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公開番号2025174146
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-28
出願番号2024080249
出願日2024-05-16
発明の名称業務見守りシステム及びプログラム
出願人セコム株式会社
代理人弁理士法人南青山国際特許事務所
主分類G06Q 10/1057 20230101AFI20251120BHJP(計算;計数)
要約【課題】従業者が不安を感じる業務に取り組んでいるときに、従業者の不安を和らげ安心して業務に取り組ませること。
【解決手段】業務見守りシステムは、取得部と制御部とを有する。前記取得部は、ユーザから検出されたバイタル情報を取得する。前記制御部は、前記ユーザによる所定の業務タスクの実行時に当該ユーザを見守る見守りモードを設定可能であり、当該見守りモード設定中に、前記バイタル情報から前記ユーザが非平常状態であると判定した場合、所定の通知先への通知処理を実行することを当該ユーザに提案する提案情報を出力する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項１】
ユーザから検出されたバイタル情報を取得する取得部と、
前記ユーザによる所定の業務タスクの実行時に当該ユーザを見守る見守りモードを設定可能であり、当該見守りモード設定中に、前記バイタル情報から前記ユーザが非平常状態であると判定した場合、所定の通知先への通知処理を実行することを当該ユーザに提案する提案情報を出力する制御部と、
を具備する業務見守りシステム。
続きを表示（約 1,500 文字）【請求項２】
請求項１に記載の業務見守りシステムであって、
前記提案情報に対する前記ユーザによる通知操作を受け付ける操作部を有し、
前記制御部は、前記出力した提案情報に対して前記通知操作を受け付けると前記通知処理を実行する
業務見守りシステム。
【請求項３】
請求項１又は２に記載の業務見守りシステムであって、
前記制御部は、前記所定の業務タスクの開始時に前記ユーザから前記見守りモード設定操作を受け付ける
業務見守りシステム。
【請求項４】
請求項１又は２に記載の業務見守りシステムであって、
前記制御部は、
前記所定の業務タスク開始時にタスク対応モードを設定し、当該タスク対応モードの設定中に前記ユーザの操作を受け付けると前記見守りモードを設定し、
前記見守りモードの設定中に前記非平常状態であると判定した場合に前記提案情報を出力する
業務見守りシステム。
【請求項５】
請求項１又は２に記載の業務見守りシステムであって、
前記制御部は、前記所定の業務タスクの実行時に前記見守りモードが設定されている場合は、前記バイタル情報が第１条件を満たすと前記非平常状態と判定し、前記所定の業務タスクの実行時に前記見守りモードが設定されていない場合には、前記バイタル情報が前記第１条件より厳しい第２条件を満たすと前記非平常状態と判定して前記提案情報を出力する
業務見守りシステム。
【請求項６】
請求項１又は２に記載の業務見守りシステムであって、
前記制御部は、前記見守りモード設定前に検出された前記ユーザの前記バイタル情報に応じて、前記見守りモード設定中に検出された前記バイタル情報から前記非平常状態と判定する条件を異ならせる
業務見守りシステム。
【請求項７】
請求項１又は２に記載の業務見守りシステムであって、
前記制御部は、前記所定の業務タスクの開始時に、前記ユーザから不安度合の入力操作を受け付け、当該入力された不安度合に応じて、前記見守りモード設定中に検出された前記バイタル情報から前記非平常状態と判定する条件を異ならせる
業務見守りシステム。
【請求項８】
請求項１又は２に記載の業務見守りシステムであって、
前記ユーザに装着されるウェアラブル端末と、当該ユーザに所持される携帯端末とを有し、
前記ウェアラブル端末は、前記ユーザのバイタルを検出するセンサ部と、前記提案情報を前記ユーザに報知する報知部と、当該提案情報に対するユーザによる通知操作を受け付ける操作部とを有し、
前記携帯端末は、前記ウェアラブル端末から前記バイタルの検出結果であるバイタル情報を取得する前記取得部と、前記見守りモードの設定中に前記ユーザが前記非平常状態であると判定した場合、前記提案情報を報知させる指示信号を前記ウェアラブル端末へ送信する前記制御部とを有し、
前記報知部にて報知した提案情報に対して前記操作部にて前記通知操作を受け付けると、前記所定の通知先への前記通知処理を実行する
業務見守りシステム。
【請求項９】
コンピュータに、
ユーザから検出されたバイタル情報を取得するステップと、
前記ユーザによる所定の業務タスクの実行時に設定可能な当該ユーザを見守る見守りモードの設定中に、前記バイタル情報から前記ユーザが非平常状態であると判定した場合、所定の通知先への通知処理を実行することを当該ユーザに提案する提案情報を出力するステップと、
を実行させるプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、企業等の従業者の業務を見守り必要に応じて提案を行う業務見守りシステム及びそのプログラムに関する。
続きを表示（約 1,300 文字）【背景技術】
【０００２】
近年、顧客が企業に対して理不尽なクレーム・言動をするいわゆるカスタマーハラスメント（カスハラ）が社会課題となっている。特に、訪問看護などの顧客を訪問する業務形態ではカスハラなどの不安を抱えながら就業するケースが増加しており、企業にとって従業員のメンタルヘルスを含む安全管理が課題となっている。
【０００３】
このような問題に関連して、従業員のメンタルヘルスを管理する方法として、アンケートから従業員のメンタルヘルスを評価するものが知られている（下記特許文献１参照）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２０２０－４２５４６号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
しかしながら、上記特許文献１の技術では、従業者のメンタルヘルス管理をリアルタイムで行うものではないため、訪問看護中などの従業者が今抱えている不安な精神状態を改善することはできない。
【０００６】
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、従業者が不安を感じる業務に取り組んでいるときに、従業者の不安を和らげ安心して業務に取り組ませることが可能な業務見守りシステム及びプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係る業務見守りシステムは、取得部と制御部とを有する。前記取得部は、ユーザから検出されたバイタル情報を取得する。前記制御部は、前記ユーザによる所定の業務タスクの実行時に当該ユーザを見守る見守りモードを設定可能であり、当該見守りモード設定中に、前記バイタル情報から前記ユーザが非平常状態であると判定した場合、所定の通知先への通知処理を実行することを当該ユーザに提案する提案情報を出力する。
【０００８】
この構成により業務見守りシステムは、ユーザ（従業者）が不安を感じる業務に取り組んでいるときに、見守りモードを設定し、従業者のバイタルが非平常状態であると判断した場合に所定の通知先への通知を提案することで、従業者の不安を和らげ安心して業務に取り組ませることができる。ここで所定の業務タスクとは、例えば訪問介護や保険等の営業など客先（個人宅、企業）への訪問業務や、会議などのミーティング、工事現場などにおける作業時など、従業者によっては不安を感じる場合がある業務である。所定の通知先とは、例えば予め非常通知用に設定された所属組織の上司や同僚等の見守り者、消防や警察等の外部機関等であるが、これらに限られない。
【０００９】
前記業務見守りシステムは、前記提案情報に対する前記ユーザによる通知操作を受け付ける操作部を有してもよい。この場合前記制御部は、前記出力した提案情報に対して前記通知操作を受け付けると前記通知処理を実行してもよい。
【００１０】
この構成により、従業者が業務において不安を感じた場合に、出力された提案情報に対する通知操作を行うだけで通知処理を実行できるため、従業者の利便性を向上させることができる。
（【００１１】以降は省略されています）

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