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公開番号
2025174844
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-28
出願番号
2025013127
出願日
2025-01-29
発明の名称
フルオレン化合物ならびにその製造方法および用途
出願人
大阪ガスケミカル株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
C07C
209/62 20060101AFI20251120BHJP(有機化学)
要約
【課題】9,9-ビスアリールフルオレン骨格を有し、かつ前記フルオレン骨格の1~8-位に2つのアミノ基を有するフルオレン化合物を容易にまたは効率よく製造する方法、前記方法に用いる新規なフルオレン化合物(反応中間体または前駆体)、ならびに前記方法で得られたフルオレン化合物の用途を提供する。
【解決手段】例えば、下記反応式に示すように1~8-位に2つのイミノ基を有するフルオレン化合物を加水分解する加水分解工程を含む、1~8-位に2つのアミノ基を有するフルオレン化合物又はその塩の製造方法とする。
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【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
下記式(2)で表されるフルオレン化合物を加水分解する加水分解工程を含む、下記式(1)で表されるフルオレン化合物またはその塩の製造方法。
TIFF
2025174844000014.tif
50
158
[式中、R
1a
およびR
1b
は、独立して置換基を示し、m1aおよびm1bは、独立して0~3の整数を示し、
Z
1a
およびZ
1b
は、独立してアレーン環を示し、
R
2a
およびR
2b
は、独立して炭化水素基、ハロゲン原子、基[-SR
h
](式中、R
h
は炭化水素基を示す。)、アシル基またはシアノ基を示し、m2aおよびm2bは、独立して0以上の整数を示し、
Z
2a
およびZ
2b
は、独立してベンゼン環またはナフタレン環を示し、
R
3a
およびR
3b
は、独立して置換基を示し、m3aおよびm3bは、独立して0以上の整数を示し、
Z
3a
およびZ
3b
は、独立してベンゼン環またはナフタレン環を示し、
R
4a
およびR
4b
は、独立して置換基を示し、m4aおよびm4bは、独立して0以上の整数を示す。]
TIFF
2025174844000015.tif
49
154
(式中、R
1a
およびR
1b
、m1aおよびm1b、Z
1a
およびZ
1b
、R
2a
およびR
2b
、ならびにm2aおよびm2bは、それぞれ前記式(2)に同じ。)
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記式(1)および(2)において、R
1a
およびR
1b
が、独立して炭化水素基を示し、m1aおよびm1bが、独立して0~2の整数を示し、
Z
1a
およびZ
1b
は、独立してC
6-14
アレーン環を示し、
R
2a
およびR
2b
が、独立して炭化水素基またはハロゲン原子を示し、m2aおよびm2bが、独立して0~2の整数を示す、請求項1記載の製造方法。
【請求項3】
前記式(1)および(2)において、R
1a
およびR
1b
が、独立してアルキル基を示し、m1aおよびm1bが、独立して0または1を示し、
Z
1a
およびZ
1b
が、独立してC
6-12
アレーン環を示し、
R
2a
およびR
2b
が、独立してアルキル基またはフッ素原子を示し、m2aおよびm2bが、独立して0または1を示す、請求項1記載の製造方法。
【請求項4】
請求項1~3のいずれか一項に記載の式(2)で表されるフルオレン化合物。
【請求項5】
下記式(3)で表されるフルオレン化合物と、下記式(4a)で表されるイミン化合物および下記式(4b)で表されるイミン化合物とを、カップリング反応させるカップリング工程を含む、請求項1~3のいずれか一項に記載の式(2)で表されるフルオレン化合物の製造方法。
TIFF
2025174844000016.tif
48
154
(式中、X
1a
およびX
1b
は、独立してハロゲン原子を示し、
R
1a
およびR
1b
、m1aおよびm1b、Z
1a
およびZ
1b
、R
2a
およびR
2b
、ならびにm2aおよびm2bは、それぞれ前記式(2)に同じ。)
TIFF
2025174844000017.tif
41
154
(式中、Z
2a
およびZ
2b
、R
3a
およびR
3b
、m3aおよびm3b、Z
3a
およびZ
3b
、R
4a
およびR
4b
、ならびにm4aおよびm4bは、それぞれ前記式(2)に同じ。)
【請求項6】
請求項1~3のいずれか一項に記載の式(1)で表されるフルオレン化合物またはその塩を重合成分として含む、樹脂。
【請求項7】
ポリイミド系樹脂である、請求項6記載の樹脂。
【請求項8】
請求項6記載の樹脂を含む成形体。
【請求項9】
回路基板である請求項8記載の成形体。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、特定の化学構造を有するフルオレン化合物ならびにその製造方法および用途に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
9,9-ビスアリールフルオレン骨格(カルド骨格またはカルド構造)を有する化合物は、光学特性などの種々の特性に優れており、樹脂原料(または重合成分)などとして利用されている。例えば、9,9-ビスアリールフルオレン骨格を有するジアミン化合物は、ポリアミドやポリイミドなどの樹脂原料として利用できることも知られている。
【0003】
特開昭62-149650号公報(特許文献1)には、芳香族ビスアニリンの製造方法について開示され、実施例では、フルオレノンと2―フルオロアニリンとを所定の方法で反応させて、9,9-ビス(4-アミノフェニル)フルオレンを製造したことが記載されている。
【0004】
また、特開2011-84502号公報(特許文献2)には、フルオレノンと2―フルオロアニリンとを所定の方法で反応させて、9,9-ビス(3-フルオロー4-アミノフェニル)フルオレンを製造する方法について開示され、得られたジアミン化合物がポリアミドやポリイミドの樹脂原料に有効であることが記載されている。
【0005】
さらに、長谷川匡俊,“フレキシブル回路基板用低熱膨張・低吸水性ポリイミド”,エレクトロニクス実装学会誌,vol. 16, No. 5 (2013),p. 399-404(非特許文献1)の図3には、低吸水性ポリイミドの原料として、カルド骨格を有する下記ジアミン化合物が例示されている。
【0006】
TIFF
2025174844000001.tif
23
154
【0007】
なお、中国特許出願公開第114105815号明細書(特許文献3)では、有機EL(エレクトロルミネッセンス)に使用される対称構造を有する有機化合物について開示され、この文献の実施例3では、下記反応式が記載されている。
【0008】
TIFF
2025174844000002.tif
28
154
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開昭62-149650号公報
特開2011-84502号公報
中国特許出願公開第114105815号明細書
【非特許文献】
【0010】
長谷川匡俊,“フレキシブル回路基板用低熱膨張・低吸水性ポリイミド”,エレクトロニクス実装学会誌,vol. 16, No. 5 (2013),p. 399-404
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)
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