識別情報と、前記第1画像および前記第2画像のうち少なくとも一方である対象画像を用いて推定される、前記対象画像の撮像位置を基準とする前記物体の相対位置と、前記対象画像を識別する画像識別情報と、を対応づけた特定情報であって、時刻t1に撮像される第1対象画像を用いて生成される第1特定情報と、時刻t2に撮像される第2対象画像を用いて生成される第2特定情報と、を取得する取得部と、
前記第1特定情報に含まれる前記物体識別情報で識別される前記物体と、前記第2特定情報に含まれる前記物体識別情報で識別される前記物体と、が一致するか否かを判定する判定部と、
一致すると判定された前記物体の前記物体識別情報を含む1つ以上の前記第1特定情報および1つ以上の前記第2特定情報を用いて、前記相対位置に基づく設備情報のうち指定された前記設備情報を含む前記第1特定情報に含まれる前記画像識別情報で識別される前記対象画像と、指定された前記設備情報を含む前記第2特定情報に含まれる前記画像識別情報で識別される前記対象画像と、を抽出する抽出部と、
抽出された複数の前記対象画像を対応づけて表示装置に表示する表示制御部と、
として機能させるためのプログラム。
【請求項9】
前記抽出部は、前記設備情報の指定が変更された場合、変更後の前記設備情報を含む前記第1特定情報に含まれる前記画像識別情報で識別される前記対象画像と、変更後の前記設備情報を含む前記第2特定情報に含まれる前記画像識別情報で識別される前記対象画像と、を抽出する、
請求項8に記載のプログラム。
【請求項10】
前記抽出部は、指定された種類の物体の前記物体識別情報と、指定された前記設備情報と、を含む前記第1特定情報に含まれる前記画像識別情報で識別される前記対象画像と、指定された種類の物体の前記物体識別情報と、指定された前記設備情報と、を含む前記第2特定情報に含まれる前記画像識別情報で識別される前記対象画像と、を抽出する、
請求項8に記載のプログラム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、プログラム、情報処理装置および情報処理方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
道路設備の異常の検知を目的として、車載カメラにより撮像された映像を用いて道路設備に関するデータベースを更新して管理するシステムが提案されている。例えば、このようなシステムは、道路設備ごとに複数のリファレンス画像を含むデータベースを有し、道路設備を撮像した最新の画像に対して撮像条件が最も近いリファレンス画像をデータベースから選択して出力する。撮像条件として撮像位置を用いることにより、同じ位置で撮像されたリファレンス画像と最新の画像とを比較でき、道路設備の時系列変化を容易に判別することが可能となる。なお、撮像位置が同じ(または近い)画像を用いるのは、撮像位置が近くないと設備の見え方が変わり、設備そのものが時系列に変化しているのか、または、単に見え方の違いであるのか、の切り分けが困難となるためである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5551236号公報
【非特許文献】
【0004】
Arandjelovic, Relja, et al. "NetVLAD: CNN architecture for weakly supervised place recognition." Proceedings of the IEEE conference on computer vision and pattern recognition. 2016.
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、道路設備などの物体を撮像した複数の画像の比較を、より容易に実行することができるプログラム、情報処理装置および情報処理方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態のプログラムは、コンピュータを、取得部、検出部、推定部および生成部として機能させるためのプログラムである。取得部は、第1画像および第2画像を取得する。検出部は、少なくとも第1画像を用いて、第1画像に撮像された物体を検出する。推定部は、第1画像および第2画像のうち少なくとも一方である対象画像を用いて、対象画像の撮像位置を基準とする物体の相対位置を推定する。生成部は、物体を識別する物体識別情報と、相対位置に基づく設備情報と、対象画像を識別する画像識別情報と、を対応づけた特定情報を生成する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施形態の情報処理システムのブロック図。
実施形態における生成処理のフローチャート。
実施形態における表示処理のフローチャート。
表示部に表示される表示画面の例を示す図。
表示部に表示される表示画面の例を示す図。
実施形態の情報処理装置のハードウェア構成図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる情報処理装置の好適な実施形態を詳細に説明する。
【0009】
以下では、画像から検出する物体が、車両などの移動体が走行する道路上の設備(道路設備)である場合の例を主に説明する。道路設備は、例えば、標識、看板、および、信号機などを含む。画像から検出する物体は、道路設備に限られず、その他のどのような物体であってもよい。
【0010】
画像は、例えば、道路を走行する移動体(車両など)に搭載される車載カメラ(撮像装置の一例)により撮像されるが、その他のどのような撮像装置により撮像されてもよい。例えば、撮像装置は、線路を走行する鉄道車両に搭載された撮像装置、および、屋内を走行するAGV(Automated Guided Vehicle)などの移動体に搭載された撮像装置でもよい。これらの場合、設備は、鉄道車両または移動体の走行ルート周辺の構造物等を含んでもよい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

株式会社東芝
電子源
6日前
株式会社東芝
端子台
1か月前
株式会社東芝
電子回路
1か月前
株式会社東芝
除去装置
1か月前
株式会社東芝
高周波回路
1か月前
株式会社東芝
半導体装置
21日前
株式会社東芝
半導体装置
7日前
株式会社東芝
真空バルブ
2日前
株式会社東芝
半導体装置
7日前
株式会社東芝
半導体装置
6日前
株式会社東芝
真空バルブ
7日前
株式会社東芝
半導体装置
6日前
株式会社東芝
真空バルブ
1か月前
株式会社東芝
半導体装置
1か月前
株式会社東芝
半導体装置
今日
株式会社東芝
半導体装置
1か月前
株式会社東芝
半導体装置
13日前
株式会社東芝
スイッチギヤ
1日前
株式会社東芝
光電流センサ
7日前
株式会社東芝
電気化学装置
1日前
株式会社東芝
電気化学装置
6日前
株式会社東芝
ディスク装置
1か月前
株式会社東芝
補修システム
1か月前
株式会社東芝
半導体デバイス
7日前
株式会社東芝
電気車制御装置
1か月前
株式会社東芝
半導体デバイス
7日前
株式会社東芝
半導体スイッチ
1か月前
株式会社東芝
半導体集積回路
1か月前
株式会社東芝
磁気ディスク装置
8日前
株式会社東芝
パワーモジュール
27日前
株式会社東芝
パワーモジュール
27日前
株式会社東芝
地熱発電システム
13日前
株式会社東芝
物品方向転換装置
1日前
株式会社東芝
燃料電池システム
1日前
株式会社東芝
原子力設備冠水方法
6日前
株式会社東芝
センサ及び電子装置
8日前
続きを見る