TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025172094
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-20
出願番号
2025142581,2022540614
出願日
2025-08-28,2020-09-02
発明の名称
新規の多形およびその使用
出願人
プロサイプラ セラピューティクス, エルエルシー
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
A61K
33/34 20060101AFI20251113BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】新規の多形およびその使用を提供する。
【解決手段】1つの実施形態では、本出願は、中枢神経系(CNS)の疾患の処置のための選択的神経活性剤である化合物を開示する。1つの態様では、神経活性剤は、多形SPを含む組成物である。本発明は、Cu
II
-ジアセチル-ビス(N
4
-メチル-チオセミカルバゾン)(ジアセチル-ビス(N
4
-メチル-チオセミカルバゾナト)-Cu
II
、Cu
II
(atsm)、銅ATSM、およびCuATSMとも呼ばれ、後者の用語を本明細書中で使用する)の、特に金属を送達させると予防、緩和、または改善することができる症状の処置のための医薬品としての使用に関する。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
Cu
II
-ジアセチル-ビス(N
4
-メチル-チオセミカルバゾン)(CuATSM)とグルコン酸との混合物の治療有効量の安定な多形、および薬学的に許容され得る賦形剤または塩を含む、医薬組成物であって、前記多形が、7.5°、9°、11°、15.5°、27.5°、28.5°、および32°の2θ角からなる群から選択される少なくとも5つのXRPDスペクトルのピークを有する、医薬組成物。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
哺乳動物における症状を処置または予防するための、請求項1に記載の組成物であって、銅の送達が前記症状を予防するか、緩和するか、または改善する、組成物。
【請求項3】
前記症状が、アドリアマイシン誘発性心筋症;エイズ認知症およびHIV-1誘発性神経毒性;アルツハイマー病;急性間欠性ポルフィリン症;アルツハイマー病(AD);筋萎縮性側索硬化症(ALS);アテローム性動脈硬化症;白内障;脳虚血;脳性麻痺;脳腫瘍;化学療法誘発性臓器損傷;シスプラチン誘発性腎毒性;冠状動脈バイパス手術;クロイツフェルト・ヤコブ病および「狂牛」病に関連するその新規の変異型;糖尿病性ニューロパシー;ダウン症候群;溺水;癲癇および外傷後癲癇;フリードライヒ運動失調;前頭側頭型認知症;緑内障;糸球体症;ヘモクロマトーシス;血液透析;溶血;溶血性尿毒症症候群(ワイル病);レヴィ小体認知症、メンケス病;出血性脳卒中;ハラーフォルデン・シュパッツ病(Hallerboden-Spatz disease);心臓発作および再灌流傷害;ハンチントン病;レヴィ小体病;間欠性跛行;虚血性脳卒中;炎症性腸疾患;黄斑変性;マラリア;メタノール誘発性毒性;髄膜炎(無菌性および結核性);運動ニューロン疾患;多発性硬化症;多系統萎縮症;心筋虚血;新形成;パーキンソン病;周産期仮死;ピック病;進行性核上性麻痺(PSP);放射線療法誘発性臓器損傷;血管形成術後の再狭窄;網膜症;老人性認知症;統合失調症;敗血症;SCN2A関連癲癇性脳症;敗血症性ショック;海綿状脳症;クモ膜下出血/脳血管痙攣;硬膜下血腫;外科手術による外傷(神経外科が含まれる);サラセミア;一過性脳虚血発作(TIA);シヌクレイノパチー;移植;血管性認知症;ウイルス性髄膜炎;ウイルス性脳炎;ニューロパシー、腸性先端皮膚炎;レヴィ小体型認知症;タウオパチー;軽度認知障害(MCI);運動ニューロン疾患(MND)、およびプリオン病からなる群から選択される、請求項2に記載の組成物。
【請求項4】
前記症状が、アルツハイマー病(AD)、筋萎縮性側索硬化症(ALS)、メンケス病、多発性硬化症、ニューロパシー、運動ニューロン疾患(MND)、パーキンソン病、ハンチントン病、前頭側頭型認知症、腸性先端皮膚炎、レヴィ小体認知症、シヌクレイノパチー、タウオパチー、軽度認知障害(MCI)、進行性核上性麻痺(PSP)、およびプリオン病からなる群から選択される神経変性疾患である、請求項3に記載の組成物。。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
出願の背景
本発明は、Cu
II
-ジアセチル-ビス(N
4
-メチル-チオセミカルバゾン)(ジアセチル-ビス(N
4
-メチル-チオセミカルバゾナト)-Cu
II
、Cu
II
(atsm)、銅ATSM、およびCuATSMとも呼ばれ、後者の用語を本明細書中で使用する)の、特に金属を送達させると予防、緩和、または改善することができる症状の処置のための医薬品としての使用に関する。金属のレベルの異常(典型的には、低金属レベル)に原因するか、関連する臨床症状はいくつか存在する。このタイプの症状には、がんならびに酸化的損傷を特徴とするかまたは関連する症状、より具体的には神経変性症状または疾患(アルツハイマー病(AD)、パーキンソン病(PD)、ハンチントン病、低酸素症、およびプリオン病(PrD)など)が含まれる。
続きを表示(約 2,900 文字)
【背景技術】
【0002】
生物学的に利用可能な金属は、生物系の作用に大きな影響を及ぼす。金属が酵素系および生物系内のシグナル伝達機序で大きな役割を果たすことが公知である。例えば、Znは、アルツハイマー病のβ-アミロイド斑;筋萎縮性側索硬化症に関連する活性酸素種障害の媒介における(Cu、Zn)スーパーオキシドジムスターゼ酵素の影響;一酸化窒素(NO)の産生および感知のそれぞれにおけるヘム酵素であるNOシンターゼおよびグアニリルシクラーゼの関与、ならびに乳がんおよび卵巣がんの感受性遺伝子(例えば、BRCA1)中の「亜鉛フィンガー」モチーフの発見で重要な役割を果たす。さらに、異常なタンパク質がある特定の濃度の金属イオンの存在下でミスフォールディングする性質があることが実証されている。
【0003】
酸化ストレス(OS)を生じるいくつかの心血管症状が同定されている。OSに関連する他の症状には、がん、白内障、神経変性障害(アルツハイマー病など)、および心疾患が含まれる。OSが神経筋障害(筋萎縮性側索硬化症(ALS)、ミトコンドリア疾患/代謝性疾患、フリードライヒ運動失調症、パーキンソン病、およびレヴィ小体認知症が含まれる)において卓越した役割を果たすという証拠もある。これらの疾患の共通の特徴には、OSの結果としてのミスフォールディングしたタンパク質の沈着および実質的な細胞傷害が含まれる。データは、OSが、アミロイド形成性神経学的障害(アルツハイマー病(AD)、筋萎縮性側索硬化症(ALS)、プリオン病(クロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)が含まれる)、伝染性海綿状脳症(transmissible spongioform encephalopathies)(TSE)、白内障、ミトコンドリア障害、メンケス病、パーキンソン病(PD)、およびハンチントン病(HD)など)が含まれる広範な病状における身体的傷害の主因であることを示唆している。OSの影響はヒトの身体の任意の一部分に制限されず、OSの負の影響の例はほとんどすべての器官で認められる。例えば、ヒトの脳は、金属イオン濃度が高い器官であり、最近のエビデンスでは、金属ホメオスタシスの破壊が種々の加齢性神経変性疾患で重要な役割を果たすことを示唆している。
【0004】
OSに原因するかまたは関連する症状のための潜在的な治療薬としていくつかの治療剤が開発されている。しかしながら、ビタミンEおよびビタミンCなどの薬剤は、血液脳関門を通過しないため、中枢起源の神経変性疾患の処置のために有効に使用することができないので、無効であることが見出された。
【0005】
銅金属イオン欠損は、神経変性疾患(ALS、PD、およびレヴィ小体認知症など)に関連する症状として報告されている。銅欠損の結果の1つは、活性酸素種(ROS)の解毒を担う保護酵素への銅の負荷が不十分になり、したがって、正常な酵素機能を有効に発揮しないことである。例えば脳内でのかかる保護酵素への負荷が不十分になると、一般にOS(ADなどで認められる)が増加し、この増加はタンパク質酸化の増加(カルボニル化タンパク質増加など)に反映される。
【0006】
したがって、酸化的損傷に関与する疾患、特に中枢神経系の神経変性障害(PD、AD、およびALSなど)の処置に有効性の高い薬剤(CuATSMなど)が必要である。さらに、末梢組織、胃腸機能障害(便秘など)、および急性呼吸急迫症候群、ALS、アテローム硬化性心血管疾患、および多臓器機能障害に関与する症状の処置のための新規の薬剤が必要である。かかる新規の薬剤の商業的に実現可能な作製プロセスがさらに必要である。
【0007】
CuATSMは酸化的損傷に関与する疾患、特に中枢神経系の神経変性障害(PDおよびALSなど)に有効であることが示されているが、CuATSM自体は、水媒体に実質的に不溶である。したがって、水媒体への溶解性がより高く、および/またはさらに経口で利用可能な製剤で送達させることが可能な形態でCuATSMを提供する必要がある。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0008】
出願の概要
中枢神経系(CNS)の疾患の処置のための選択的神経活性剤である新規で有効な薬剤が依然として必要である。したがって、本発明の第1の目的は、CuATSM:グルコン酸の安定な多形を提供することである。本発明のさらなる目的は、安全で商業的に実現可能な安定な多形の調製プロセスを提供することである。
【0009】
したがって、Cu
II
-ジアセチル-ビス(N
4
-メチル-チオセミカルバゾン)(CuATSM)およびグルコン酸の安定な多形であって、7.5°、9°、および11°の2θ角にピークを含む粉末X線回折(「XRPD」)スペクトルを有する、安定な多形を本明細書中に記載する。いくつかの実施形態では、XRPDスペクトルは、15.5°、27.5°、28.5°、および32°にさらなるピークを含む。多形は、典型的には、およそ7.5°、9°、11°、15.5°、27.5°、28.5°、および32°の2θ角からなる群から選択される少なくとも5つのXPRDスペクトルのピークを有する。あるいは、多形は、およそ7.5°、9°、11°、15.5°、27.5°、28.5°、および32°の2θ角からなる群から選択される少なくとも6つのXPRDスペクトルのピークを有する。多形は、およそ7.5°、9°、11°、15.5°、27.5°、28.5°、および32°の2θ角XPRDスペクトルのピークを有し得る。
【0010】
哺乳動物における症状を処置または予防する方法であって、銅の送達が前記症状を予防するか、緩和するか、または改善し、哺乳動物に、CuATSMおよびグルコン酸の安定な多形を含む治療有効量の組成物であって、前述の組成物が、2θ角7.5°、9°、および11°にピークを含むXRPDスペクトルを有する、組成物;および薬学的に許容され得る賦形剤を投与する工程を含む、方法を本明細書中にさらに記載する。組成物は、およそ7.5°、9°、11°、15.5°、27.5°、28.5°、および32°の2θ角からなる群から選択される少なくとも5つのXPRDスペクトルのピークを有する多形を含み得る。あるいは、組成物は、およそ7.5°、9°、11°、15.5°、27.5°、28.5°、および32°の2θ角からなる群から選択される少なくとも6つのXPRDスペクトルのピークを有する多形を含み得る。組成物は、およそ7.5°、9°、11°、15.5°、27.5°、28.5°、および32°の2θ角のXPRDスペクトルのピークを有する多形を含み得る。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
個人
貼付剤
27日前
個人
簡易担架
9日前
個人
健康器具
9か月前
個人
歯茎みが品
10か月前
個人
短下肢装具
4か月前
個人
腋臭防止剤
9日前
個人
足踏み器具
16日前
個人
鼾防止用具
9か月前
個人
前腕誘導装置
4か月前
個人
排尿補助器具
1か月前
個人
洗井間専家。
8か月前
個人
脈波測定方法
9か月前
個人
脈波測定方法
9か月前
個人
白内障治療法
8か月前
個人
導電香
9か月前
個人
嚥下鍛錬装置
4か月前
個人
マッサージ機
9か月前
個人
汚れ防止シート
1か月前
個人
ホバーアイロン
7か月前
個人
ウォート指圧法
1か月前
個人
胸骨圧迫補助具
2か月前
個人
腰ベルト
1か月前
個人
アイマスク装置
2か月前
個人
バッグ式オムツ
5か月前
個人
矯正椅子
5か月前
個人
歯の修復用材料
5か月前
個人
歯の保護用シール
5か月前
個人
シャンプー
7か月前
個人
美容セット
18日前
三生医薬株式会社
錠剤
8か月前
個人
排尿排便補助器具
11日前
個人
口内洗浄具
9か月前
個人
湿布連続貼り機。
3か月前
個人
陣痛緩和具
4か月前
個人
哺乳瓶冷まし容器
4か月前
個人
車椅子持ち上げ器
8か月前
続きを見る
他の特許を見る