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公開番号2025175143
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-28
出願番号2025157925,2021031358
出願日2025-09-24,2021-03-01
発明の名称洗浄用組成物
出願人ポーラ化成工業株式会社
代理人弁理士法人秀和特許事務所
主分類A61K 8/34 20060101AFI20251120BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】本発明は、洗浄力と、ツヤ感や保湿感のある後肌とを両立する、粘土鉱物を含む洗浄用組成物を提供する。
【解決手段】多価アルコール、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル及び/又はポリオキシアルキレンアルケニルエーテル、並びに粘土鉱物を含む洗浄用組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
多価アルコール、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル及び/又はポリオキシアルキレンアルケニルエーテル、並びに粘土鉱物を含む洗浄用組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、洗浄用組成物に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
クレイマスクは、粘土鉱物の吸着作用を利用して、皮膚表面から角質(垢)や皮脂、汚れ等を除去して、洗い流すものであり、肌に負担をかけずに洗浄効果が得られるとして人気がある。
一般的なクレイマスクは、多量の粘土鉱物等の粉体を固形脂に分散させてクリーム状に調製されている(特許文献1等)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-180062号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
クレイマスクを使用した後肌は、マットな質感で、乾燥を感じやすい。そのため、後肌にツヤ感や保湿感を付与することの需要がある。
化粧料においてツヤ感や保湿感を付与する成分としては、多価アルコールが汎用されている。しかしながら、多量の粉体を含む系からは多価アルコールは吐き出されやすく、組成物が不安定化する懸念がある。
かかる状況に鑑み、本発明は、洗浄力と、ツヤ感や保湿感のある後肌とを両立する、粘土鉱物を含む洗浄用組成物を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者らは上記課題を解決するために鋭意研究を行った結果、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル又はポリオキシアルキレンアルケニルエーテルを併用することで、粘土鉱物等の粉体を含む組成物に多価アルコールを安定に配合できることを見出した。その結果、粘土鉱物により優れた洗浄効果が得られるとともに、多価アルコールによりツヤ感や保湿感のある後肌が得られることに想到し、本発明を完成するに至った。
【0006】
すなわち、本発明は以下の通りである。
[1]多価アルコール、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル及び/又はポリオキシアルキレンアルケニルエーテル、並びに粘土鉱物を含む洗浄用組成物。
[2]前記粘土鉱物がカオリンである、[1]に記載の組成物。
[3]前記ポリオキシアルキレンアルキルエーテル及び/又はポリオキシアルキレンアルケニルエーテルのHLBが9以上である、[1]又は[2]に記載の組成物。
[4]前記ポリオキシアルキレンアルキルエーテル及び/又はポリオキシアルキレンアルケニルエーテルのアルキレン基の炭素数が2~4である、[1]~[3]のいずれかに記載の組成物。
[5]前記ポリオキシアルキレンアルキルエーテル及び/又はポリオキシアルキレンアルケニルエーテルのアルキル基又はアルケニル基の炭素数が16~24である、[1]~[4]のいずれかに記載の組成物。
[6]前記ポリオキシエチレンアルキルエーテルもしくはポリオキシエチレンアルケニルエーテルがポリオキシエチレンベヘニルエーテルである、[1]~[5]のいずれかに記載の組成物。
[7]さらに油剤を含む、[1]~[6]のいずれかに記載の組成物。
[8]前記多価アルコールを組成物全体の20から95質量%含有する、[1]~[7]のいずれかに記載の組成物。
【発明の効果】
【0007】
本発明により、角質、皮脂、汚れ等の除去作用により優れた洗浄効果を発揮し、かつツヤ感や保湿感のある後肌が得られる、洗浄用組成物が提供される。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明の組成物は、多価アルコールを含有する。
多価アルコールとしては、2価以上であれば特に限定されないが、3価以上のものが好ましい。具体的には、2価のアルコール(例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、トリメチレングリコール、1,2-ブチレングリコール、1,3-ブチレングリコール、テトラメチレングリコール、2,3-ブチレングリコール、ペンタメチレングリコール、2-ブテン-1,4-ジオール、ヘキシレングリコール、オクチレングリコール等);3価のアルコール(例えば、グリセリン、トリメチロールプロパン等);4価アルコール(例えば、1,2,6-ヘキサントリオール等のペンタエリスリトール等);5価アルコール(例えば、キシリトール等);6価アルコール(例えば、ソルビトール、マンニトール等);多価アルコール重合体(例えば、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、トリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、テトラエチレングリコール、ジグリセリン、ポリエチレングリコール、トリグリセリン、テトラグリセリン、ポリグリセリン等);グリセリンモノアルキルエーテル(例えば、キシルアルコール、セラキルアルコール、バチルアルコール等);糖アルコール(例えば、ソルビトール、マルチトール、マルトトリオース、マンニトール、ショ糖、エリトリトール、グルコース、フルクトース、デンプン分解糖、マルトース、キシリトース、デンプン分解糖還元アルコール等)等が挙げられる。これらのうち、グリセリン、ジグリセリンが特に好ましい。
【0009】
多価アルコールの含有量は、組成物全体の好ましくは20~95重量%、より好ましくは30~95重量%、さらに好ましくは50~95重量%である。
かかる範囲で用いることにより、組成物を使用した後肌に好ましいツヤ感と保湿感を付与しやすくなる。
【0010】
本発明の組成物は、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル及び/又はポリオキシアルキレンアルケニルエーテルを含む。
ポリオキシアルキレンアルキルエーテル及び/又はポリオキシアルキレンアルケニルエーテルの、ポリオキシアルキレン基の繰り返し数(通常は平均)は、2~150のものが好ましい。
ポリオキシアルキレンアルキルエーテル及び/又はポリオキシアルキレンアルケニルエーテルとしては、アルキレン基の炭素数が2~4のものが好ましい。
ポリオキシアルキレンアルキルエーテル及び/又はポリオキシアルキレンアルケニルエーテルとしては、アルキル基又はアルケニル基の炭素数が16~24のものが好ましい。
ポリオキシアルキレンアルキルエーテル及び/又はポリオキシアルキレンアルケニルエーテルのHLBは、9以上のものが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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