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公開番号2025172916
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-26
出願番号2025146779,2024108422
出願日2025-09-04,2019-10-11
発明の名称ビデオ画像成分予測方法および装置、コンピュータ記憶媒体
出願人オッポ広東移動通信有限公司,GUANGDONG OPPO MOBILE TELECOMMUNICATIONS CORP., LTD.
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H04N 19/593 20140101AFI20251118BHJP(電気通信技術)
要約【課題】ビデオ成分予測の複雑さを軽減させ予測効率を向上させる方法及び装置を提供する。
【解決手段】方法は、現在のブロックの第1画像成分の参照値セットを取得し、複数の第1画像成分参照値を決定することと、複数の第1画像成分参照値に対応する画素点のサンプル値に対して第1フィルタリング処理をそれぞれ実行して、複数のフィルタリング後の第1画像参照サンプル値を取得することと、複数のフィルタリング後の第1画像参照サンプル値に対応する予測待ち画像成分参照値を決定することと、複数のフィルタリング後の第1画像参照サンプル値及び予測待ち画像成分参照値に基づいて、成分線形モデルのパラメータを決定することと、成分線形モデルに基づいて、現在のブロックの第1画像成分の再構成値に対してマッピング処理を実行して、マッピング値を取得しマッピング値に基づいて、現在のブロックの予測待ち画像成分の予測値を決定することと、を含む。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
画像成分予測方法であって、復号化器に適用され、
現在のブロックの第1画像成分の参照値セットを決定することと、
前記第1画像成分の参照値セットに基づいて、複数の第1画像成分参照値を決定することであって、前記複数の第1画像成分参照値は4つのプリセットされたサンプル位置にそれぞれ対応する参照値を含むことと、
前記複数の第1画像成分参照値に対応するサンプルのサンプル値に対して第1フィルタリング処理をそれぞれ実行して、複数のフィルタリング後の第1画像参照サンプル値を決定することと、
前記複数のフィルタリング後の第1画像参照サンプル値および対応する予測待ち画像成分参照値に基づいて、成分線形モデルのパラメータを決定することであって、前記予測待ち画像成分は、前記第1画像成分と異なる画像成分であり、前記成分線形モデルは、前記第1画像成分のサンプル値を前記予測待ち画像成分のサンプル値にマッピングする線形マッピング関係を表す、ことと、
前記成分線形モデルに基づいて、前記現在のブロックの前記第1画像成分の再構成値に対してマッピング処理を実行して、マッピング値を取得することと、
前記マッピング値に基づいて、前記現在のブロックの前記予測待ち画像成分の予測値を決定することと、を含み、
前記複数の第1画像成分参照値に対応するサンプルのサンプル値に対して第1フィルタリング処理をそれぞれ実行して、複数のフィルタリング後の第1画像参照サンプル値を決定することは、
前記複数の第1画像成分参照値に対応するサンプルのサンプル値に対して第1フィルタリング処理をそれぞれ実行し、フィルタリング後の参照値セットを得ることと、
前記フィルタリング後の参照値セット内の参照サンプル値を比較し、前記参照サンプル値に基づいて、大きい第1画像成分参照値セットと小さい第1画像成分参照値セットとを決定することと、
それぞれ前記大きい第1画像成分参照値セットと前記小さい第1画像成分参照値セットの内の複数値を利用して、複数のフィルタリング後の第1画像参照サンプル値を決定することと、を含む、
画像成分予測方法。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
現在のブロックの第1画像成分の参照値セットを決定することは、
前記現在のブロックではない位置にある1つまたは複数の参照サンプルを決定し、前記1つまたは複数の参照サンプルを前記第1画像成分の参照値セットとして決定することを含み、
前記現在のブロックではない位置にある1つまたは複数の参照サンプルを決定することは、
前記現在のブロックに隣接する1つまたは複数のサンプルを前記1つまたは複数の参照サンプルとして決定することを含む、
請求項1に記載の画像成分予測方法。
【請求項3】
前記現在のブロックに隣接するサンプルは、前記現在のブロックの上側の1つまたは複数の隣接行におけるサンプル、又は前記現在のブロックの左側の1つまたは複数の隣接列におけるサンプルを含む、
請求項2に記載の画像成分予測方法。
【請求項4】
前記第1画像成分の参照値セットに基づいて、複数の第1画像成分参照値を決定することは、
プリセットされた位置に基づいて、前記現在のブロックの上側の1つまたは複数の隣接行におけるサンプルから、2つの参照サンプルを選択し、プリセットされた位置に基づいて、前記現在のブロックの左側の1つまたは複数の隣接列におけるサンプルから、2つの参照サンプルを選択することと、
選択された4つの参照サンプルに基づいて、前記複数の第1画像成分参照値を決定することと、を含む、
請求項3に記載の画像成分予測方法。
【請求項5】
それぞれ前記大きい第1画像成分参照値セットと前記小さい第1画像成分参照値セットの内の複数値を利用して、複数のフィルタリング後の第1画像参照サンプル値を決定することは、
前記大きい第1画像成分参照値セットに対して平均処理を実行し、フィルタリング後の最大の第1画像成分参照値を得ることと、
前記小さい第1画像成分参照値セットに対して平均処理を実行し、フィルタリング後の最小の第1画像成分参照値を得ることと、を含む、
請求項1に記載の画像成分予測方法。
【請求項6】
前記大きい第1画像成分参照値セット内のサンプル値の数が2であり、前記小さい第1画像成分参照値セット内のサンプル値の数が2である、
請求項1に記載の画像成分予測方法。
【請求項7】
前記画像成分予測方法は、
前記フィルタリング後の最大の第1画像成分参照値に対応する最大の予測待ち画像成分参照値、および前記フィルタリング後の最小の第1画像成分参照値に対応する最小の予測待ち画像成分参照値を決定することを含む、
請求項5に記載の画像成分予測方法。
【請求項8】
前記複数のフィルタリング後の第1画像参照サンプル値および対応する予測待ち画像成分参照値に基づいて、成分線形モデルのパラメータを決定することは、
前記フィルタリング後の最大の第1画像成分参照値、前記最大の予測待ち画像成分参照値、前記フィルタリング後の最小の第1画像成分参照値、および前記最小の予測待ち画像成分参照値に基づいて、成分線形モデルのパラメータを決定することを含み、前記成分線形モデルは、前記第1画像成分のサンプル値を前記予測待ち画像成分のサンプル値にマッピングする線形マッピング関係を表す、
請求項7に記載の画像成分予測方法。
【請求項9】
前記成分線形モデルに基づいて、前記現在のブロックの前記第1画像成分の再構成値に対してマッピング処理を実行して、マッピング値を取得することは、
前記第1画像成分の再構成値に対して第2フィルタリング処理を実行して、前記第1画像成分の再構成値の第2フィルタ値を取得することと、
前記成分線形モデルに基づいて、前記第2フィルタ値に対してマッピング処理を実行して、前記マッピング値を取得することと、を含み、
前記第2フィルタリング処理は、ダウンサンプリングフィルタリングまたはローパスフィルタリングである、
請求項1に記載の画像成分予測方法。
【請求項10】
前記マッピング値に基づいて、前記現在のブロックの前記予測待ち画像成分の予測値を決定することは、
前記マッピング値を前記現在のブロックの前記予測待ち画像成分の予測値として設定することを含む、
請求項1に記載の画像成分予測方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本願の実施例は、ビデオ符号化・復号化の技術分野に関し、特に、ビデオ画像成分予測方法および装置、コンピュータ記憶媒体に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
人々からのビデオ表示品質に対する要求の増加に伴い、高解像度および超高解像度ビデオなどの新しいビデオアプリケーションが出現した。このような高解像度、高品質のビデオ鑑賞アプリケーションの拡張が進むにつれて、ビデオ圧縮技術に対する要件も高まっている。H.265/高效率ビデオコーディング(HEVC:High Efficiency Video Coding)は、現在の最新の国際ビデオ圧縮規格であり、前世代のビデオコーディング規格H.264/アドバンスドビデオコーディング(AVC:Advanced Video Coding)より、約50%向上しているが、それでもビデオアプリケーション急速な開発ニーズを満たすことはできなく、特に、超高精細ビデオや仮想現実(VR:Virtual Reality)などの新しいビデオアプリケーションを満たすことはできない。
【0003】
多機能ビデオコーディング(VVC:Versatile Video Coding)の次世代ビデオ符号化規格で採用されているコーディングツールでは、線形モデルベースの予測方法が採用されており、色差成分の色差予測値は、線形モデルを介して再構成された輝度成分によって取得することができる。
【0004】
しかしながら、線形モデルを使用してビデオ成分を予測する時に、輝度隣接領域の画素値を使用してダウンサンプリング処理を実行した後、線形モデルを構築するために、ダウンサンプリングによって得られた参照サンプル点から最大値および最小値を見つける必要があり、隣接する参照ブロックの数が多いため、上記のような方式でモデルを構築する複雑さが高く、その結果、色差予測の効率が低くなり、それによってビデオの符号化・復号化効率に影響を与える。
【発明の概要】
【0005】
本願の実施例は、ビデオ成分予測の複雑さを軽減させ、予測効率を向上させることにより、ビデオの符号化・復号化効率を向上させることができる、ビデオ画像成分予測方法および装置、コンピュータ記憶媒体を提供する。
【0006】
本願の実施例の技術的解決策は以下のように実現することができる。
【0007】
本願の実施例はビデオ成分予測方法を提供し、前記方法は、
現在のブロックの第1画像成分の参照値セットを取得することと、
前記第1画像成分の参照値セットから複数の第1画像成分参照値を決定することと、
前記複数の第1画像成分参照値に対応する画素点のサンプル値に対して第1フィルタリング処理をそれぞれ実行して、複数のフィルタリング後の第1画像参照サンプル値を取得することと、
前記複数のフィルタリング後の第1画像参照サンプル値に対応する予測待ち画像成分参照値を決定することであって、前記予測待ち画像成分は、前記第1画像成分と異なる画像成分である、ことと、
前記複数のフィルタリング後の第1画像参照サンプル値および前記予測待ち画像成分参照値に基づいて、成分線形モデルのパラメータを決定することであって、前記成分線形モデルは、前記第1画像成分のサンプル値を前記予測待ち画像成分のサンプル値にマッピングする線形マッピング関係を表す、ことと、
前記成分線形モデルに基づいて、前記現在のブロックの前記第1画像成分の再構成値に対してマッピング処理を実行して、マッピング値を取得することと、
前記マッピング値に基づいて、前記現在のブロックの前記予測待ち画像成分の予測値を決定することと、を含む。
【0008】
本願の実施例はビデオ成分予測装置を提供し、前記装置は、
現在のブロックの第1画像成分の参照値セットを取得するように構成される取得部と、 前記第1画像成分の参照値セットから複数の第1画像成分参照値を決定するように構成される決定部と、
前記複数の第1画像成分参照値に対応する画素点のサンプル値に対して第1フィルタリング処理をそれぞれ実行して、複数のフィルタリング後の第1画像参照サンプル値を取得するように構成されるフィルタリング部と、
前記マッピング値に基づいて、前記現在のブロックの前記予測待ち画像成分の予測値を決定するように構成される予測部と、を備え、
前記決定部は、さらに、前記複数のフィルタリング後の第1画像参照サンプル値に対応する予測待ち画像成分参照値を決定し、前記予測待ち画像成分は、前記第1画像成分と異なる画像成分であり、前記複数のフィルタリング後の第1画像参照サンプル値および前記予測待ち画像成分参照値に基づいて、成分線形モデルのパラメータを決定するように構成され、前記成分線形モデルは、前記第1画像成分のサンプル値を前記予測待ち画像成分のサンプル値にマッピングする線形マッピング関係を表し、
前記フィルタリング部は、さらに、前記成分線形モデルに基づいて、前記現在のブロックの前記第1画像成分の再構成値に対してマッピング処理を実行して、マッピング値を取得するように構成される。
【0009】
本願の実施例はビデオ成分予測装置を提供し、前記装置は、
実行可能なビデオ成分予測命令を記憶するように構成されるメモリと、
前記メモリに記憶された実行可能なビデオ成分予測命令を実行するときに、本願の実施例によるビデオ成分予測方法を実現するように構成されるプロセッサと、を備える。
【0010】
本願の実施例は、実行可能なビデオ成分予測命令を含むコンピュータ可読記憶媒体を提供し、前記実行可能なビデオ成分予測命令は、プロセッサによって実行されるときに、本願の実施例によるビデオ成分予測方法を実現するように構成される。
(【0011】以降は省略されています)

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