TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025172919
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-26
出願番号2025146900,2023542688
出願日2025-09-04,2022-01-13
発明の名称潜在的な呼吸器ウイルス感染個体にインターフェロンベータを投与することを含む呼吸器ウイルスに対する予防的投与方法
出願人アビオン インク.
代理人弁理士法人平和国際特許事務所
主分類A61K 38/21 20060101AFI20251118BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】有効成分としてインターフェロンベータを含む、潜在的な呼吸器ウイルス感染に曝露された個体における、呼吸器ウイルスの自己複製感染の抑制用薬学的組成物を提供する。
【解決手段】コロナウイルス、インフルエンザウイルス、又はRSウイルスによる感染に対する、個体の曝露前予防又は曝露後予防用薬学的組成物であって、有効成分として変異型インターフェロンベータを含み、前記変異型インターフェロンベータが、吸入による投与によって投与され、前記変異型インターフェロンベータが、野生型インターフェロンベータの27番アルギニンにおいてスレオニンへの置換を含む、薬学的組成物が提供される。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
インターフェロンベータを有効成分として含む、潜在的な呼吸器ウイルス感染に曝露された個体における呼吸器ウイルスの自己複製感染の抑制用薬学的組成物。
続きを表示(約 2,000 文字)【請求項2】
前記インターフェロンベータが、配列番号1のアミノ酸配列を有することを特徴とする、請求項1に記載の薬学的組成物。
【請求項3】
前記インターフェロンベータが、吸入による投与によって投与されることを特徴とする、請求項1に記載の薬学的組成物。
【請求項4】
前記吸入による投与が、吸入によって呼吸器細胞に接触して投与されることを特徴とする、請求項3に記載の薬学的組成物。
【請求項5】
前記呼吸器が、鼻粘膜、鼻咽頭(nasopharynx)、中咽頭(oropharynx)、咽頭喉頭部(laryngopharynx)、喉頭、気管(trachea)、気管支(bronchi)、細気管支(bronchiole)、又は肺であることを特徴とする、請求項4に記載の薬学的組成物。
【請求項6】
前記呼吸器ウイルスが、コロナウイルスであり、前記個体が、コロナウイルスに感染していないか、又はコロナウイルス感染初期である個体であることを特徴とする、請求項1に記載の薬学的組成物。
【請求項7】
前記コロナウイルス感染初期である個体が、発熱、空咳、疲労感、体調不良、咽頭痛、下痢、結膜炎、頭痛、味覚又は嗅覚の消失、皮膚の発疹、及び手指又は足指の変色からなる群から選択されるコロナウイルス感染症の症状が見られない個体であることを特徴とする、請求項6に記載の薬学的組成物。
【請求項8】
前記呼吸器ウイルスは、アデノウイルス(Adenovirus)、鳥インフルエンザウイルス(Avian Influenza Virus)、ボカウイルス(Bocavirus)、コロナウイルス(Coronavirus)、サイトメガロウイルス(Cytomegalovirus)、ハンタウイルス(Hantavirus)、単純ヘルペスウイルス(Herpes Simplex Virus)、インフルエンザウイルス(Influenza Virus)、麻疹ウイルス(Measles)、メタニューモウイルス(Metapneumovirus)、パラインフルエンザウイルス(Parainfluenza Virus)、RSウイルス(Respiratory Syncytial Virus)、ライノウイルス(Rhinovirus)、水痘・帯状疱疹ウイルス(Varicella-zoster Virus)からなる群から選択されることを特徴とする、請求項1に記載の薬学的組成物。
【請求項9】
前記コロナウイルスが、229E、NL63、OC43、HKU1、SARS-CoV、MERS-CoV、SARS-CoV-2、豚流行性下痢ウイルス(porcine epidemic diarrhea virus:PEDV)、(豚)感染性胃腸炎ウイルス(transmissible gastroenteritis virus:TGEV)、犬コロナウイルス(canine coronavirus:CCoV)、猫コロナウイルス(feline coronavirus:FCoV)、ユビナガコウモリ(Miniopterus bat)コロナウイルス1、ユビナガコウモリ(Miniopterus bat)コロナウイルスHKU8、キクカジラコウモリ(Rhinolophus bat)コロナウイルスHKU2、アジアイエローハウスコウモリ(Scotophilus bat)コロナウイルス512、豚血球凝集性脳脊髄炎ウイルス(porcine hemagglutinating encephalomyelitis virus:PHEV)、牛コロナウイルス(bovine coronavirus:BCoV)、馬コロナウイルス(equine coronavirus:EqCoV)、マウスコロナウイルス(murine coronavirus:MuCoV)、オオバンブーコウモリ(Tylonycteris bat)コロナウイルスHKU4、アブラコウモリ(Pipistrellus bat)コロナウイルスHKU5、ルーセットオオコウモリ(Rousettus bat)コロナウイルスHKU9、鳥コロナウイルス(Avian coronavirus)、シロイルカ(Beluga whale)コロナウイルスSW1、ヒヨドリ(Bulbul)コロナウイルスHKU11、ツグミ(Thrush)コロナウイルスHKU12、及びキンパラ(Munia)コロナウイルスHKU13からなる群から選択されるいずれかであることを特徴とする、請求項8に記載の薬学的組成物。
【請求項10】
前記自己複製感染が、前記コロナウイルスが前記個体の呼吸器細胞で複製されて周囲細胞に感染することを特徴とする、請求項1に記載の薬学的組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本出願は、2021年1月13日に出願された韓国特許出願第2021-0004780号に基づく優先権を主張し、当該出願の明細書全体は、参照により本出願に援用する。
続きを表示(約 1,900 文字)【0002】
本発明は、潜在的な呼吸器ウイルス感染個体にインターフェロンベータを投与することを含む、呼吸器ウイルスに対する予防的投与方法に関するもので、より詳細には、インターフェロンベータを有効成分として含み、インターフェロンベータを、呼吸器ウイルスに感染されたか、又は潜在的に感染された細胞に直接投与する方法で、呼吸によって呼吸器細胞に投与する、潜在的な呼吸器ウイルス感染に曝露された個体における呼吸器ウイルスの自己複製感染を抑制する方法に関するものである。
【背景技術】
【0003】
ウイルスの呼吸器への感染による呼吸器疾患は、最も発症率の高い病気であり、すべての感染症の半分程度を占めている。RSウイルス感染症(respiratory virus infection)は、主に小児、高齢者のような免疫が低下した患者に多く発生し、最もよく知られている代表的な呼吸器感染症ウイルスには、アデノウイルス(adenovirus)、パラインフルエンザウイルス(parainfluenza virus、PIV)、RSウイルス(respiratory syncytial virus、RSV)、ライノウイルス(rhinovirus)、コロナウイルス(coronavirus)などがある。
【0004】
呼吸器ウイルスのうち、コロナウイルスは、4つの属(genus)に分けられ、アルファ、ベータ属はヒトと動物に感染し、ガンマ、デルタ属は動物にのみ感染する。ヒトに感染可能なコロナウイルスは、計6種として知られている。このうち4種(229E、OC43、NL63、HKU1)は、風邪の原因となるウイルスとして知られており、残りの2種は、ヒトに重症肺炎を引き起こす可能性があるウイルスで、MERSコロナウイルス(Middle East Respiratory Syndrome Coronavirus、MERS-CoV)とSARSコロナウイルス(Severe Acute Respiratory Syndrome Coronavirus、SARS- CoV)である。
【0005】
特に、2019年12月に中国の湖北省(Hubei Province)武漢市(Wuhan City)で発生した肺炎患者から最初に確認された新型呼吸器ウイルスは、広範な拡散性を有し、医療システムに深刻な影響を与えた。2019年に発生した新型コロナウイルス(novel coronavirus)は、従来のMERS(MERS-CoV)やSARS(SARS-CoV)ウイルスとは異なる系列で確認されており、ヒトに感染する7番目のコロナウイルス種として確認された。このウイルスは「SARS-CoV-2」と命名され、「Coronavirus Disease 2019(COVID-19)」という疾患の原因となる。
【0006】
呼吸器ウイルス感染の初期症状は、ウイルスに関係なく同様の症状と徴候を表すため、臨床的症状だけでは原因を鑑別することが難しく、伝染性が非常に高いため、短期間で大流行を起こすこともある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
韓国登録特許公報10-2018201号
韓国登録特許公報10-1800366号
韓国公開特許公報10-2019-0063512号
【非特許文献】
【0008】
Zhu、Na、et al. "A novel coronavirus from patients with pneumonia in China, 2019." New England Journal of Medicine (2020).
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
そこで、本発明者らは、インターフェロンベータを呼吸器ウイルス感染の抑制に使用するために研究するなかで、呼吸器ウイルスの感染が主に起こる呼吸器部位にインターフェロンベータを適切に投与する場合、呼吸器ウイルスの感染に曝露する懸念がある個体、すなわち潜在的な呼吸器ウイルス感染に曝露された個体において、呼吸器ウイルスの自己複製感染を抑制できることを確認して、本発明を完成した。
【0010】
したがって、本発明の目的は、有効成分としてインターフェロンベータを含む、潜在的な呼吸器ウイルス感染に曝露された個体における、呼吸器ウイルスの自己複製感染の抑制用薬学的組成物を提供することである。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

アビオン インク.
潜在的な呼吸器ウイルス感染個体にインターフェロンベータを投与することを含む呼吸器ウイルスに対する予防的投与方法
2日前
個人
貼付剤
1か月前
個人
簡易担架
14日前
個人
腋臭防止剤
14日前
個人
足踏み器具
21日前
個人
短下肢装具
4か月前
個人
洗井間専家。
8か月前
個人
嚥下鍛錬装置
4か月前
個人
前腕誘導装置
4か月前
個人
白内障治療法
8か月前
個人
排尿補助器具
1か月前
個人
腰ベルト
1か月前
個人
汚れ防止シート
2か月前
個人
ウォート指圧法
1か月前
個人
アイマスク装置
3か月前
個人
矯正椅子
6か月前
個人
歯の修復用材料
5か月前
個人
バッグ式オムツ
5か月前
個人
胸骨圧迫補助具
2か月前
個人
ホバーアイロン
7か月前
三生医薬株式会社
錠剤
8か月前
個人
排尿排便補助器具
16日前
個人
陣痛緩和具
4か月前
個人
シャンプー
7か月前
個人
美容セット
23日前
個人
哺乳瓶冷まし容器
4か月前
個人
湿布連続貼り機。
3か月前
個人
歯の保護用シール
6か月前
個人
車椅子持ち上げ器
8か月前
個人
治療用酸化防御装置
2か月前
株式会社コーセー
化粧料
1か月前
個人
服薬支援装置
8か月前
株式会社八光
剥離吸引管
5か月前
個人
性行為補助具
3か月前
株式会社大野
骨壷
4か月前
個人
エア誘導コルセット
2か月前
続きを見る